廿日市市には、今住んでいる家の外壁塗装だけに使える助成金はありません。
一方、条件を満たす空き家の改修なら、外壁塗装が「廿日市市空き家活用支援補助金」の対象となり、改修費の2分の1、最大60万円の補助を受けられます。ただし、対象となる地域や空き家には条件があり、着工前の申請が必要です。
この記事では、市・県・国の制度と外壁塗装との関係、申請時の注意点、補助金が使えない場合に費用を抑える方法を解説します。

実家の外壁を塗り替えたいけれど、廿日市市の補助金は使えるのかな。空き家だと条件が違うの?
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- 今住んでいる家と空き家で、市の補助の扱いがどう違うか
- 空き家活用支援補助金で受けられる補助額と、対象になる地域・空き家の条件
- 耐震化・定住促進・県と国の断熱改修の補助と外壁工事の関係
- 申請を着工前に済ませる理由と、補助対象と対象外を分けた見積書の頼み方
監修者:山下 昭一


保有資格:一級建築士
早稲田大学理工学部建築学科を卒業後、設計事務所での勤務を経て独立。現在は株式会社山下建築設計事務所の代表を務める。同事務所は東京都知事登録第63906号の一級建築士事務所。
公式サイト:株式会社山下建築設計事務所 会社概要
※本記事の制度情報は、2026年9月24日に廿日市市・広島県・国の公式サイトで確認した内容です。受付の状況や補助額は変わることがあるため、申請の前に担当窓口または公式サイトで最新の情報をお確かめください。
廿日市市には外壁塗装単体で使える助成金はない


廿日市市で、住んでいる家の外壁塗装だけに使える助成金はありません。空き家バンクなどを通じて活用が決まった空き家の改修であれば、外壁の塗装が「廿日市市空き家活用支援補助金」の対象になります。
押さえておきたいポイントは、次の4つです。
- 住んでいる家の外壁塗装だけで使える助成金はない(市の「住まいの安心ブック」に該当する制度なし)
- 対象の空き家の改修は「廿日市市空き家活用支援補助金」の対象で、改修項目に外壁の塗装が含まれる
- 木造住宅の耐震化や、佐伯・吉和地域で中古住宅を購入して改修する場合にも市の補助がある
- 広島県と国の補助は、窓や外壁の断熱改修が対象で、塗装だけでは使えない
5つの制度の実施主体・補助額・受付状況を一覧にまとめました。
| 制度名 | 実施主体 | 外壁塗装だけで使えるか | 補助額 | 受付状況 | 問い合わせ窓口 |
|---|---|---|---|---|---|
| 空き家活用支援補助金 | 廿日市市 | 条件付き 対象の空き家の改修なら塗装も対象 | 改修費の2分の1 上限40万円 若年・子育て世帯は20万円加算 | 令和8年度の事業期間中 先着順 | 住宅政策課 0829-30-9187 |
| 木造住宅耐震化補助 | 廿日市市 | × 耐震改修工事が対象 | 工事費の80% 上限115万円 | 令和8年度は 9月30日まで | 建築指導課 0829-30-9191 |
| 佐伯地域及び吉和地域定住促進補助金 | 廿日市市 | × 住宅の新築・購入、購入に伴う改修が対象 | 対象事業の2分の1 上限60万〜150万円 | 先着順 登記・転入から6か月以内に申請 | 住宅政策課 0829-30-9187 |
| 家庭におけるエコ窓普及促進補助金 | 広島県 | × 窓の断熱改修が対象 | 国の補助額の3分の1か9万円の低い額 | 令和9年1月31日まで 予算上限で終了 | 施工事業者が申請 |
| みらいエコ住宅2026事業 | 国 | × 断熱改修が要件 | 上限40万〜100万円 | 受付中 予算上限まで | 登録事業者が申請を代行 |
一覧のうち、外壁の「塗装」が補助の対象として明記されているのは空き家活用支援補助金だけです。
それぞれの条件は、次の見出しから制度ごとに解説します。
廿日市市空き家活用支援補助金|外壁の塗装を含む改修に最大60万円


