台風や大雨、雹災などの自然災害で家の外壁が傷んだとき、「修理費が負担」と悩む方は多いのではないでしょうか。
実は、一定の条件を満たせば火災保険を使って修繕費用を大幅に抑えることが可能です。
- 火災保険で外壁塗装費用が補償される条件
- 給付金を受け取るための手順と注意点
- 信頼できる塗装業者選び
結論として、火災保険の適用範囲や正しい申請手順を理解し、優良業者に依頼することで、外壁塗装の費用リスクを大きく減らせます。自己負担やトラブルを避け、賢くリフォームしましょう。
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監修者:藤 孝憲
保有資格:宅地建物取引士・SEO検定1級・CFPなど
資格を活かし、中立的な立場で記事の執筆・監修を行っている。常に生活者目線で専門用語もわかりやすく解説し記事を執筆している。
火災保険とは

火災保険は、火災や自然災害から住宅と家財を幅広く守ってくれる、生活の強い味方です。
一戸建てでもマンションでも、居住形態に関係なく加入でき、災害による損害を経済的に補償します。
補償対象の例は以下の通りです。
- 火災
- 暴風雨などの風水害
- 豪雪による損壊
- 洪水や水災による浸水
火災保険は「建物」と「家財」の2つを対象に補償します。建物には門や塀、倉庫などの付帯構造物も含まれ、家財補償を付けることで家具、家電、衣類などもカバーできます。
中には、損害発生時の急な出費まで補償してくれる手厚い保険会社もあります。つまり火災保険は、もしもの時の経済的損失を最小限に抑え、安心して暮らすために欠かせない保険です。
外壁塗装に火災保険が適用される条件

外壁塗装に火災保険が適用されるには、自然災害や突発的な事故による損傷が原因であること、ダメージの程度が一定以上であること、そして適切なメンテナンスがなされていることが条件です。
自然災害による被害(台風、雹、洪水など)
- 台風の飛来物による外壁の傷
- 大粒の雹によるへこみ
- 洪水による外壁の水浸し
ただし、被害が軽微で外壁の機能に影響がない場合や部分的な損傷、自然災害との因果関係が不明瞭な場合は、保険が適用されないことがあります。
損傷を証明するために、写真や動画で被害状況を記録しておくことが重要です。
ひび割れや剥がれなどの外壁の損傷

- いたずらや突発的な事故によるひび割れ
- 強風による飛来物の衝突による塗装剥がれ
- 工事中の不注意による損傷
経年劣化による損傷は対象外で、地震での損傷も火災保険の対象外(地震保険が必要)です。保険内容をよく確認しましょう。
サイディングに火災保険が適用されるための条件
- 突発的な事故や不可抗力による損害があること(例:飛来物で穴が開く)
- 定期的なメンテナンスが実施されていること
- ダメージが一定の範囲に広がっていること
逆に、経年劣化やメンテナンス不足による損傷は保険対象外です。
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火災保険を使った外壁塗装の事例

火災保険を活用すれば、火事や台風・雹・水害などで損傷した外壁を修繕できる場合があります。損傷の原因や程度、保険の適用条件を満たすことが重要です。
火災によって外壁が損傷した場合
- 隣家火災で外壁の一部が焼けた
- 調理中の火災で焦げ跡や汚れがついた
- 放火で外壁が焼け焦げた
このような状況では、火災保険を利用して外壁塗装の修繕を行うことができます。ただし、火災保険の適用範囲や条件は、加入している保険商品によって異なるため、事前に確認しておくことが賢明です。
風災や雹災によって外壁が損傷した場合

- 台風で飛来物が衝突し外壁が剥がれた
- 強風で看板が外壁に当たり塗装が傷ついた
- 雹で外壁がへこんだ
風災や雹災による外壁の損傷は、火災保険の対象になることが多いです。ただし、損傷の程度や範囲によっては、保険が適用されない場合もあるので注意が必要です。
水災によって外壁が損傷した場合
- 大雨で外壁下部が浸水し塗装が剥がれた
- 高潮で波が外壁に当たり塗装に傷がついた
- 洪水で長時間水没しカビが繁殖した
水害による外壁の損傷は、火災保険の補償対象になる場合もありますが、保険の種類や適用条件によって異なります。

火災保険が適用されない事例

外壁が損傷しても、経年劣化・地震・施工業者の施工不良が原因の場合は、火災保険は基本的に適用されません。これらは突発的な事故や自然災害ではないため、自己負担での修繕や地震保険・業者対応が必要です。
経年劣化による外壁の損傷
- 日光や雨風による色あせ
- 老朽化によるひび割れ
- 長年の湿気での塗装剥がれやカビ
理由:長期間の自然要因による老朽化は、突発的な事故ではないため保険対象外。
対策:定期的な外壁塗装やメンテナンスで劣化を予防。
地震による外壁の損傷

- 大地震による亀裂やタイル剥落
- 液状化現象での外壁破損
理由:火災保険では地震を補償対象に含まないため適用不可。
必要な保険:地震保険(地震・津波・火山噴火に対応)
対応ポイント:被害写真の記録、保険内容確認、早期連絡。
塗装業者の施工不良による外壁損傷
- 下地処理不備での塗装剥離
- 劣悪塗料による色むら
- 作業時の不注意による外壁傷
理由:業者責任による損傷は火災保険の対象外。
対策:実績・評判・使用塗料の品質を事前確認し、保証やアフターフォローがある信頼できる業者に依頼。
万一の場合:業者に修繕を求める。
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火災保険を使った外壁塗装の手順

