八千代市には、外壁塗装だけを対象にした助成金はありません。
ただし、市の耐震改修と同時に行うリフォームや、空家バンクで購入した住宅のリフォームでは、外壁塗装の費用も補助の対象になる場合があります。
耐震改修とあわせる場合の補助は費用の3分の1(上限30万円)で、令和8年度の申請受付は10月30日までです。

築30年の家の外壁を塗り替えたい。八千代市の補助金って、塗装にも使えるのかな?
この記事では、一級建築士の監修のもと、外壁塗装に関わる八千代市と国の補助制度を公式情報で整理します。
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- 八千代市で外壁塗装の費用が補助の対象になる2つのケース
- 耐震改修とあわせたリフォーム補助の対象住宅・補助額・申請の期限
- 窓や外壁の断熱改修に使える八千代市と国の補助制度
- 補助金を申請するときに制度をまたいで確認したい注意点と費用の目安
監修者:山下 昭一


保有資格:一級建築士
早稲田大学理工学部建築学科を卒業後、設計事務所での勤務を経て独立。現在は株式会社山下建築設計事務所の代表を務める。同事務所は東京都知事登録第63906号の一級建築士事務所。
公式サイト:株式会社山下建築設計事務所 会社概要
※本記事の制度情報は、2026年10月2日に八千代市・国の公式サイトで確認した内容です。受付状況や補助額は変わることがあるため、申請の前に担当窓口または公式サイトで最新の情報をお確かめください。
【結論】八千代市に外壁塗装だけで使える助成金はない|耐震改修や空家リフォームとあわせる場合は外壁塗装も補助対象


八千代市で、外壁塗装だけの工事に使える助成金はありません。外壁塗装の費用が補助の計算に入るのは、市の耐震改修と同時に行うリフォーム(木造住宅リフォーム費補助)と、空家バンクで購入した住宅のリフォーム(空家リフォーム費補助)の2つの場合です。
どちらの制度も、市が公表している対象工事の例に外壁の塗装工事が含まれています。
窓や外壁の断熱改修には、市の窓の補助と国の補助もあります。
外壁工事とあわせて確認したい6つの制度を、一覧にまとめました。
| 制度名 | 主な対象工事 | 補助率・上限額 | 令和8年度の申請期限 | 外壁塗装だけで使えるか | 問い合わせ窓口 |
|---|---|---|---|---|---|
| 木造住宅リフォーム費補助(八千代市) | 耐震改修と同時に行う外壁・屋根の塗装、内装、設備などのリフォーム | 費用の3分の1 上限30万円 | 10月30日 (先着順・予算に達し次第終了) | × (耐震改修と同時なら外壁塗装も対象) | 建築指導課 047-421-6774 |
| 木造住宅耐震改修費補助(八千代市) | 耐震改修工事 | 工事費の5分の4 上限100万円 | 10月30日 (先着順・予算に達し次第終了) | × | 建築指導課 047-421-6774 |
| 空家リフォーム費補助(八千代市) | 空家バンクで購入した住宅のリフォーム(外壁の塗装を含む) | 費用の3分の1 上限30万円 (8地区は50万円・世帯により加算) | 12月18日 (先着2件) | × (空家バンクでの購入が条件) | 建築指導課 047-421-6773 |
| 住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金(八千代市・窓の断熱改修) | 窓の断熱改修 | 費用の4分の1 上限8万円 | 令和9年 1月29日 (着工の14日前までに申請) | × | 環境政策課 ゼロカーボンシティ推進室 047-421-6767 |
| みらいエコ住宅2026事業(国) | 窓と外壁・屋根などの断熱改修 | 上限40万〜 100万円 | 交付申請 12月31日 (予算上限まで) | × | 登録事業者が申請を代行 |
| 先進的窓リノベ2026事業(国) | 窓・ガラス・ドアの断熱改修 | 1戸あたり 上限100万円 | 交付申請 12月31日 (予算上限まで) | × | 登録事業者が申請を代行 |
一覧のうち、外壁塗装の費用を補助の対象に含められるのは、木造住宅リフォーム費補助と空家リフォーム費補助の2つです。
どちらも、外壁塗装だけを単独で申し込むことはできません。
耐震改修とあわせた外壁塗装に使える「八千代市木造住宅リフォーム費補助」|工事費の3分の1・上限30万円