この補助は、空き家の活用を進めるために、改修や家財の整理にかかった費用の一部を廿日市市が負担する制度です。改修の対象項目に「外壁」の「塗装」が明記されており、30万円以上の改修工事なら費用の2分の1(上限40万円)の補助を受けられます。
住宅政策課が公式サイトとチラシで案内している内容を、項目ごとに表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象の 空き家 | 佐伯・吉和・宮島地域、または廿日市・大野地域の市街化区域外にあり、空き家バンクや地域支援員のマッチングなどで活用が決まった空き家 |
| 外壁塗装 | 改修項目に含まれる(外壁・屋根・雨樋などの設置、取替、修繕または塗装) |
| 補助額 (改修) | 改修工事費(30万円以上)の2分の1 (上限40万円、若年または子育て世帯は20万円加算) |
| 対象者 | 空き家の所有者、または購入・賃借する人(いずれも個人)、地域自治組織など |
| 事業期間 | 令和8年4月1日〜令和9年3月31日 予算に限りがあり、先着順 |
| 申請の タイミング | 工事に着手する前(要綱では着手の日の10日前まで) |
| 窓口 | 住宅政策課 住宅企画係 0829-30-9187 |
改修のほか、家財道具の搬出・処分(上限20万円)、自分で改修する場合の材料費(上限10万円)、相続や表題登記の手続き(上限10万円)にも補助の区分があります。
補助額は改修費の2分の1・上限40万円、若年・子育て世帯は20万円加算
改修の補助額は、30万円以上の改修工事費の2分の1で、上限は40万円です。若年または子育て世帯には20万円が加算されるため、上限は60万円になります。
補助の区分ごとの金額は、次のとおりです。
| 区分 | 対象経費 | 補助率 | 上限額 |
|---|---|---|---|
| 改修 | 30万円以上 | 2分の1 | 40万円 (若年または子育て世帯は 20万円加算) |
| 自己改修 材料費 | 5万円以上 | 2分の1 | 10万円 |
| 家財整理 | 5万円以上 | 2分の1 | 20万円 |
| 手続き | 5万円以上 | 2分の1 | 10万円 |
たとえば外壁塗装を含む改修工事が100万円の場合、2分の1は50万円ですが、補助額は上限の40万円です。
若年または子育て世帯であれば、上限が60万円になるため50万円の補助になります。
※若年・子育て世帯の加算の条件は、住宅政策課で確認してください。
対象は市街化区域外の空き家バンク物件など3つに限られる
補助の対象になる空き家は、佐伯・吉和・宮島地域、または廿日市・大野地域の市街化区域外にあり、活用が決まっている物件です。
具体的には、次のいずれかに当てはまる空き家が対象です。
- 空き家バンクに登録した空き家で、市または市が認める民間団体などを介して売買・賃貸借される物件
- 地域支援員などのマッチングにより活用が決まった物件
- 地域自治組織が高齢者サロンなどの公益的な用途で使うことが決まった物件(市内全域が対象)
空き家バンクなどを通じて取得・借り受けてから2年を過ぎた物件や、10年以内に同じ補助金の交付決定を受けた物件は対象外です。
今住んでいる家や、空き家バンクなどを通さずに活用する空き家の塗り替えは、この補助の対象になりません。
外壁・屋根の塗装は改修項目に含まれる
市が定める改修項目には「開口部、外部建具、外壁、屋根、雨樋または庇の設置、取替、修繕または塗装」が含まれています。対象の空き家であれば、外壁や屋根の塗り替えも補助の対象です。
外回りのほかにも、次のような改修が対象になります。
- 床材・天井材・壁材・内部建具の設置、取替、修繕または塗装
- 階を増やさない間取りの変更
- 基礎・土台・柱などの構造部分の修正や補強
- 給排水・電気・ガスの設備、台所・トイレ・給湯器の設置や取替
一方で、エアコン・室外機・照明器具・便座などの設置や、カーポート・ウッドデッキなどの増築にあたるものは対象外です。
また、建設業の許可などを受けた業者が施工する工事が対象になります。
工事に着手する10日前までに申請する
この補助は、工事に着手する前に申請しなければなりません。市の交付要綱では、着手の日の10日前までに申請書を提出すると定められています。
申請には、経費の内訳がわかる見積書または契約書の写しや、改修する予定の箇所の写真などが必要です。
市のチラシでは、書類の審査に1〜2週間程度かかり、交付決定の通知を受けてから業者に依頼するよう案内しています。
見積もりの内容が決まったら、着工日から逆算して早めに申請しましょう。
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外壁工事とあわせて確認したい廿日市市のその他の制度
空き家活用支援補助金のほかに、昭和56年5月以前の木造住宅を耐震化する補助(最大115万円)と、佐伯・吉和地域に転入して住宅を取得する人向けの定住促進補助金(上限60万〜150万円、子どもの人数に応じた加算あり)があります。
どちらも外壁塗装を目的にした制度ではありません。
外壁塗装の費用が補助対象経費に含まれるかは、公式サイトに明記されていないため、見積書を用意して各窓口に事前に確認してください。
| 項目 | 木造住宅耐震化補助 | 佐伯地域及び吉和地域 定住促進補助金 |
|---|---|---|
| 使える人 | 昭和56年5月31日以前に建てた木造住宅の所有者など | 市外から佐伯・吉和地域へ転入し、住宅を新築・購入した子育て世帯など |
| 補助額 | 耐震改修工事費の80% (上限115万円) | 対象事業の2分の1 (上限60万〜150万円+子どもの人数に応じた加算) |
| 外壁塗装 | 公式サイトに記載なし | 公式サイトに記載なし (中古住宅の購入に併せた改修工事は対象) |
| 窓口 | 建築指導課 0829-30-9191 | 住宅政策課 0829-30-9187 |
木造住宅耐震化補助|昭和56年5月以前の住宅に最大115万円


