外壁塗装は住宅や店舗の美観を保つだけでなく、建物の寿命を延ばすためにも欠かせない工事です。しかし、数十万円単位の出費は大きな負担です。
越谷市では、令和7年度に「住宅・店舗改修促進補助金」を実施しており、外壁塗装を含む改修工事費用の20%(上限10万円)が補助されます。
本記事では制度の概要や申請条件、必要書類から交付までの流れを詳しく解説します。さらに、補助金以外で費用を抑える方法や越谷市の費用相場、悪質業者の見分け方も紹介します。予算を賢く使い、安心して外壁塗装を行うための情報をまとめました。

監修者:山下 昭一
保有資格:一級建築士
早稲田大学理工学部を卒業後、大手設計事務所で腕を磨き独立。 その後、山下建築設計事務所として上場企業など大手企業の設計を担当。

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越谷市の外壁塗装に利用できる補助金制度【令和7年度版】

越谷市では、令和7年度に外壁塗装を含む住宅や店舗の改修工事を対象とした「住宅・店舗改修促進補助金」を実施しています。ただし、令和7年度第1期は終了しました。第2期は11月に募集開始予定です。
これは、市内の住環境や商業環境を維持・向上させることを目的としており、条件を満たせば工事費用の一部を補助として受けられます。
以下では、この制度の概要から対象条件まで詳しく解説します。
越谷市公式サイト:https://www.city.koshigaya.saitama.jp/kurashi_shisei/kurashi/sumai/sien/kaisyusokusin2025-1.html
越谷市住宅・店舗改修促進補助金の概要
越谷市住宅・店舗改修促進補助金は市内の住宅や店舗の価値を高め、長期的に快適に利用できるよう支援する制度です。補助対象となるのは市内にある住宅や店舗で、市内業者が施工する20万円以上(税抜)の改修工事です。外壁塗装も対象工事のひとつに含まれています。
補助の目的は、以下のように幅広い点に及びます。
- 建物の長寿命化
- エネルギー効率の向上
- 日常生活の支障改善
- 危険箇所の解消
- 店舗の魅力向上
申請は着工前に行い、交付決定後に工事を開始する必要があります。予算に限りがあるため、受付期間内でも申込多数の場合は抽選になる点にも注意が必要です。
支給額と上限額の詳細
補助金額は対象工事費用の20%で、上限は10万円です。計算の際は1,000円未満を切り捨てて算出されます。
例えば、工事費が60万円の場合は12万円が20%相当額ですが、上限設定により実際の補助額は10万円になります。工事費が30万円の場合は、補助額は6万円となります。この仕組みにより、比較的小規模な工事から大規模な改修まで幅広く対応可能です。
制度の狙いは市民の負担を軽減しつつ、地域内での工事発注を促進することにあります。こうした条件を理解しておくことで、資金計画を立てやすくなります。
対象となる改修工事の条件
補助対象となる改修工事には、いくつかの要件があります。
まず、施工業者は市内に本社または事業所を有する法人、もしくは市内に住所を有する個人事業主である必要があります。さらに、工事内容が建物の機能向上や安全性確保などの目的に合致していることが求められます。
- 市内の法人/個人
- 工事費が税抜20万円以上
- 建物の機能向上や安全性の確保
外壁塗装や屋根塗装、防水工事、バリアフリー改修、省エネ改修などが該当します。単なる修繕ではなく、長期的な使用価値の向上につながる工事であることが重要なポイントです。
補助対象となる住宅・店舗の要件
補助を受けられるのは越谷市内に住所を有し、自らが所有し居住する住宅、または市内で営業する店舗を所有・賃借する中小企業者や個人事業主です。店舗の場合、一部業種は対象外となる場合があります。
また、申請者が市税を滞納していないことや、過去5年以内に同じ補助金の交付を受けていないことも条件です。住宅の場合、持ち家であることに加え、実際に居住していることが必要です。
- 越谷市内に住居がある(店舗がある)
- 市税を滞納していない
- 過去5年以内に同じ補助金の交付を受けていない
こうした条件を満たすことで、申請の審査がスムーズに進みます。
申請から受け取りまでの手順と注意事項