この補助は、市の耐震改修費補助を使って耐震改修をする木造住宅で、あわせて行うリフォームの費用の3分の1(上限30万円)を八千代市が負担する制度です。外壁と屋根の塗装工事は、市が公表している対象工事の例に含まれています。
公式ページと交付要綱の内容を、項目ごとに整理しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象の 住宅 | 平成12年5月31日以前に着工した、木造2階建て以下の一戸建て(市の耐震改修費補助を使って耐震改修をする住宅) |
| 対象者 | 八千代市の住民基本台帳に記録されている住宅の所有者で、自ら住むか3親等以内の親族が住む住宅をリフォームする人 |
| 補助額 | リフォーム費用の3分の1 (上限30万円・千円未満切り捨て) |
| 外壁塗装 | 対象工事に含まれる(耐震改修と同時に行う場合に限る) |
| 申請期限 | 令和8年10月30日(先着順・予算に達し次第終了) |
| 申請の タイミング | 工事の契約より前に、耐震改修費補助と同時に申請 |
| 窓口 | 都市整備部 建築指導課 建築指導班 047-421-6774 |
この補助金の交付を一度受けた人は、再び受けることはできません。
耐震改修をする予定がない場合は、外壁塗装にこの補助は使えません。
対象は平成12年5月31日以前に着工した木造2階建て以下の一戸建て
対象になるのは、平成12年(2000年)5月31日以前に着工した木造の住宅で、地上2階建て以下の一戸建てです。
耐震改修費補助の対象住宅は、令和8年度から「平成12年5月31日以前に着工されたもの」に広げられました。
2026年時点で、築26年以上の木造住宅が目安になります。
着工の日付は、建築確認の書類や登記事項証明書で確かめられます。
工法や住宅の用途によっては対象外になるため、詳しい条件は記事後半のよくある質問でも紹介しています。
耐震診断で評点1.0未満と判定されていることが前提になる
耐震改修費補助を受けるには、耐震診断で上部構造の評点が1.0未満と判定されていることが必要です。
上部構造の評点は、地震に対する建物の強さを数値で示したもので、1.0未満は「倒壊する可能性がある」または「倒壊する可能性が高い」と判定される水準です。
市の耐震改修費補助は、この評点を改修後に1.0以上へ引き上げる工事が対象です。
耐震改修費補助を受けられない住宅では、リフォーム費補助も受けられません。
評点が1.0以上と判定された住宅は耐震改修の対象にならないため、外壁塗装の費用にもこの補助は使えません。
外壁・屋根の塗装工事はリフォーム補助の対象工事に含まれる
八千代市が公表している「補助事業の対象・対象外の工事例」では、外壁・軒裏の張り替えと塗装工事、屋根の葺き替えと塗装工事が、いずれも対象(○)とされています。
| 対象になる主な工事 | 対象にならない主な工事 |
|---|---|
| 外壁・軒裏の張り替え、塗装工事 屋根の葺き替え、塗装工事 外部建具の改修・新設 床・壁・天井の張り替え、塗装工事 バリアフリー化の工事 便所・台所・浴室などの機器の取り替え | 外構工事 造り付け以外の家具の購入・設置 下水道の接続工事 屋外に流しを設ける工事 工事を伴わない製品の購入・設置 インターネット・ケーブルテレビの接続工事 |
耐震改修と同時に行う工事でも、表の右側に当たるものは対象になりません。
塀や門まわりの塗装は「外構工事」として扱われる可能性があるため、外壁と分けて見積もってもらいましょう。
耐震改修の設計・工事監理は市に登録した耐震診断士に依頼する
耐震改修の設計と工事監理は、建築士で、八千代市に登録している木造住宅耐震診断士に依頼する必要があります。設計・工事監理・改修工事のどれか1つでも欠けると、耐震改修費補助は交付されません。
耐震改修の工事を行う業者は、建設業法の許可を受けているか、建築士や一定の実務経験を持つ技術者を事業所に置いていることが条件です。
市は、耐震改修の工事を行う事業者のリストも公表しています(リストにない事業者でも工事は可能です)。
外壁塗装を塗装業者に頼む場合も、耐震改修の設計・監理をする建築士と、工事の範囲や日程をすり合わせておく必要があります。
耐震改修費補助と同時に申請する
リフォーム費補助の交付申請は、耐震改修費補助の交付申請と同時に行うと決められています。申請書類には、リフォーム工事の見積書と内訳書、工事の設計図が必要です。
耐震改修の補助額は工事費の5分の4(上限100万円)で、リフォーム費補助とは別に計算されます。
リフォーム費用ごとの補助額の目安は、次のとおりです。
| リフォーム費用 (外壁塗装を含む) | 計算 | 補助額 |
|---|---|---|
| 60万円 | 60万円×3分の1 | 20万円 |
| 90万円 | 90万円×3分の1 | 30万円 |
| 120万円 | 120万円×3分の1=40万円 | 30万円 (上限) |
※交付要綱の計算方法(費用の3分の1か30万円の少ない額)をもとにした目安です。実際の補助額は、市の審査で認められた費用で決まります。
リフォーム費用が90万円を超えると、補助額は上限の30万円で頭打ちになります。
令和8年度の申請受付は10月30日まで・予算がなくなり次第終了
令和8年度の申請受付期間は、令和8年5月15日(金)から10月30日(金)までです。先着順で受け付け、期間内でも予算がなくなった時点で受付は終わります。
申請の前には、耐震診断の結果と、耐震改修の設計・見積もりがそろっている必要があります。
まだ耐震診断を受けていない場合は、今年度の申請に間に合うかどうかを、先に建築指導課へ相談しましょう。
申請してから交付決定が出るまでには、審査の期間がかかります。
市も「余裕を持った計画を立ててください」と案内しています。
実績報告は令和9年1月29日が期限
工事が終わったら、令和9年1月29日(金)までに実績報告書を提出します。この期限を過ぎると、補助金は交付されません。
- リフォーム費補助の実績報告書
- 工事の契約書と領収書の写し
- リフォームした部位ごとの、工事前・工事中・完了後の写真
実績報告のあとには、市の職員が現地で工事の完了を確認します。
補助金の請求と受け取りは施工業者に任せることもでき(代理受領)、その場合は請求書の写しと委任の届出書を添えて提出します。
空家バンクで購入した住宅に使える「八千代市空家リフォーム費補助」|上限30万〜50万円