昭和56年5月31日以前に建築または工事に着手した木造の一戸建てで、耐震診断の構造評点が1.0未満の住宅は、耐震改修工事費の80%(上限115万円)の補助を受けられます。
居住誘導区域(市が住まいを集めていく方針の区域)の外にある住宅は、上限が57万5,000円になります。
令和8年度の受付期間は5月1日から9月30日までで、募集は5戸程度です。
予算枠に達した時点で受付が終わり、交付決定を受けてから着工して、令和9年2月末までに工事を終える必要があります。
外壁との関係で確認しておきたいのは、補助の対象範囲です。
市の募集案内では、壁に筋交いを入れる場合の例として、耐力壁の工事に伴う外壁の撤去と復旧は「補強する壁から1mを加えた長さを限度とする」と定めています。
仕上げ材も、既存の仕上げ材と同等のものに限られます。
補強した壁のまわりを元に戻す工事と、家全体の外壁の塗り替えは別の工事として扱われると考え、範囲は建築指導課に確認しましょう。
佐伯地域・吉和地域の定住促進補助金|住宅の購入・新築が対象


市外から佐伯地域または吉和地域に転入し、住宅を新築・購入した子育て世帯などは、購入費や建築費の2分の1の補助を受けられます。中古住宅を購入する場合は、購入に併せて行う改修工事も補助の対象に含まれます。
地域と住宅の種類ごとの上限額は、次のとおりです。
| 対象 | 佐伯地域 | 吉和地域 |
|---|---|---|
| 新築・新築住宅の購入 | 上限100万円 | 上限150万円 |
| 中古住宅の購入 (購入に併せた改修を含む) | 上限60万円 | 上限90万円 |
| 子育て世帯への加算 | 6歳以上18歳未満の子1人につき20万円 6歳未満の子1人につき30万円 | 佐伯地域と同じ |
交付要綱では、改修工事を「住宅の購入に併せて、住宅の機能の向上のために行う改築、増築、修繕、模様替え、設備の改善」と定めています。
中古住宅を買って外壁を塗り替える場合、その塗装が「修繕」などに当たるかは、購入前に住宅政策課へ確認してください。
申請者または配偶者が転入の前日まで3年以上市外に住んでいたこと、どちらかが50歳未満であること、10年以上住み続ける意思があることなどが条件です。
購入を伴わない、今住んでいる家だけのリフォームは対象になりません。
申請は、建物の登記または住所を移した日から6か月以内に行い、予算の範囲内で先着順に受け付けます。
空き家バンクに登録された住宅を購入した場合は、空き家バンクの補助金も受けられる場合があると市は案内しています。
外壁塗装とあわせて確認したい広島県・国の制度と減税


