練馬区には外壁塗装そのものに使える区独自の助成金はありません。
しかし、東京都や国の制度をうまく使えば、断熱改修などと組み合わせて費用の一部をまかなえる場合もあります。
この記事では、一級建築士 山下昭一氏の監修のもと、練馬区で使える可能性のある制度・申請の流れ・注意点から、賢い節約のコツまでをわかりやすく解説します。
- 練馬区には外壁塗装専用の助成金はない
- 東京都・国には、断熱改修などと組み合わせれば使える可能性のある制度がある
- 長期優良住宅化リフォーム推進事業は令和8年度は実施されない
- 火災保険・外壁+屋根のセット依頼など、助成金以外でも費用は抑えられる
- 失敗しないために、最後は信頼できる業者選びがいちばん大切
監修者:山下 昭一

保有資格:一級建築士
早稲田大学理工学部を卒業後、大手設計事務所で腕を磨き独立。 その後、山下建築設計事務所として上場企業など大手企業の設計を担当。都知事登録第63906号を取得。ペイプロでは、一級建築士の視点から、施工主さまの業者選びを助ける情報を発信している。
公式サイト:https://www.elevator-exchange.jp/kaisha_gaiyou/
※監修範囲について:塗装工事の内容・塗料・費用に関する記述を一級建築士 山下昭一が監修しています。助成金・補助金の制度内容は、練馬区・東京都・国の公式発表にもとづきペイプロ編集部が確認しました。
※本記事の助成金・補助金に関する情報は2026年9月8日時点で各制度の公式サイトを確認したものです。制度の内容・予算・受付状況は変更される場合があります。申請の際は必ず練馬区・東京都・国の公式サイト、または各担当窓口で最新情報をご確認ください。
【練馬区】外壁塗装の単体に使える制度はないが支援制度はある
2026年9月8日時点で、外壁塗装・屋根塗装の費用を直接補助する練馬区の制度は確認できませんでした。
ただし、練馬区にまったく支援制度がないわけではありません。
区には省エネ設備の設置を対象とした補助金があり、まずは「区にどんな制度があるのか」を正しく知っておきましょう。
練馬区住宅改修支援事業は補助金ではなく「業者紹介」の制度のこと
練馬区住宅改修支援事業は、補助金を支給する制度ではなく、区が信頼できる施工業者を紹介する制度です。
区内の建設関連団体に登録のある事業者を一覧にして、区民が安心してリフォームを依頼できるよう情報提供しています。
つまり「お金がもらえる制度」ではなく、業者選びの安心材料になる制度と考えるとわかりやすいです。
外壁塗装の費用そのものが安くなるわけではない点は押さえておきましょう。
なお、練馬区には設備向けの「カーボンニュートラル化設備設置補助金」もあります。
ただし対象は太陽光発電・エネファーム・エコキュート・高断熱窓ドア・LED照明の5種類で、外壁塗装は対象外です。
このほかにも練馬区には住宅向けの制度がありますが、外壁塗装・屋根塗装そのものを補助する制度は4つを確認しても見当たりませんでした。
| 練馬区の制度 | 外壁塗装の扱い | 内容 |
|---|---|---|
| 住宅改修支援事業 | 対象外(補助金ではありません) | 区内の建設関連団体に登録のある事業者を一覧にして情報提供する制度 |
| カーボンニュートラル化設備設置補助金 | 対象外 | 太陽光発電・エネファーム・エコキュート・高断熱窓ドア・LED照明の5設備が対象 |
| 住宅の耐震改修工事等の助成 | 対象外 | 耐震診断・実施設計・耐震改修工事・除却・建替えが対象。昭和56年5月以前に着工した住宅などが対象 |
| 住宅修築資金の融資あっせん | 助成ではなく融資のあっせん(対象工事に「外壁」の記載あり) | 区内の金融機関への融資をあっせんし、利子の一部を区が補給する制度 |
担当窓口:
・練馬区 環境部 環境課 地球温暖化対策係 補助金担当(電話 03-5984-4706/カーボンニュートラル化設備設置補助金)
・練馬区 建築・開発担当部 住宅課 管理係(電話 03-5984-1289/住宅改修支援事業・住宅修築資金の融資あっせん)
・練馬区 都市整備部 防災まちづくり課 耐震化促進係(電話 03-5984-1938/耐震改修助成)
出典:練馬区公式サイト(2026年9月8日確認)
練馬区自身も、公式のよくある質問で「住宅の壁や屋根の塗り替えに助成はありますか?」という問いに対し、塗り替えへの助成制度はないと回答しています。