この補助は、八千代市の空家バンクを使って購入した住宅をリフォームする人に、費用の3分の1(上限30万円、一部の地区は50万円)を市が負担する制度です。外壁の張替えと塗装工事は、市が示す対象工事に含まれています。
公式ページの内容を、項目ごとに整理しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象の 住宅 | 空家バンクを使って売買契約を結び、契約日から2年以内の空家(昭和56年5月31日以前の着工なら耐震性能があること) |
| 対象者 | 住むために購入した人と、その人と同じ世帯で空家に住む人 |
| 補助額 | 費用の3分の1 (上限30万円・8地区は50万円。世帯の条件で最大20万円を加算) |
| 外壁塗装 | 対象工事に含まれる(外壁・軒裏などの張替え、塗装工事) |
| 施工業者 | 市内に本店・支店などがある法人、または市内に事務所がある個人事業者 |
| 申請期限 | 令和8年12月18日(予定件数は先着2件) |
| 申請の タイミング | 工事請負契約の前(工事の着手前) |
| 窓口 | 都市整備部 建築指導課 企画住宅班 047-421-6773 |
令和8年度の予定件数は2件だけです。
購入を考えている段階で、受付状況を建築指導課に問い合わせておきましょう。
外壁の張替え・塗装工事が対象工事に含まれる
空家リフォーム費補助の対象工事の表では、外壁・軒裏の「張替え、塗装工事等」と、屋根の「葺替え、塗装工事等」が対象として挙げられています。
内装の張り替えや、台所・浴室などの設備の取り替えも対象です。
購入した空家の外壁と水まわりをまとめて直す場合は、合計の費用に対して補助額が計算されます。
一方で、外構工事、家具や備品の購入、ほかの補助金・助成金を受ける工事は対象外です。
この空家を取り壊して新しく家を建てる工事も、補助の対象になりません。
八千代台・勝田台など8地区は上限50万円、移住・子育て・近居で加算
空家の所在地が八千代台東・八千代台南・八千代台西・八千代台北・大和田・大和田新田・勝田台・高津の8地区なら、補助の上限は30万円から50万円に上がります。
さらに、次の条件に当てはまる世帯は、上限額に金額が加算されます。
| 加算の区分 | 条件 | 加算額 |
|---|---|---|
| 移住・定住世帯 | 市外から転入、または市内で転居し、世帯員全員が空家以外の家屋を市内に所有していない | 10万円 |
| 子育て世帯 | 18歳未満の子どもを養育している | 5万円 |
| 近居世帯 | 申請者か配偶者の親世帯が市内に住んでいる(同居を除く) | 5万円 |
8地区の空家を市外から移り住む子育て世帯が買った場合、上限は50万円に10万円と5万円を足した65万円になります。
ただし、補助額はリフォーム費用の3分の1が基本で、加算後の上限を超えることはありません。
市内に本店・事務所がある業者との契約が条件で、令和8年度は先着2件
空家リフォーム費補助では、工事を請け負う業者が、市内に本店・支店などを置く法人か、市内に事務所を構える個人事業者であることが条件です。本社が市外にある業者と契約した工事は、この補助の対象外になります。
令和8年度の受付期間は5月15日から12月18日までで、予定件数は先着2件です。
交付決定を受けた年度のうちに工事の契約を結び、令和9年2月10日までに実績報告書を出す必要があります。
実績報告の時点で、リフォームした空家に住民票を移していることも条件です。
補助を受けたあと10年間は、空家を取り壊したり譲り渡したりすると、補助金の返還を求められることがあります。
外壁工事とあわせて確認したい八千代市・国の断熱改修の補助制度