広島県のエコ窓普及促進補助金は窓の断熱改修、国のみらいエコ住宅2026事業は窓や外壁などの断熱改修が対象です。塗装だけの工事ではどちらも使えませんが、断熱改修をした場合は廿日市市の固定資産税が減額されることがあります。
県と国の補助は、どちらも工事を行う事業者が申請の手続きをします。
住んでいる家で使えるのはこの2つの補助と減税なので、窓や断熱の工事を考えているなら、塗り替えと同じ時期に計画できるか業者に相談しておきましょう。
広島県エコ窓普及促進補助金は窓の断熱改修に最大9万円
広島県内の既存住宅で、国の「先進的窓リノベ2026事業」の交付決定を受けた窓の断熱改修には、県が上乗せで補助を出しています。補助額は、国の交付決定額の3分の1(千円未満切り捨て)か9万円のいずれか低い額です。
| 対象工事 | ガラス交換・内窓の設置・外窓の交換などの開口部の断熱改修 |
|---|---|
| 工事の期間 | 令和7年11月28日以降に着工し、令和8年12月31日までに完了(国と同じ) |
| 申請期間 | 令和8年6月17日〜令和9年1月31日 (予算の上限に達した時点で終了・先着順) |
| 申請する人 | 工事を行った施工事業者 |
補助金は施工事業者に交付され、工事代金に充てるか現金で支払うかのどちらかの方法で、工事の発注者に還元されます。還元の方法・金額・時期は、申請の前に事業者と取り決めておきます。
国の対象期間内に工事をしていれば、県の申請受付が始まる前に完了した工事でも対象です。
足場を組む外壁塗装と窓の交換を同じ時期に行うかは、窓の工事方法によって変わるため、見積もりの段階で業者に確かめておくと計画を立てやすくなります。
みらいエコ住宅2026事業は外壁などの断熱改修が対象


みらいエコ住宅2026事業は、窓などの開口部と、外壁・天井・床などの躯体(建物の骨組み部分)の断熱改修を組み合わせたリフォームに、1戸あたり最大100万円を補助する国の制度です。
対象になるのは、原則として2016年(平成28年)末までに建てられた住宅です。
補助の上限額は、建築の時期と、改修後にどの水準の性能になるかの組み合わせで変わります。
| 建てられた時期 | 開口部・躯体の 断熱改修+設備 | 開口部・躯体の 断熱改修 |
|---|---|---|
| 平成3年以前 | 100万円 | 50万円 |
| 平成4年〜 平成28年 | 80万円 | 40万円 |
申請するには、窓のある居室を1つ「トリガールーム」として選び、その部屋で国が定めた組み合わせの断熱工事を行う必要があります。
手続きは事業に登録した事業者が代わりに行い、補助金はあらかじめ取り決めた方法で依頼者に還元されます。
工事の請負契約より前に着手した工事は対象外ですが、交付申請は工事が終わってから提出できます。
2026年9月23日時点で、予算に対する申請額の割合は7%と公表されています。
断熱塗料や遮熱塗料を塗るだけでは県・国の補助を受けられない
広島県の補助は窓の工事だけが対象で、国の躯体の断熱改修は断熱材を施工する工事が対象です。断熱や遮熱をうたう塗料を外壁に塗る工事は、どちらの対象にもなりません。
国の事業で使える断熱材は、所定の性能を満たした製品に限られ、部位ごとに施工する量の基準もあります。
インターネット上には「断熱塗料なら省エネの補助金が出る」という説明も見られます。
補助の話が出たときは、どの制度のどの工事にあたるのかを、制度名と製品名で示してもらいましょう。
耐震・省エネ改修は固定資産税の減額を受けられる場合がある
廿日市市では、一定の耐震改修をすると翌年度の固定資産税が2分の1、窓の断熱改修を含む省エネ改修をすると3分の1減額される制度があります。
| 区分 | 主な要件 | 減額 |
|---|---|---|
| 耐震改修 | 昭和57年1月1日以前からある住宅 現行の耐震基準に適合させる工事 工事費50万円超 | 翌年度の固定資産税を2分の1減額 |
| 省エネ改修 | 平成26年4月1日以前の住宅 窓の断熱改修が必須(床・天井・壁の断熱工事なども対象) 床面積40~240㎡ 補助金などを除く自己負担が60万円超 | 翌年度の固定資産税を3分の1減額 |
どちらも、工事の完了後3か月以内に課税課へ申告します。
省エネ改修では、建築士などが作成した増改築等工事証明書が必要です。
※廿日市市の掲載ページには、2026年3月31日までの要件が掲載されています。2026年4月以降に完了する工事の申告書類や適用条件は、課税課 家屋係(0829-30-9116)に確認してください。
廿日市市の補助金を申請してから受け取るまでの流れ