省エネを目的とした窓の改修や太陽光発電などの設備設置であれば対象になる場合がある、という案内です。
区の助成金がなくても費用を抑える方法はある
練馬区の助成金が使えなくても、外壁塗装の負担を軽くする方法はあります。
大きく分けて次の3つの方向性があります。
外壁塗装の負担を軽くする3つの方向性
- 東京都・国の制度を断熱改修などと組み合わせて使う
- 火災保険や外壁+屋根のまとめ依頼で実質的な負担を減らす
- 長持ちする塗料を選び、塗り替え回数そのものを減らす
それぞれの具体的なやり方は、記事の後半でくわしく解説します。
「助成金がない=高くつく」とあきらめる必要はありません。
一級建築士 山下昭一練馬区に限らず、外壁塗装「単体」で使える助成金は全国的にも少ないのが現状です。
大切なのは「助成金が無いから損」と考えるのではなく、都・国の制度や保険、塗料選びまで含めて総額で判断することです。
【東京都】塗装単体は対象外だが断熱改修とセットなら対象
練馬区は東京都内なので、東京都(クール・ネット東京)の省エネ改修向けの助成を検討できます。
ただし、断熱改修などと組み合わせることが条件になる点を押さえておきましょう。
既存住宅における省エネ改修促進事業(クール・ネット東京)
東京都には、既存住宅の省エネ性能を高める改修を支援する「既存住宅における省エネ改修促進事業」があります。
運営はクール・ネット東京(東京都地球温暖化防止活動推進センター)で、戸建てやマンションの所有者も対象です。
対象になるのは、高断熱窓・高断熱ドア・断熱材・高断熱浴槽の設置です。
このうち断熱材は、外壁など外気に接する部分の断熱改修が対象になります。
| 対象工事 | 補助上限額(令和8年度) |
|---|---|
| 高断熱窓・高断熱ドア | 助成単価の合計(性能・大きさで決定)。1住戸あたり200万円まで。防犯窓の場合は300万円まで |
| 断熱材(外壁等) | 助成対象経費の3分の1、または1住戸あたり100万円のいずれか小さい額 |
| 高断熱浴槽 | 1住戸あたり95,000円 |
| リフォーム瑕疵保険 | 1契約あたり7,000円 |
注意したいのは、一般的な外壁塗装(遮熱・断熱塗料を塗るだけ)は対象にならない点です。
塗装と一緒に断熱材を入れる、窓を高断熱化するなど、都が定める断熱性能の基準を満たす工事が条件になります。
ただし遮熱塗料には例外があります。令和8年度の要件では、断熱材の設置を行った部位に遮熱塗料を施工する場合は、その塗装も助成の対象になります。
つまり「外壁に断熱材を入れ、その外壁に遮熱塗料を塗る」という組み合わせであれば、塗装部分も対象に含められます。
塗装だけを単独で行う場合は対象になりません。
申請の期間は、事前申込が令和8年5月29日から、交付申請兼実績報告が令和8年6月30日から令和11年3月30日までです。
契約の締結が令和8年6月30日までの場合は、事前申込の受付期限が令和9年3月31日まで延長されます。
担当窓口:クール・ネット東京(東京都地球温暖化防止活動推進センター)
出典:クール・ネット東京「令和8年度 既存住宅における省エネ改修促進事業」(2026年9月8日確認)
対象工事と申請の流れ
東京都の制度を使うときは、申請のタイミングと要件の確認が大切です。
基本的な流れは次のとおりです。
東京都の制度を使うときの基本ステップ
- 対象になる断熱工事の内容と要件を確認する
- 制度に対応した業者に相談し、見積もりを取る
- 必要書類をそろえて申請する(工事前申請が必要な場合あり)
- 交付決定を受けてから工事を始める
- 工事完了後に実績報告を行い、補助金を受け取る
申請の細かな手順や必要書類は年度によって変わります。
外壁塗装とあわせて断熱改修を考えている方は、対応経験のある業者に早めに相談するのが安心です。



都の制度は「塗装のついでにもらえる」ものではなく、断熱性能を高める工事が主役です。
外壁の断熱改修や窓の高断熱化をあわせて検討するなら、設計段階から制度に詳しい業者に入ってもらうとスムーズです。
【国】外壁の断熱改修とセットなら対象になる
国にも住宅の省エネ改修を支援する制度があります。
こちらも外壁塗装単体は対象外で、窓の断熱改修や給湯設備の更新などとセットで使うのが基本です。
みらいエコ住宅2026事業
みらいエコ住宅2026事業は、これまでの「子育てグリーン住宅支援事業」の後継となる国の制度です。