外壁塗装と同じ時期に検討しやすい断熱改修の補助は、八千代市の窓の断熱改修補助(上限8万円)、国のみらいエコ住宅2026事業(上限40万〜100万円)、国の先進的窓リノベ2026事業(1戸あたり上限100万円)の3つです。
ただし、どの制度も対象は断熱性能を高める工事で、外壁を塗り替えるだけでは補助を受けられません。
国の2つの制度は、事業に登録した業者を通してしか申請できない点にも注意が必要です。
窓の断熱改修は市の脱炭素化促進事業補助金で上限8万円


八千代市の住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金では、窓の断熱改修に対象経費の4分の1(上限8万円)が補助されます。外壁塗装は対象ではありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象の 工事 | 既存住宅の窓を断熱性能の高い窓にする改修(内窓の設置を含む)。窓全体の熱貫流率(Uw)が1.9以下の登録製品で、1つの部屋の外気に接する窓をすべて断熱化すること |
| 対象者 | 市内に住所がある個人で、市内の自宅(借家を含む)に設置する人 |
| 補助額 | 対象経費の4分の1(上限8万円) |
| 申請期限 | 令和8年4月15日〜令和9年1月29日(予算に達した時点で終了) |
| 申請の タイミング | 工事着工の14日前まで(着工後の申請は受け付けない) |
| 窓口 | 環境政策課 ゼロカーボンシティ推進室 047-421-6767 |
対象経費には、窓やガラスの本体のほか、取付け費や仮設足場の費用など、窓の工事と切り離せない費用も含まれます。
外壁塗装と窓の工事で足場を共用する場合は、足場代をどう分けるかを申請の前に窓口と業者に確認しておきましょう。
申請者・契約者・請求書の名義は、原則として同じ人にそろえる必要があります。
2026年8月26日時点の予算の残りは約33%と公表されているため、検討しているなら早めに残額を確認してください。
みらいエコ住宅2026事業は外壁・屋根の断熱改修も補助対象