越谷市の住宅・店舗改修促進補助金は、着工前の申請が必須で、交付決定後に工事を開始する流れになっています。申請から受け取りまでには複数のステップがあり、期限や書類の不備によっては不交付になる可能性があります。
正確な手順と注意点を押さえて、スムーズに補助金を受け取れるように準備を進めましょう。
提出が必要な書類の一覧
外壁塗装の助成金を申請する際には、いくつかの書類を揃える必要があります。どのような資料が必要なのかを事前に把握しておくと、審査もスムーズに進みます。主な書類は以下の通りです。
- 申請書
市の公式ホームページまたは市役所で配布されている専用の様式を使用します。 - 見積書
工事内容や見積額を明記したものを準備します。 - 施工業者の証明書類
施工業者の所在地や代表者名を確認できる書類として、登記事項証明書や営業許可証などを添付します。 - 住宅の場合の追加書類
登記簿謄本や固定資産税納税証明書など、所有と居住を確認できる資料が必要です。 - 店舗の場合の追加書類
営業許可証や賃貸借契約書の写しなど、営業実態を証明できる資料を提出します。 - 工事前の現況写真
施工前の建物の状態を示す写真も必須です。
これらの書類を正しく揃えることで、提出後の確認や審査が円滑に進み、申請の不備による差し戻しも防げます。
申請から交付決定・入金までの流れ
全体の流れは、申請→審査→交付決定→工事→実績報告→入金という順序で進みます。
申請は受付期間内に市役所へ直接提出してください。受付終了後、市による内容審査が行われ、予算の範囲内で交付対象が決定されます。申込多数の場合は抽選が行われ、結果は交付決定通知書で申請者に送付されます。
交付決定通知書を受け取ってから工事を着工し、完了後は実績報告書を提出してください。この報告書には工事後の写真や請求書、領収書などを添付します。市が報告内容を確認し、問題がなければ補助金が指定口座へ振り込まれるという流れです。
特に、交付決定前に着工してしまうと補助対象外となるため、開始時期には十分注意しましょう。
補助金以外で外壁塗装費用を節約する方法

補助金を活用できない場合や、補助金額だけでは費用をまかなえない場合でも、工夫次第で外壁塗装の出費を抑える方法があります。施工の計画段階から資金計画を見直すことで、長期的にみてもお得に工事を進められます。
以下では、火災保険の活用や中間マージン削減、塗料選び、ローン活用といった具体的な節約方法を紹介します。
火災保険が活用できるケース
外壁塗装は基本的に保険の対象外ですが、自然災害による損害が原因の場合は火災保険が利用できるケースがあります。
台風や雹、強風によって外壁や屋根に損傷が生じた場合、修理費用の一部を保険で賄える可能性があります。そのためには、まず損害の発生原因を特定し、被害箇所の写真や日付を記録することが重要です。
申請時には被害状況報告書と施工業者による見積書が必要になるため、早い段階で業者と保険会社に相談することが効果的です。なお、経年劣化や自己都合による工事は対象外となるため、事前確認を怠らないことが肝心です。
中間マージンを減らす工夫
外壁塗装の費用には、実際の工事代金以外に中間業者への手数料が含まれている場合があります。この中間マージンを減らすには、元請けを通さず直接施工業者に依頼する方法が有効です。
地域密着型の塗装店や職人に直接相談すれば、仲介手数料がかからず、同じ予算でより高品質な塗料や工法を選べることもあります。
また、複数の業者から見積もりを取って工事内容と価格を比較することで、適正価格を把握しやすくなります。特に訪問営業ではなく、自ら探した実績ある業者に依頼することがコスト削減と品質確保の両面で有効です。
長持ちする塗料の選び方
耐久性に優れた塗料を選ぶことは、長期的なコスト削減につながります。
例えば、フッ素塗料や無機塗料は初期費用が高めですが、耐用年数が15〜20年と長く、塗り替え回数を減らせます。一方、アクリル塗料やウレタン塗料は価格は安いものの耐用年数が短く、将来的な再塗装費用がかさむ可能性があります。
気候条件や建物の状態によって最適な塗料は異なるため、業者に複数種類の塗料で見積もりを依頼し、総合的に判断することが大切です。塗料の性能や保証期間、施工実績を事前に確認しておくと失敗が減ります。
リフォームローンの上手な利用法
外壁塗装の支払いを一括で行うのが難しい場合は、リフォームローンを活用する方法があります。ローンを利用することで高耐久塗料や追加工事を無理なく選択でき、結果的にメンテナンス頻度を減らせる可能性があります。
金融機関やメーカー提携ローンには金利や返済条件に違いがあるため、事前に複数社の条件を比較することが重要です。
また、ボーナス併用払いや繰上返済を組み合わせることで利息負担を軽減できます。補助金と併用できる場合もあるため、資金計画を立てる際には必ず確認しておきましょう。
越谷市の外壁塗装費用相場とその内訳