空き家活用支援補助金は、着工前に申請して交付決定を受け、工事の完了後に実績報告と請求をして入金される流れです。耐震化補助も交付決定後の着工が条件で、県と国の窓・断熱の補助は施工事業者が手続きをします。
市のチラシが示す空き家活用支援補助金の手続きは、次の7段階です。
- 補助対象の事業に着手する前に、交付申請書と必要書類を市に提出する
- 市の審査(1〜2週間程度)のあと、交付決定通知書が届く
- 交付決定通知書を受け取ってから、業者などに依頼して工事に着手する
- 工事の完了後、令和9年2月末日までに実績報告書を提出する
- 市の審査(1〜2週間程度)のあと、交付確定通知書が届く
- 令和9年3月31日までに請求書を提出する
- 申請者の口座に補助金が振り込まれる(1か月程度)
空き家活用支援補助金は完了後30日以内に実績報告をする
交付要綱では、実績報告書の提出期限を「工事の完了から30日を経過した日」と「交付決定を受けた年度の2月末日」のうち早いほうと定めています。
実績報告には、経費の内訳がわかる書類と領収書の写し、工事の完了がわかる写真を添えます。
年明けに工事が終わる計画だと、2月末の期限まで日数がほとんど残りません。
秋以降に申請する場合は、完了日と書類をそろえる日程を業者と先に決めておきましょう。
耐震化補助は交付決定後に着工し翌年2月末までに完了させる
木造住宅耐震化補助は、交付決定を受けてから工事に着手し、令和9年2月末までに工事を完了できることが申込みの条件です。
耐震改修工事では、耐震診断・耐震改修計画・工事監理を建築士が行うことも条件になっています。
募集案内では、交付決定の通知前に工事監理や工事の請負契約をしないよう求めています。
令和8年度の申込みは9月30日で締め切られるため、来年度に向けて検討する場合は、無料の耐震診断から建築指導課に相談しておくと準備を進めやすくなります。
県・国の窓や断熱の補助は施工事業者が申請する
広島県のエコ窓普及促進補助金とみらいエコ住宅2026事業は、工事を依頼した人ではなく、施工する事業者が申請します。
みらいエコ住宅2026事業の場合、申請できるのはあらかじめ事業に登録した事業者だけです。
依頼する前に、登録事業者かどうかと、補助金をどのような方法で受け取れるのかを確認しておきましょう。
広島県の補助では、工事代金に充てる方法か、現金で支払う方法のどちらかで還元されます。
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申請前に確認したい3つの注意点