国のみらいエコ住宅2026事業は、平成28年(2016年)以前に新築された住宅の省エネリフォームが対象で、外壁・屋根・天井・床に断熱材を入れる「躯体の断熱改修」も補助を受けられます。
補助を受けるには、窓などの開口部がある部屋を1つ選び(トリガールーム)、その部屋で開口部と躯体の断熱改修を所定の組み合わせで行う必要があります。
外壁の断熱改修だけで申請できるとは限りません。
| 住宅の新築時期 | 開口部+躯体+高効率設備 (義務基準相当) | 開口部+躯体 (次世代省エネ基準相当) |
|---|---|---|
| 平成3年以前 | 100万円 | 50万円 |
| 平成4年〜平成28年 | 80万円 | 40万円 |
※1戸あたりの補助上限額。補助額は工事ごとに定められた額の合計です。
工事に着手できるのは遅くとも2026年12月31日まで、交付申請の予約は11月16日までです(いずれも予算上限に達した時点で終了)。
2026年10月1日0時時点で、予算に対する申請額の割合は8%と公表されています。
先進的窓リノベ2026事業は内窓設置や窓の交換が対象


国の先進的窓リノベ2026事業は、ガラス交換・内窓の設置・外窓やドアの交換といった窓まわりの断熱改修を対象に、1戸あたり上限100万円を補助する制度です。
補助額は、設置する製品の性能と大きさごとに決まった額の合計です。
1回の申請で補助額の合計が5万円以上になる工事が対象で、2025年11月28日以降に着手した工事であれば申請できます。
みらいエコ住宅2026事業と同じ窓に、両方の補助を受けることはできません。
2026年10月1日0時時点の予算に対する申請額の割合は26%です。
みらいエコ・窓リノベは登録事業者を通して申請する
国の2つの制度は、住宅の所有者が自分で申請することはできません。事業に登録した施工業者が手続きを代わりに行い、受け取った補助金を工事代金への充当や現金で所有者に返す仕組みです。
登録していない業者と契約した工事は、補助の対象になりません。
依頼する業者が登録しているかは、各事業の公式サイトにある事業者検索で調べられます。
外壁塗装と窓の断熱改修を別々の業者に頼む場合も、窓の工事を契約する業者が登録事業者である必要があります。
契約の前に、補助金をどの方法で、いつ返してもらえるのかを確認しておきましょう。
遮熱・断熱塗料による塗り替えだけでは国の補助は受けられない
遮熱塗料や断熱塗料で外壁を塗り替える工事は、みらいエコ住宅2026事業の「躯体の断熱改修」には当たりません。躯体の断熱改修は、断熱材を外壁・屋根・天井・床に施工する工事です。
「遮熱塗料なら国の補助が出る」と勧められた場合は、補助の根拠になる制度名と、使う断熱材や製品が対象として登録されているかを確認してください。
八千代市で補助金を申請するときの注意点