火災保険を使って外壁塗装費用をカバーするには、損傷状況の記録から申請・調査・給付・工事まで、漏れなく正しい手順を踏むことが重要です。各ステップを確実に進めましょう。
損傷状況の確認と記録
まずは外壁の損傷を隅々までチェックし、発見した箇所を写真や動画で詳しく記録します。複数の塗装業者に現地調査と見積もりを依頼し、見積書は必ず保管します。
ポイント:記録が不十分だと給付金申請が承認されない場合があるので、面倒でも徹底的に記録することが重要です。
火災保険会社への連絡と必要書類の確認
損傷の記録ができたら、保険会社に連絡して補償対象や必要書類を確認します。申請書類や必要資料を漏れなくリストアップすることで、後の手間を減らせます。
ポイント:申請前の確認を怠ると後日再提出が必要になり、給付金支払いが遅れることがあるので注意しましょう。
申請書類の準備と提出

記入漏れや書類不備を防ぐために、必要書類と添付資料(写真・見積書など)を丁寧に準備します。提出方法は保険会社によって違うので、郵送・オンラインそれぞれの注意点を事前にチェックしましょう。
ポイント:ミスがあると申請が受理されず、給付が遅れるリスク。提出前に必ず確認。
保険会社による現地調査
申請後、保険会社の調査員が現地調査を実施します。損傷箇所を調査員や業者立ち会いのもと、しっかりと説明し、追加資料も準備しましょう。
ポイント:調査員が補償範囲外と判断する場合もあるため、損傷が条件を満たすことを積極的に証明する姿勢が重要。
給付金の支払い
現地調査後、正式に給付金が認められれば入金されます。支払いまで1~2か月が一般的。納得できない場合は追加資料を用意し、再調査を申し立てることもできます。
ポイント:補償の根拠となる写真・見積書・報告書・被災証明書などは必ず保管・提出。
外壁塗装工事の実施
給付金受領後、塗装業者に工事を依頼します。施工中は進捗を適時確認し、完成後は厳密なチェックをして不備がないか確認しましょう。
ポイント:工事後の検査まで確実に行い、満足できる仕上がりに。
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火災保険を使った外壁塗装のメリットとデメリット

火災保険を使えば、外壁塗装の費用負担を大幅に軽減できるメリットがある一方、申請の手間や支払いまでの時間などデメリットも存在します。利用前に両面をしっかり把握しましょう。
火災保険を使った外壁塗装のメリット
火災保険を使った外壁塗装をすることのメリットは以下の3つです。
- 無料または自己負担を抑えて外壁塗装の修理ができる
- 定期的なメンテナンスができ住宅の寿命が延びる
- 火災保険料を無駄にせず有効活用できる
火災保険を活用すれば、自然災害による損傷の修理費用を無料またはほぼ自己負担なしで行える場合があります。補償を利用して定期的に外壁を点検・修理できるため、劣化の進行を防ぎ住宅の寿命が延びます。また、普段は使う機会が少ない火災保険料を有効活用できる点も大きな魅力です。
火災保険を使った外壁塗装のデメリット
一方で、火災保険を使った外壁塗装をすることのデメリットは以下の2つです。
- 申請手続きを個人でするのが難しい
- 支払いまでに時間がかかる
火災保険の申請は必要書類が多く、記入内容や添付資料に不備があると、給付金が遅れたり受け取れない場合があります。特に初めて手続きする場合には難易度が高く感じられるでしょう。
また、申請から審査・給付金の支払いまでには数ヶ月かかることがあり、その間は工事費を自己資金で立て替える必要が出てくるケースもあります。資金計画を立てた上で活用することが重要です。
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外壁塗装に火災保険を使う際の注意点

火災保険で外壁塗装をする際は、申請は必ず契約者本人が行うことや、安易な勧誘をする業者を選ばないことが重要です。 これらを怠ると、保険金が受け取れないだけでなく、思わぬトラブルに巻き込まれる危険があります。
- 火災保険の申請は自分で行わなければならない
- 請求額通りの給付金がもらえるとは限らない
- 給付金の全額支払いには条件がある
- 良質な業者と悪徳業者を見極める必要がある
それぞれの注意点について詳しく説明していきましょう。
火災保険の申請は自分で行わなければならない
火災保険の給付金請求は契約者本人が行う必要があります。
業者が調査や書類作成をするのは合法ですが、申請の代行は契約違反で、場合によっては違法行為です。悪質業者に依頼すると、知らないうちに違法に加担してしまう恐れがあります。
対策:申請はあくまで自分で行い、必要な場合はサポートを受ける形にとどめる。
請求額通りの給付金がもらえるとは限らない
火災保険は実際の被害額を補償するもので、支給額は鑑定人の判断によります。被害が軽度な場合や、高性能素材へのグレードアップ分は自己負担になります。
対策:請求額と実際の査定額に差が出ることを前提に予算を組む。
給付金の全額支払いには条件がある

給付金の全額支払いの条件は以下の4つを満たすことです。
- 補償対象の災害・事故による損傷であること
- 損傷が保険会社の基準を満たしていること
- 工事内容が約款に沿っていること
- 有効な契約で保険料の滞納がないこと
条件を満たしても、写真や書類の内容によっては減額される場合があります。
対策:証拠資料をきちんと揃え、必要に応じて再査定を申請する。
良質な業者と悪徳業者を見極める必要がある
火災保険を理由に勧誘する業者の中には、見積もり不備や不必要な工事提案、虚偽申請などを行う悪徳業者も存在します。
対策:複数の業者で見積もり比較、口コミ・評判の確認、契約内容の明文化を徹底。急がせる業者や契約書を作らない業者は避ける。
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