「松山市で外壁塗装に助成金は使える?」という方に向けた記事です。
松山市には「わが家のリフォーム応援事業」があり、条件を満たせば最大80万円の補助が受けられます。
事前申請が必要で、応募多数の場合は抽選となるため、準備が遅れると利用できない場合があります。
本記事では制度の内容や条件・申請方法・注意点をわかりやすく解説しているため、外壁塗装を検討中の方は事前に確認しておきましょう。
※本記事は2026年3月時点の情報をもとに作成しています。2026年度(令和8年度)の募集内容は例年4月以降に松山市より発表されます。最新情報は必ず松山市公式ホームページ「わが家のリフォーム応援事業」でご確認ください。
松山市で外壁塗装に使える助成金は「わが家のリフォーム応援事業」
松山市で外壁塗装に活用できる助成金は、「わが家のリフォーム応援事業」の1本です。
外壁・屋根塗装を含む一般的なリフォーム工事全般が対象となるため、外壁塗装を検討している方にとって最も身近な制度といえます。
この制度は、安心・安全で長く暮らし続けられる住まいづくりを応援することを目的として、松山市が毎年実施しています。
市の補助制度を活用すれば自己負担を抑えて外壁メンテナンスが可能ですが、内容は毎年度更新されるため申請前に最新情報の確認が必要です。
「わが家のリフォーム応援事業」の対象者・条件
この制度を利用するには、申請者・住宅・業者のすべての条件を満たす必要があります。1つでも外れると対象外になるため、事前にしっかり確認しておきましょう。
対象となる人の条件
以下の条件をすべて満たしている方が申請できます。
【対象となる人】
- リフォーム工事を行う住宅を所有する登記名義人であること
- その住宅に実際に住んでいること(実績報告までに居住する方・単身赴任者を含む)
- 市内に営業所等を有するリフォーム業者と工事請負契約を締結できること
- 松山市税を滞納していないこと
【対象とならない人】
- 令和2年度以降にすでに「わが家のリフォーム応援事業」の補助金を受けたことがある方
- 暴力団員に該当する方
過去に同制度を利用した住宅は対象外になる点に注意が必要です。
「前回使ったからまた使える」というわけではありません。
対象となる住宅の条件
工事を行う住宅にも条件があります。
以下のいずれかに該当する松山市内の住宅が対象です。
- 昭和56年6月1日以降に着工され、築10年以上経過した住宅
- 昭和56年5月31日以前に着工の場合は、耐震性を証明できる住宅
賃貸住宅は対象外で、申請者が所有・居住する住宅に限られます。
築年数の確認は登記事項証明書で行えます。
対象となる業者の条件
どの業者に依頼するかも、補助金を受けられるかどうかに直結します。
松山市内に住所または営業所を有するリフォーム業者でなければ、補助金の対象になりません。
県外の業者や市外の業者に依頼した場合は補助対象外になる可能性があるため、見積もりを依頼する前に業者の所在地を必ず確認しましょう。
「市内業者かどうか」は申請受付後に松山市が確認を行い、不明な場合は書類の追加提出を求められることもあります。
もらえる補助金額はいくら?計算方法をわかりやすく解説
補助金額は「基本補助額+加算額」で決まります。
条件次第で最大80万円まで受け取れる可能性があるため、自分がどの区分に当たるかを事前に確認しておきましょう。
基本補助額(工事費×10%・上限20万円)
基本となる補助額は、対象工事費(税抜)の10%・上限20万円です。
工事費が50万円(税抜)以上であることが前提条件となります。
| 工事費(税抜) | 補助金額(基本) |
|---|---|
| 50万円 | 5万円 |
| 100万円 | 10万円 |
| 150万円 | 15万円 |
| 200万円以上 | 20万円(上限) |
なお、補助金額が対象工事費の2分の1を上回る場合は、工事費の2分の1が補助金額の上限となります。
加算制度で最大80万円まで増額できる
特定の条件を満たすと、基本補助額に加えてさらに各30万円が加算されます。
2025年度(令和7年度)時点での加算条件は以下の2つです。
| 加算区分 | 条件 | 加算額 |
|---|---|---|
| 空き家バンク加算 | 空き家バンクに登録された中古住宅を令和6年4月1日以降に購入した方 | 30万円 |