どの制度を使う場合も、申請のタイミング・補助金の重ね使い・見積書の分け方・工事写真・書類の控えの5点を、工事の契約前に確認しておくことが大切です。
ただし、申請できる時期や併用のルールは制度ごとに違います。
ここでは、この記事で紹介した複数の制度に共通して気をつけたい点をまとめます。
申請のタイミング(契約前・着工前・工事完了後)を制度ごとに確認する
八千代市の制度は工事の契約前や着工前に申請が必要で、国の制度は工事が終わってからでも交付申請ができます。順番を取り違えると、補助を受けられなくなります。
| 制度 | 申請のタイミング |
|---|---|
| 木造住宅リフォーム費補助 木造住宅耐震改修費補助 | 工事の契約前(2つの補助を同時に申請) |
| 空家リフォーム費補助 | 工事請負契約の前(工事の着手前) |
| 脱炭素化促進事業補助金(窓) | 工事着工の14日前まで |
| みらいエコ住宅2026事業 先進的窓リノベ2026事業 | 工事請負契約のあとに着工し、交付申請は工事完了後でも可(登録事業者が申請) |
耐震改修費補助・リフォーム費補助と空家リフォーム費補助は、申請の前に工事の契約を結ぶと補助の対象になりません。
窓の断熱改修補助も、着工後の申請は受け付けられません。
業者から「早く契約すれば値引きする」と言われても、使う制度の手順を窓口で確かめてから契約しましょう。
同じ工事に複数の補助金を重ねて使えるかを確認する
八千代市のリフォーム費補助と空家リフォーム費補助は、ほかの補助制度を受ける工事には使えません。同じ工事に市と国の補助を重ねる場合は、制度ごとの決まりを確認する必要があります。
- 木造住宅リフォーム費補助:リフォームの内容がほかの補助金の対象になる場合は、補助事業にならない
- 空家リフォーム費補助:ほかの補助制度を利用している場合は対象外
- 窓の断熱改修補助:国などの補助金額を差し引いた額が補助の対象経費になる
- みらいエコ住宅2026事業:同じ工事に国のほかの補助は重ねられない。自治体の補助は、国費が充てられているものを除いて併用できる
たとえば、窓の工事に国の補助を使い、外壁塗装に市のリフォーム費補助を使うように、工事ごとに制度を分けられるかは窓口の判断になります。
組み合わせを決める前に、それぞれの担当窓口へ相談してください。
見積書は補助対象の工事とそれ以外の工事を分けてもらう
補助金の申請には見積書と内訳書が必要で、補助の対象になる工事とならない工事が1枚の「一式」にまとまっていると、補助額を計算できません。
八千代市も、耐震改修とリフォームを同時に行う場合は、工事を区分するよう注意を呼びかけています。
業者には、次のように分けた見積書を依頼しましょう。
- 耐震改修の工事と、外壁塗装などのリフォーム工事
- 外壁・屋根の塗装と、塀や門まわりなどの外構工事
- 窓の断熱改修と、外壁塗装(足場代をどちらにいくら計上するかも含めて)
業者が複数になる場合も、それぞれの見積書で工事の範囲が重ならないようにしておくと、申請の書類をそろえやすくなります。
工事の前・途中・完了後の写真を部位ごとに残す
八千代市の耐震改修費補助・リフォーム費補助・空家リフォーム費補助は、いずれも実績報告で、工事した部位ごとの着手前・施工中・完了後の写真を求めています。
外壁塗装は、塗り終わると下地の補修や下塗りの様子が見えなくなります。
あとから撮り直すことはできないため、写真を撮る役割と枚数を、契約の前に業者と決めておきましょう。
窓の断熱改修補助でも、設置した窓の位置がわかる図面などの提出が求められます。
契約書・領収書など提出書類の控えを保管しておく
補助金の申請で提出した見積書・契約書・領収書・交付決定の通知書は、控えを手元に残しておきましょう。実績報告のほか、税の手続きやあとからの確認で必要になることがあります。
省エネ改修をした住宅の固定資産税の減額を申告するときには、補助金の交付決定書の写しを添える必要があると八千代市は案内しています。
空家リフォーム費補助は、補助を受けてから10年間、取り壊しや譲渡をすると補助金の返還を求められることがあるため、交付の書類は長く保管しておくと安心です。
八千代市の外壁塗装費用の目安と補助金以外で費用を抑える方法