全国どこでも、要件を満たせば住んでいる地域に関係なく利用できるのが特長です。
ただし、外壁塗装だけでは申請できません。
窓の断熱改修や給湯設備の交換など、国が定める省エネ工事と組み合わせることが条件です。
外壁塗装を検討している方に関係が深いのは、補助対象工事のうち「躯体の断熱改修」です。躯体とは床・壁・天井を指し、外壁に断熱材を入れる工事はここに該当します。
足場を組む外壁塗装のタイミングで壁の断熱改修をあわせて行えば、足場代を1回分にまとめながら補助の対象に近づけられます。
補助の上限額は、住宅が建てられた時期と、達成する省エネ基準によって1戸あたり40万〜100万円の範囲で変わります。
平成3年以前に建てられた住宅のほうが、平成4年以降の住宅より上限が高く設定されてることもあるため、確認するようにしましょう。
具体的な金額と要件は公式サイトの最新の公表内容をご確認ください。
申請は、事業者登録をした業者が代理で行う仕組みです。一般消費者が直接申請することはできません。
また、この制度には予算の上限があり、上限に達した時点で交付申請の受付が終了します。使いたい場合は早めに動くことをおすすめします。
利用を考えるなら、制度に登録している業者かどうかを最初に確認しておきましょう。
みらいエコ住宅2026事業の押さえどころ
- 全国対象(地域による制限なし)
- 外壁塗装単体は不可。省エネ工事とのセットが条件
- 申請は登録事業者が代理で行う
担当窓口:国土交通省・環境省・経済産業省(住宅省エネ2026キャンペーン)
出典:住宅省エネ2026キャンペーン「みらいエコ住宅2026事業」公式サイト(2026年9月8日確認)
長期優良住宅化リフォーム推進事業は令和8年度は実施されていない
この制度は、住宅を長く良好に使えるようにするリフォームを支援する国の制度で、住宅の劣化対策や省エネ性能の向上などを対象としてきました。
しかし、令和7年度をもって交付申請の受付は締め切られています。
現在も使える制度として紹介されている場合がありますが、2026年9月時点で新たに申請することはできません。
制度名で検索して見つかる情報は、令和7年度以前のものである可能性が高くなっています。
参考までに、令和7年度の内容は次のとおりでした。
外壁塗装は単体では対象になりませんでしたが、専門家による調査(インスペクション)の結果にもとづき、住宅の性能を維持・向上させる工事の一部として外壁の改修が含まれる場合は対象になることがありました。
| 項目 | 令和7年度の内容(参考) |
|---|---|
| 令和8年度の実施 | 実施されません(新規申請不可) |
| 補助限度額 | 最大80万円/戸。長期優良住宅(増改築)認定を取得する場合は最大160万円/戸 |
| 外壁塗装の扱い | 単体は対象外。性能向上リフォームの一部なら対象の場合あり |
| 必要な手続き | インスペクション(建物調査)を実施し、維持保全計画・履歴を作成すること |
担当窓口:国土交通省 住宅局(長期優良住宅化リフォーム推進事業)
出典:令和7年度長期優良住宅化リフォーム推進事業 公式サイト、国土交通省「住宅:長期優良住宅化リフォーム推進事業」(いずれも2026年9月8日確認)



国の制度は「断熱性能をどれだけ高めるか」が評価のポイントです。
外壁塗装と同時に断熱改修を計画すると、補助の対象に近づきます。まずは断熱もできる業者に相談してみましょう。
外壁塗装の助成金申請から受給までのステップ
助成金や補助金を使う場合の申請から受給までの流れは、制度によって細部は異なりますが、東京都・国の制度に共通する基本は存在します。
まず押さえておきたいのは、制度には「事前申請型」と「事後申請型」の2種類があることです。
以下の6ステップは、東京都や国の省エネ改修の制度に多い事前申請型の流れです。
一方、練馬区のカーボンニュートラル化設備設置補助金のように、設置が完了してから申請する事後申請型の制度もあります。
どちらの型かによって動く順番が変わるため、使いたい制度がどちらなのかを最初に確認しておきましょう。
事前申請型でもっとも大切なのは、交付決定の通知が届く前に工事を始めると対象外になるという点です。
この順番を守ることが、助成金を受け取るための大前提になります。
STEP1:業者に塗装工事の見積もりを取る
まずは塗装業者に現地調査を依頼し、見積もりを取ります。