| 省エネ化加算 | 建築物省エネ法の省エネ基準(BELS評価レベル4以上)に適合する工事を行う方 | 30万円 |
両方の加算条件を満たす場合は、基本20万円+加算30万円×2で最大80万円の補助が受けられます。
さらに、加算対象者は抽選なしで本申請に進めるという大きなメリットもあります。
※加算条件の内容は年度によって変更されることがあります。2026年度の詳細は松山市公式ホームページでご確認ください。
補助金額のシミュレーション例
具体的な金額イメージをつかむために、いくつかのケースで試算してみましょう。
| ケース | 工事費(税抜) | 加算条件 | 補助金額 |
|---|---|---|---|
| 一般の外壁塗装のみ | 150万円 | なし | 15万円 |
| 一般の外壁塗装のみ | 250万円 | なし | 20万円(上限) |
| 空き家バンク物件の外壁塗装 | 150万円 | 空き家バンク加算 | 45万円(15万+30万) |
| 省エネ工事を含む外壁塗装 | 200万円 | 省エネ化加算 | 50万円(20万+30万) |
| 空き家バンク+省エネ工事 | 200万円 | 両方 | 80万円(20万+30万+30万) |
2026年度の申請スケジュール(見込み)
2026年度(令和8年度)の「わが家のリフォーム応援事業」は、2026年4月以降に松山市より正式発表される見込みです。
過去の実績から、例年以下のスケジュールで進んでいます。
| ステップ | 例年の時期(目安) |
|---|---|
| 制度の概要発表・業者向け説明会 | 4月上旬〜中旬 |
| 第1期 事前申請受付 | 5月上旬〜中旬 |
| 第1期 本申請受付 | 6月〜7月 |
| 第2期 事前申請受付 | 7月下旬〜8月上旬 |
| 第2期 本申請受付 | 8月〜10月 |
募集枠には上限があり、申請が集中すると抽選となり、2025年度(令和7年度)第2期も枠超過で抽選が実施されました。
「来年度こそ申請したい」と考えている方は、4月の発表を見逃さないよう今から松山市の公式サイトをブックマークしておくことをおすすめします。
最新スケジュールは松山市公式ホームページ「わが家のリフォーム応援事業」で随時更新されます。
事前申請と本申請の違い
この制度は、「事前申請」→「本申請」の2段階で進みます。
事前申請を行わないと本申請に進めないため、順番を間違えないよう注意してください。
- 事前申請:工事前に補助金の交付を申し込むステップ。見積書などを添付して提出します。オンライン申請も可能です
- 本申請:事前申請が通った後に行う正式な申請。住民票・完納証明書・登記事項証明書・施工前写真などが必要です
- 実績報告:工事完了後に施工写真などを添付して提出。確認後に補助金が振り込まれます
抽選になった場合はどうなる?
事前申請の合計補助金額が募集枠を超えた場合、公開抽選が実施されます。
抽選結果は郵送で全申請者に通知され、当選者は本申請へ進みます。
落選した場合は「補欠」として登録され、本申請後に予算の残額があれば補欠番号順に案内される仕組みです。
抽選になると確実に補助金を受け取れる保証はないため、できるだけ第1期に申請するか、次に紹介する抽選免除の条件を活用することが有効です。
抽選を免除できる条件とは
空き家バンク加算・省エネ化加算のいずれかの条件を満たしている場合、抽選なしで本申請に進むことができます。
補助金額が増えるうえに抽選リスクもなくなるため、条件に該当する方は積極的に活用すべき制度です。
ただし、条件を満たすために空き家バンク物件の購入や省エネ認証(BELS)の取得が必要になる場合もあるため、追加コストとのバランスを業者と相談しながら判断しましょう。
申請に必要な書類一覧
申請書類の不備は、補助金を受けられなくなる最大の原因のひとつです。
事前申請・本申請・実績報告のそれぞれで提出書類が異なるため、段階ごとに確認しておきましょう。
事前申請時の必要書類
- 補助金交付事前申請書
- 工事見積書(写し)
- 委任状(業者が代理申請する場合)
本申請時の必要書類
- 住民票の写し
- 松山市税の完納証明書【コピー不可・原本】