八千代市を対応エリアとする塗装業者が公開している料金では、30坪の住宅の外壁塗装(足場・付帯部などを含む工事一式)がシリコン塗料で90万〜115万円です。補助を使わない場合の費用は、屋根との工事のまとめ方、火災保険の確認、見積書の比べ方、固定資産税の減額で抑えることになります。
ただし、料金は1社が公開している目安で、八千代市全体の平均的な相場を示すものではありません。
実際の費用は、外壁の傷み具合や塗る面積によって変わります。
市内の施工事例で工事内容ごとの費用をつかむ
八千代市を対応エリアに含むすずしょうペイント(本社:船橋市)は、公式サイトの八千代市向けページに、塗料の種類と住宅の広さ別の工事一式の料金を載せています。
| 塗料 | 30坪 | 40坪 | 50坪 |
|---|---|---|---|
| シリコン | 90万〜 115万円 | 105万〜 135万円 | 125万〜 160万円 |
| 遮熱 シリコン | 105万〜 130万円 | 125万〜 150万円 | 140万〜 175万円 |
| 無機 | 125万〜 150万円 | 145万〜 180万円 | 170万〜 205万円 |
※すずしょうペイント公式サイトの八千代市向けページに載っている工事一式の総額です(足場、高圧洗浄、養生、下地処理、コーキングの打ち増し、付帯部の塗装を含む)。コーキングをすべて打ち替える場合や屋根の工事は別料金で、実際の費用は建物の状態と条件によって異なります。
同社が公開している八千代市勝田台の施工事例では、前回の塗装から12年たった住宅の外壁・屋根・付帯部の塗装とコーキングを行い、総額130万円・工期は約20日でした。
※出典:すずしょうペイント「八千代市の外壁塗装」、すずしょうペイント「八千代市勝田台 K様邸 外壁塗装・屋根塗装工事」(2026年10月2日確認)。あくまで個別の事例であり、同じ金額で施工できることを示すものではありません。
耐震改修とあわせてリフォーム費補助を使う場合は、外壁塗装を含むリフォーム費用の3分の1(上限30万円)が補助されます。
料金表の金額から補助額を差し引いた自己負担を、見積もりの段階で計算しておきましょう。
屋根の補修時期が近ければ外壁と同時に工事して足場を1回にする
外壁と屋根の工事にはどちらも足場が必要で、屋根も数年のうちに塗り替えや補修が必要な状態なら、同時に工事すると足場の費用を1回分にまとめられます。
同社の八千代市向けページでは、足場の費用を15万〜25万円としています。
外壁と屋根を別の年に工事すると、この費用がもう一度かかります。
一方で、屋根にまだ十分な耐久性があるなら、急いで一緒に工事する必要はありません。
現地調査で屋根の写真を撮ってもらい、状態を見てから判断しましょう。
窓の断熱改修を同じ時期に行う場合も、足場を共用できることがあります。
市の窓の補助では、窓の工事に必要な仮設足場の費用も対象経費に含まれるため、どの工事にいくら計上するかを業者と決めておくと申請がスムーズです。
自然災害による破損なら火災保険で直せるかを確認する
強風・雹(ひょう)・大雪などの自然災害で外壁や屋根、雨どいが壊れた場合は、加入している火災保険の補償で修理費をまかなえることがあります。
日本損害保険協会によると、火災保険は火災のほか、風災・雹災・雪災などで建物に生じた損害も補償の対象になります。
どの災害まで補償されるかは契約の内容によって異なるため、保険証券で確かめてください。
年月がたって色があせた、チョーキング(触ると白い粉がつく状態)が出たといった経年劣化の塗り替えは、保険の対象になりません。
「保険金で実質無料になる」と言って契約を急がせる業者には応じず、まず保険会社に問い合わせましょう。
見積書は塗料の製品名と塗装面積、工程の数まで比べる
2〜3社から見積もりを取ったら、合計の金額だけでなく、同じ条件で見積もられているかを項目ごとに比べます。
| 比べる項目 | 確認したいこと |
|---|---|
| 塗料 | 「シリコン」などの種類だけでなく、メーカー名と製品名が書かれているか。使う缶数まで書かれていると、塗料の量を確かめやすい |
| 塗装面積 | 外壁の面積(㎡)と単価が書かれ、各社の面積に大きな差がないか |
| 工程 | 下塗り・中塗り・上塗りの回数と、下地補修の内容が書かれているか |
| コーキング | 「打ち替え」か「打ち増し」か、どの範囲を工事するか |
| 保証 | 保証の年数と、対象になる不具合の範囲が書面で示されるか |
項目が「一式」とだけ書かれていると、ほかの業者と比べることができません。
不明な点は、契約の前に書面で説明してもらいましょう。