助成金を使いたい場合は、制度に対応した工事内容になっているかを業者に確認しておきましょう。
STEP2:必要書類をそろえて助成金を申請する
申請書・見積書・工事内容のわかる書類などをそろえて申請します。
制度によっては工事を始める前の「事前申請」が必要なので、提出のタイミングに注意してください。
STEP3:交付決定(審査結果)の通知を受ける
申請内容が審査され、問題がなければ「交付決定通知」が届きます。
この通知が届くまでは、工事を始めてはいけません。
通知前の着工は補助の対象外になります。
STEP4:塗装工事をスタートする
交付決定を受けたら、いよいよ工事のスタートです。
工事中は、申請した内容どおりに施工されているか、写真などの記録を残しておくと後の報告がスムーズです。
STEP5:完了後に請求書・実績報告書を提出する
工事が終わったら、請求書や完了写真などを添えて実績報告書を提出します。
提出には期限が設けられていることが多いので、早めに準備しましょう。
STEP6:助成金額が確定し交付を受ける
報告内容が確認されると助成金額が確定し、指定の口座などに交付されます。
申請から受給まで数か月かかることもあるため、資金計画にはゆとりを持たせておくと安心です。
申請でつまずかないためのポイント
- 交付決定の通知が届く前に着工しない
- 事前申請が必要な制度かどうかを先に確認する
- 工事前・工事中・完了後の写真を残す
- 実績報告の提出期限を守る



助成金で一番多い失敗が「交付決定前に工事を始めてしまう」ケースです。
申請に慣れた業者なら、着工のタイミングまで含めて段取りしてくれます。制度を使うなら、申請サポートの有無も業者選びの基準にしましょう。
申請前に確認!外壁塗装の助成金で見落としやすい注意点
助成金は、条件を満たしていないと受け取れなかったり、申請そのものができなかったりします。
申請前に確認しておきたい見落としやすい注意点を5つにまとめました。
住民税などの未納があると申請できない
多くの自治体や国の制度では、申請の条件として住民税などの税金に未納がないことが求められます。
これは、制度が税金を財源にして運営されているためです。
対象になるのは住民税だけとは限らず、固定資産税や軽自動車税などが含まれることもあります。
申請時に「納税証明書」の提出を求められるケースもあるため、滞納があるときは先に納付を済ませておきましょう。
これは一般論ではありません。練馬区の住宅修築資金の融資あっせんでも、申込資格に「住民税・軽自動車税の滞納がないこと」が明記されています(2026年9月8日時点)。
区の制度を使う場合も同じ条件が課されると考えてください。
自分の納税状況がわからない場合は、練馬区役所の納税担当窓口で確認できます。
外壁・屋根塗装だけでは要件を満たさない場合がある
東京都や国の制度は、住宅の省エネ性能を高めることを目的にしています。
そのため、外壁・屋根を塗装するだけでは要件を満たさないことがほとんどです。
対象になるのは、たとえば「窓の高断熱化とあわせて外壁を改修する」「外壁に断熱材を入れる」といった、断熱性能を高める工事です。
遮熱塗料や断熱塗料を塗るだけでは基準を満たさないことが多いため、「塗装すれば助成金がもらえる」と思い込まないことが大切です。
練馬区の設備向け補助金も、外壁塗装そのものは対象外です。
申請開始のタイミングは助成金の種類で異なる
申請の受付開始日は、制度ごとに異なります。
たとえば練馬区のカーボンニュートラル化設備設置補助金は、令和8年度は4月15日から受付開始の事後申請(設置後に申請)です。
制度には、工事の前に申請する「事前申請型」と、工事の後に申請する「事後申請型」があります。
事前申請型で先に工事を始めてしまうと対象外になるため、「いつから・どの順番で申請するか」を制度ごとに確認しておきましょう。
国の制度は年度初めの春ごろから動き出すものが多いので、早めの情報収集が安心です。
締切を過ぎての申し込みは認められない
助成金には申請の締切があり、1日でも過ぎると受け付けてもらえません。
締切は年度末(3月)に設定されることが多いですが、制度によって異なります。
申請には見積書や各種証明書など複数の書類が必要で、そろえるのに時間がかかります。
書類に不備があると再提出になり、締切に間に合わないこともあります。
余裕を持って、締切の1〜2か月前には準備を始めるのがおすすめです。