- 登記事項証明書(建物)【コピー不可・原本】
- 工事請負契約書または請書の写し(発注書と受注書のワンセット)
- 施工前の写真
- 現地位置図
完納証明書と登記事項証明書はコピー不可の原本提出が必要です。
それぞれ市役所(完納証明書)と法務局(登記事項証明書)で取得する必要があるため、早めに準備を進めておきましょう。
詳細な書類一覧と記入例は松山市公式ホームページ「申請の手引き」(PDF)で確認できます。
ステップ別!申請の流れをわかりやすく解説
補助金申請の全体の流れをステップ形式で整理しました。
工事前の申請が必須で、着工後は認められないため必ず順番を守りましょう。
例年4月に発表されます。
補助金額・対象条件・スケジュールを把握しておきましょう。
3社以上の相見積もりを推奨。
業者が市内所在かどうかも確認してください。
見積書を添付して事前申請書を提出。
オンライン申請も可能です。
当選・通過した場合のみ本申請へ進みます。
住民票・完納証明書・登記事項証明書などを提出します。
施工前・施工中・施工後の写真を必ず撮影しておきましょう。
施工写真などを添付して提出。
松山市の現地確認後に補助金が振り込まれます。
申請でよくある失敗・注意点
せっかく条件を満たしていても、ちょっとしたミスで補助金を受け取れなくなるケースがあります。
よくある失敗パターンを事前に把握して、申請の取り逃しを防ぎましょう。
| 失敗パターン | 対策 |
|---|---|
| 工事を先に始めてしまった | 事前申請→本申請→工事の順番を必ず守る |
| 事前申請の受付期間を見逃した | 4月から市の公式サイトをこまめにチェックする |
| 完納証明書・登記事項証明書のコピーを提出した | どちらも原本必須。早めに取得しておく |
| 市外の業者に依頼してしまった | 見積もり依頼前に業者の所在地を確認する |
| 施工前の写真を撮っていなかった | 工事前に必ず写真撮影を業者に依頼しておく |
| 過去に同制度を利用した住宅で再申請しようとした | 令和2年度以降の利用履歴を事前に確認する |
他の補助金制度との併用はできる?
補助金を複数組み合わせることで、さらに自己負担を減らせる可能性があります。
ただし、併用できるかどうかは「同じ箇所の工事かどうか」によって異なります。
松山市の制度同士は原則NG
同じ工事箇所に対して、松山市の補助金を複数同時に利用することは原則できません。
重複申請が判明した場合、片方または両方の交付が取り消されるため注意が必要です。
国・県の制度との併用は条件次第でOK
国や愛媛県が実施している制度との併用は、工事箇所が重複しなければ認められる場合があります。
【併用が認められる例】
- 国の「先進的窓リノベ事業」で窓を交換+松山市の制度で外壁塗装 → 箇所が異なるため併用可能な場合あり
- 「住宅省エネキャンペーン」の対象工事+外壁塗装 → 業者や工事内容によって要確認
どの組み合わせが最も効果的かは、工事内容・金額・条件によって異なります。
補助金に詳しい市内の業者に相談しながら、最適な組み合わせを検討しましょう。
まとめ|2026年の松山市外壁塗装助成金を賢く活用しよう
この記事でお伝えした内容を最後に整理しておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | わが家のリフォーム応援事業 |
| 補助金額(基本) | 工事費(税抜)×10%・上限20万円 |
| 最大補助額 | 80万円(加算条件を両方満たす場合) |
| 対象工事費 | 50万円(税抜)以上 |
| 申請の流れ | 事前申請→本申請→工事→実績報告 |
| 申請時期(目安) | 第1期:5月/第2期:7〜8月(例年) |
| 公式情報 | 松山市公式ホームページ |
外壁塗装は高額な工事だからこそ、活用できる制度を最大限使い、自己負担を抑えることが重要です。
2026年度(令和8年度)の募集内容は例年4月以降に発表されます。
「今年こそ申請したい」と思っている方は、今から松山市の公式サイトをブックマークし、発表を見逃さないよう準備しておきましょう。
申請書類の準備や業者選びに不安がある方は、補助金申請をサポートしてくれる市内の塗装業者に相談するのもひとつの手です。