耐震改修・省エネ改修をしたら固定資産税の減額を確認する
一定の耐震改修や省エネ改修をした住宅は、工事が終わった翌年度の固定資産税が減額されます。八千代市の案内では、耐震改修は税額の2分の1、省エネ改修は3分の1の減額で、原則として工事完了後3か月以内の申告が必要です。
| 改修の種類 | 主な要件(八千代市の案内) | 減額 |
|---|---|---|
| 耐震改修 | 昭和57年1月1日以前からある住宅で、現行の耐震基準に適合する工事。1戸あたりの工事費が50万円超 | 翌年度の税額の 2分の1 |
| 省エネ改修 | 窓の断熱改修が必須(床・天井・壁の断熱をあわせて行うこともできる)。補助金を除いた自己負担が60万円超など | 翌年度の税額の 3分の1 |
※床面積120㎡までの部分が対象です。外壁塗装だけの工事は対象になりません。
八千代市のページには、令和8年3月31日までに完了した工事が対象と書かれています。
国土交通省の令和8年度税制改正の概要では、この減額の措置を令和13年3月31日まで5年間延長するとされているため、2026年4月以降に工事を終える場合は、対象になる期間と面積の要件を資産税課に確認してください。
\坪数・工事内容から費用の目安を確認/
八千代市で外壁塗装費用や補助金について相談できる「すずしょうペイント」


すずしょうペイントは、船橋市高根台を拠点に戸建ての外壁と屋根の塗装を手がける会社で、2015年に設立されました。
八千代市は本社から車で15〜30分の距離にあり、勝田台や八千代台などでも工事をしています。
公式サイトでは、八千代市向けに塗料と住宅の広さごとの工事一式の料金を公開しています。
取材では、値引きはせず、予算が合わないときは塗料のグレードを見直したプランを示すと回答しています。
見積書には使う塗料の缶数まで書き、家族があとから読み返しても内容がわかる資料を渡しているそうです。
補助金については、問い合わせがあれば制度の状況を説明していると回答しています。
耐震改修とあわせてリフォーム費補助を使う場合は、外壁塗装の見積書を耐震工事と分けて作ってもらえるか、依頼の前に相談しておくとよいでしょう。
なお、空家リフォーム費補助では、八千代市内に本店・支店などがある法人、または市内に事務所がある個人事業者との契約が条件です。すずしょうペイントに依頼する場合は、この施工業者要件を満たすか事前に確認してください。
補助金が使えない場合も、外壁塗装の費用や工事の内容について相談しやすい業者です。
※会社情報は、すずしょうペイントの公式サイトとペイプロ編集部の独自取材をもとに掲載しています(2026年10月2日確認)。
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八千代市の外壁塗装助成金に関するよくある質問


まとめ|八千代市の外壁塗装は耐震改修・空家購入と組み合わせられるかを確認しよう


- 八千代市に、外壁塗装だけの工事に使える助成金はない
- 市の耐震改修と同時に行うなら、外壁塗装を含むリフォーム費用の3分の1(上限30万円)の補助を受けられる場合がある。令和8年度の申請は10月30日まで
- 空家バンクで購入した住宅なら、空家リフォーム費補助で外壁塗装も対象になる。ただし市内業者との契約が条件で、令和8年度は先着2件
外壁の塗り替えだけを予定している場合は補助金を使えないため、屋根と工事をまとめるかどうかや、見積書の比べ方が費用を左右します。
耐震改修や窓の断熱改修も視野に入れているなら、どの制度をどの順番で申請するかを先に決め、そのうえで業者に見積もりを頼みましょう。
【業者に相談する前にやっておきたい3つのこと】
- 住宅の着工時期と工法を、建築確認の書類や登記事項証明書で確かめる
- 耐震診断を受けていない場合は、今年度の申請に間に合うかを建築指導課に相談する
- 耐震・断熱などの工事と外壁塗装の費用を分けた見積書を、2〜3社から取り寄せる
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正直なところ、外壁塗装の業者選びってすごく難しいですよね。
「見積もりをもらっても金額がバラバラで、何が正しいのかわからない」
「ネットの口コミも本当かどうか判断できない。かといって適当に決めて100万円以上を払うのは怖い」
ペイプロは、そんな方のための無料の業者紹介サービスです。
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- 一括見積もりサイトのように、知らない業者から一斉に電話がかかってくることはありません
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※制度の内容は2026年10月2日の確認時点のものです。受付の状況や申請の期限は変わる場合があるため、申請の前に八千代市の担当窓口、または国の公式サイトで必ずお確かめください。