予算の上限に達した時点で受付終了となることがある
多くの助成金には年度ごとの予算が決められており、申請は先着順で受け付けられることが一般的です。
そのため、申請が多い人気の制度では、締切前でも予算の上限に達した時点で受付が終了することがあります。
とくに補助額の大きい制度は、受付開始から短期間で枠が埋まることもめずらしくありません。
実際に練馬区でも枠は着実に減っています。
練馬区カーボンニュートラル化設備設置補助金の令和8年度の当初予算は約8,258万円でしたが、2026年9月4日時点の残額は約1,410万円でした。
受付開始(4月15日)からおよそ5か月で、予算の8割以上がすでに使われている計算になります。
区は予算の進捗を週1回程度更新しており、なくなり次第受付を終了すると案内しているため、利用を検討している方は早めに申請しましょう。
外壁塗装そのものは対象外の制度ですが、窓の断熱改修などを組み合わせて検討している場合は、この消化ペースを前提に計画を立てることが重要です。
「まだ締切前だから大丈夫」と油断せず、使いたい制度は受付開始後すぐに動くことをおすすめします。
| 見落としやすい点 | 対策 |
|---|---|
| 税金の未納 | 申請前に納税状況を確認する |
| 塗装だけでは対象外 | 断熱改修などとセットで計画する |
| 申請開始時期 | 制度ごとに受付開始日を確認する |
| 締切 | 書類を早めにそろえる |
| 予算上限 | 受付開始後すぐに動く |



制度の条件は毎年のように見直されます。
ネットの情報だけで判断せず、申請前に必ず自治体の窓口や公式サイトで最新の要件を確認してください。
助成金以外で外壁塗装の負担を軽くする工夫
助成金が使えなくても、外壁塗装の費用を抑える工夫はあります。
ここでは、すぐに検討できる4つの方法を紹介します。
火災保険を適用できる場合
台風や強風、雪などの自然災害が原因で外壁や屋根が傷んだ場合、加入している火災保険が使えることがあります。
保険が適用されれば、修理を兼ねた塗装の負担を大きく減らせます。
ただし、経年劣化(年数による自然な傷み)は対象外です。
「保険で必ず無料になる」とうたう業者には注意し、まずは保険会社に相談しましょう。
あわせて気をつけたいのが、「保険金の申請を代行します」と持ちかけてくる申請サポート業者です。
受け取った保険金の3〜5割を手数料として請求される、解約を申し出ると高額な違約金を求められる、といった相談が全国の消費生活センターに寄せられています。
経年劣化による傷みを「台風で壊れた」ことにして申請するよう持ちかけられた場合は、その場で断ってください。
虚偽の申請は保険金詐欺にあたるおそれがあり、依頼した側も責任を問われます。


保険が使えるかどうかの判断は、契約している保険会社か代理店に直接確認するのが確実です。
練馬区にお住まいの方は、練馬区消費生活センターにも相談できます。
火災保険を使えるかの目安
- 台風・強風・雪など自然災害による損傷であること
- 被害から原則3年以内であること
- 経年劣化が原因ではない
外壁と屋根をまとめて依頼し足場代を抑える
外壁塗装では、足場の設置費用だけで15〜20万円ほどかかるのが一般的です。
外壁と屋根を別々のタイミングで塗ると、そのたびに足場代がかかってしまいます。
外壁と屋根を同時にまとめて依頼すれば、足場代は1回分で済みます。
結果として、トータルの費用を抑えやすくなります。
| 依頼の仕方 | 足場代の回数 |
|---|---|
| 外壁と屋根を別々に塗る | 2回分かかる |
| 外壁と屋根をまとめて塗る | 1回分で済む |
※足場代は建物の大きさ・形状により異なります。
長持ちする塗料を選ぶ
初期費用が安い塗料を選ぶと、塗り替えの周期が短くなり、長い目で見ると割高になることがあります。
耐久性の高いフッ素系や無機系の塗料は価格こそ高めですが、塗り替えの回数を減らせます。
| 塗料の種類 | 耐用年数の目安 |
|---|---|
| シリコン系 | 約10〜15年 |
| フッ素系 | 約15〜20年 |
| 無機系 | 約20〜25年 |
※耐用年数はメーカーや施工環境により異なります。
練馬区の融資あっせんを含めてローンを検討する
まとまった費用を一度に用意するのが難しい場合は、リフォームローンを使う方法もあります。
ここで練馬区民の方に知っておいていただきたいのが、練馬区の「住宅修築資金の融資あっせん」です。