越谷市の外壁塗装の費用相場は、60万円から100万円ほどです。全国的な相場と大きくは変わりませんが、地域の施工業者や使用する塗料の種類によって金額が変動します。費用の目安を把握しておくことで、見積もり内容の妥当性を判断しやすくなります。
以下では、越谷市における一般的な価格帯と、費用がどのように構成されているのかを詳しく説明します。
一般的な価格帯
越谷市で延べ床面積30坪(およそ100㎡)程度の住宅を外壁塗装する場合、一般的な費用相場は60万円から100万円前後です。塗料の種類によって価格差があり、シリコン塗料では70万円前後、フッ素塗料では90万円以上になることもあります。無機塗料を選んだ場合はさらに高額になり、100万円を超えるケースも少なくありません。
また、足場の設置費用や高圧洗浄費用、下地補修費用なども含まれるため、単純に塗料代だけで比較しないことが重要です。複数の業者に見積もりを依頼し、価格と内容を照らし合わせて選択するのが失敗を防ぐ近道です。
費用の項目別内訳
外壁塗装の費用は、大きく分けて以下に分類されます。
- 足場設置
- 洗浄・下地処理
- 塗料費
- 塗装作業費
- その他付帯工事費
足場設置費用は20万円前後が相場で、安全かつ効率的な作業に不可欠です。高圧洗浄やひび割れ補修などの下地処理は5万円前後かかります。
塗料費は選択する塗料の種類やグレードによって変動し、シリコン塗料で15〜25万円、フッ素塗料で25〜35万円程度が一般的です。塗装作業費は職人の人件費として20〜30万円程度が必要になります。
さらに、雨樋や破風板の塗装、ベランダ防水などの付帯工事を追加すると、全体の費用が10万円以上増えることもあります。総額は複数の要素が組み合わさって決まるため、内訳を明確に確認することが大切です。
悪質業者に引っかからないための注意点