区が区内の金融機関への融資をあっせんし、利子の一部を区が補給してくれる制度で、助成金ではありませんが実質的な負担を減らせます。
区が公表している対象工事には「基礎、土台、外壁、屋根、台所、トイレ、浴室、床、内壁などの修築」と記載されており、外壁と屋根が明示されています。
ただし塗装が「修築」に該当するかどうかまでは公表資料に明記がありません。利用を検討する場合は、工事内容を伝えたうえで住宅課 管理係に直接ご確認ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 融資限度額 | 10万円〜500万円(1万円単位) |
| 利率 | 一般世帯 1.3〜2.0%(世帯総所得により異なる/令和8年4月1日現在) |
| 利子補給 | 世帯総所得835万2,000円以下の一般世帯は0.7%を区が補給。高齢者・障害者同居世帯(354万円以下)は全額補給 |
| 返済期間 | 7年(84か月)以内・元金均等の月賦返済 |
| 申込資格 | 練馬区内に1年以上継続して居住、20歳以上70歳未満、前年の世帯総所得1,200万円以下、住民税・軽自動車税の滞納がないこと |
| 窓口 | 練馬区 建築・開発担当部 住宅課 管理係(電話 03-5984-1289) |
出典:練馬区公式サイト「住宅修築資金の融資あっせん」(2026年9月8日確認)。利率・要件は変更される場合があるため、申込前に必ず最新の条件をご確認ください。
民間のリフォームローンについては、次の点を押さえておきましょう。
毎月の支払いに分けることで、家計への負担を分散できます。
金利や返済期間は金融機関や業者の提携ローンによって異なります。
無理のない返済計画になるよう、総支払額をしっかり確認してから利用しましょう。
ローンを使うときの確認ポイント
- 金利と返済期間を確認する
- 総支払額(利息込み)で比較する
- 無理のない月々の返済額にする



費用を抑えるうえで効果が大きいのは、外壁と屋根のまとめ依頼と塗料選びです。
目先の安さだけでなく「次の塗り替えまで何年もつか」で考えると、結果的にお得になりやすいですよ。
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料金プラン・保証内容
施工料金(1㎡あたりの目安)は次のとおりです。
建物の大きさや状態によって総額は変わるため、正確な金額は見積もりで確認しましょう。
| 工事内容 | 料金の目安(1㎡あたり) |
|---|---|
| 外壁塗装 | 2,500円〜(仕様により変動) |
| 屋根塗装 | 2,500円〜(仕様により変動) |
| エイジング塗装 | 5,000円〜 |
| 足場工 | 1,000円〜(3階建て以下) |
| 防水工事 | 6,000円〜(仕様により変動) |
| シーリング | 600円〜(1mあたり・仕様により変動) |
保証は最長20年(工事内容により最短12年)で、引き渡し後1年目・3年目の定期点検と補修対応がついています。
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練馬区の外壁塗装と助成金についてよくある質問
まとめ
練馬区には外壁塗装そのものに使える区独自の助成金はありません。
ただし、東京都や国の制度を断熱改修などと組み合わせれば、費用の一部をまかなえる可能性があります。
また、助成金に頼らなくても、火災保険の活用・外壁+屋根のまとめ依頼・長持ちする塗料選び・練馬区の融資あっせんを含むローンの活用などで負担を軽くすることができます。
なお、長期優良住宅化リフォーム推進事業は令和8年度は実施されません。他のサイトで現行制度として紹介されていても、2026年9月時点で新たに申請することはできない点にご注意ください。
そして何より大切なのは、信頼できる業者に相談することです。
制度の使い方から費用を抑える工夫まで、まずは地域に詳しい業者に相談してみましょう。
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※本記事の情報は2026年9月8日時点のものです。助成金・補助金の内容や受付状況は変更される場合があります。申請の際は必ず練馬区・東京都・国の公式サイトや各担当窓口で最新情報をご確認ください。
参考文献