悪質業者に引っかからないためには、「過剰な値引きや突然の訪問営業に安易に応じず、会社情報や口コミ・許可証を必ず確認すること」 が最も有効な対策です。外壁塗装の契約では、巧妙な営業トークや不透明な見積もりによって消費者が不利益を被る事例が少なくありません。越谷市でも、訪問販売業者や一部の悪質なリフォーム会社によるトラブルが報告されています。
被害を未然に防ぐためには、契約前の情報収集と冷静な判断が不可欠です。以下では、特に注意すべき3つのパターンとその対策を解説します。
「期間限定割引」で過剰値引きをするケース
悪質業者の中には「今日だけの特別価格」「今すぐ契約すれば半額」といった大幅値引きを提示して契約を急がせる手口があります。
このような値引きは一見お得に感じられますが、元の見積もりを不自然に高く設定している場合が多く、実際には相場より高額な契約になるケースもあります。過剰な値引きの提案を受けた場合は、その場で契約せず、複数の業者から見積もりを取り比較しましょう。
また、価格だけでなく塗料の種類や工程、保証内容まで確認することで、不当な契約を避けられます。
訪問セールスのリスク
突然の訪問営業による契約は、後悔につながるケースが多く見られます。「近所で工事していたら屋根が剥がれているのが見えた」などと不安をあおり、その場で契約を迫る業者には特に注意が必要です。こうした業者は点検結果を誇張したり、必要のない工事をすすめる場合があります。
訪問営業を受けた際は必ず第三者に相談し、事実確認を行ってから判断しましょう。契約後でもクーリングオフ制度を使える場合があるため、消費生活センターなどの公的機関にも相談先を確保しておくと安心です。
会社情報や口コミ・許可証の確認方法
業者選びでは、会社の所在地や連絡先、代表者名などの基本情報が明確であることが重要です。公式ホームページや会社案内で情報を確認し、建設業許可証や塗装関連の資格を持っているかをチェックしましょう。
また、過去の施工事例や利用者の口コミも参考になります。実際の口コミは、Googleマップや住宅リフォーム関連の口コミサイトなど、第三者が運営する媒体で確認するのがおすすめです。
所在地が不明確、口コミが不自然に高評価ばかりという場合は警戒が必要です。こうした確認を怠らなければ、信頼性の低い業者との契約を避けられます。
越谷市の外壁塗装は「エースペイント」がおすすめ!

エースペイントは、施工後の安心まで見据えたアフターサービスが充実した塗装・リフォーム会社です。
施工後も年に一度、ドローンを使った無料の高精度点検を実施しており、大切なお住まいを長く守る体制を整えています。
また、足場工事も自社対応にこだわることで、無駄な中間コストを省き、価格と品質のバランスに優れた塗装工事を実現しています。
安心・信頼・適正価格を重視する方におすすめの一社です。
- 塗装もリフォームも一括対応
- 納得の価格とクオリティ
- 無料点検付きの安心サポート
特徴①:内装・水回りまでまとめておまかせ
エースペイントでは、外壁塗装に加え、内装やキッチン・浴室などの水回りリフォームにも対応しています。
外まわりと内装を一度にまとめて工事できるため、工期の短縮やトータルコストの削減にもつながります。
「住まい全体をきれいにしたい」という方にとって、頼れるパートナーです。
特徴②:自社足場施工で納得の価格と品質
足場の組み立てを外注せず、自社職人が一貫して対応しているため、無駄な中間コストがかかりません。
その分、適正価格で高品質な塗装工事を提供しており、「価格と仕上がり、どちらも妥協したくない」という方におすすめです。
特徴③:年1回の無料アフターフォローで安心
施工後も、年に1回ドローンによる無料点検を実施。台風や強風のあとでも、外壁や屋根の異常を早期に発見できます。
地元密着ならではの迅速な対応力と手厚いフォロー体制で、「塗ったあとも安心できる」と多くのご家庭から信頼されています。
施工事例
屋根/外壁塗装:埼玉県越谷市


外壁塗装:埼玉県越谷市


屋根/外壁塗装:埼玉県北葛飾郡


屋根カバー工事/外壁塗装:埼玉県越谷市


まとめ
越谷市では、令和7年度に外壁塗装を含む住宅や店舗の改修工事を対象とした「住宅・店舗改修促進補助金」が実施されています。対象工事費の20%(上限10万円)が補助されるため、条件を満たす方にとっては費用負担を軽減できる大きなチャンスです。申請は着工前に行い、交付決定後に工事を開始する必要があるため、スケジュール管理が重要になります。
補助金だけでなく、火災保険や中間マージン削減、長持ちする塗料の選定、リフォームローンの活用といった費用削減策も合わせて検討すると、総支出をさらに抑えられます。また、悪質業者による過剰値引きや訪問セールスといったトラブルを避けるためには、複数見積もりの取得や会社情報・口コミ・許可証の確認を怠らないことが大切です。
適切な制度利用と信頼できる業者選びを組み合わせることで、安心して高品質な外壁塗装を実現できます。早めに情報収集を行い、資金計画と施工計画をしっかり立てて、満足度の高い工事につなげましょう。