廿日市市の補助を申請する前に確認したいのは、予算と募集件数・市税の納付状況・空き家の補助に付く3年間の制限の3点です。空き家活用支援補助金は、事業を営む個人や法人が申請できない点にも注意が必要です。
受付期間内でも予算の上限に達すると終了する
空き家活用支援補助金は予算に限りがある先着順で、事業期間の令和9年3月31日より前に受付が終わる場合があります。
木造住宅耐震化補助は募集が5戸程度と少なく、広島県のエコ窓普及促進補助金や国のみらいエコ住宅2026事業も、予算の上限に達した時点で締め切られます。
補助を当てにして工事の日程を決める前に、住宅政策課などの窓口で今年度の受付が続いているかを確かめておきましょう。
市税の滞納があると申請できない
空き家活用支援補助金は廿日市市税などの滞納がある人、木造住宅耐震化補助は市の税や使用料の滞納がある人は申請できません。
定住促進補助金では、世帯全員が市区町村民税を滞納していないことが条件です。
市外から転入して1年に満たない場合は、前の住所地の滞納のない証明が必要になります。
空き家を相続したばかりで固定資産税の納付を確認していない場合は、申請の前に納付状況を確かめておきましょう。
空き家の補助は3年間の解体・転売制限がある
空き家活用支援補助金を受けた物件は、3年間は解体や転売が制限されます。
補助を受けられるのは、区分ごとに1つの物件につき1回までです。
10年以内に同じ補助金の交付決定を受けた物件は、所有者が変わっても対象になりません。
また、交付要綱では、事業を営む個人や法人を補助の対象から外しています。
店舗や事務所として活用する予定の空き家は、申請の前に住宅政策課へ相談してください。
廿日市市で補助金を使うときに施工業者へ確認したいこと


空き家活用支援補助金を使う場合、施工業者に確認したいのは、補助の対象外になる工事を分けた見積書・建設業許可・申請に使う写真の3点です。見積書と写真は申請書類そのものになり、建設業許可は補助の条件にかかわります。
補助対象の改修と対象外の工事を分けた見積書を出せるか
空き家活用支援補助金の申請書には、経費の内訳が明記された見積書または契約書の写しを添えます。
空き家の改修では、外壁塗装と一緒にエアコンの取り付けやカーポートの設置を頼むことがあります。
これらは補助の対象外なので、外壁・屋根・水回りなどの対象になる工事とは別の行で金額を出してもらいましょう。
建築確認の申請が必要な改修になった場合、その申請手数料も補助の対象外です。
見積もりを頼むときに、補助を申請する予定であることを最初に伝えておくと、内訳を分けた形で作ってもらいやすくなります。
建設業許可を持つ業者が施工するか
空き家活用支援補助金は、建設業の許可などを受けた者が施工する工事を対象にしています。
建設業許可は、税込500万円以上の工事を請け負う場合に必要なもので、それより小さな工事は許可がなくても施工できます。
そのため、塗装業者のなかには許可を持たずに営業しているところもあります。
許可の有無は、見積書や会社の案内に書かれた許可番号を、国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で照会すると確かめられます。
許可がない業者に依頼を考えている場合は、補助の対象になるかを住宅政策課に確認してから契約しましょう。
着工前と完了後の写真を申請に合わせて残せるか
空き家活用支援補助金は、申請時に改修予定の箇所の写真、実績報告のときに工事の完了がわかる写真を提出します。
定住促進補助金でも、中古住宅の購入に併せて改修する場合は、間取り図と施工箇所の写真が必要です。
固定資産税の減額を申告するときも、工事した箇所の改修前と改修後の写真を求められます。
塗装後の外壁は、傷んでいた状態が見えなくなります。
同じ場所を同じ向きで撮っておくよう着工前に業者と決めておけば、どの制度の書類にも使い回せます。
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廿日市市の外壁塗装費用はいくら?補助金が使えないときに抑える方法


廿日市市内の施工事例紹介ページには、屋根と外壁の塗装の相場価格として110万〜130万円が掲載されています。
ただし金額は下地の傷み方で大きく変わるため、住んでいる家で補助が使えない場合は、外壁と屋根の工事時期・見積もりの比べ方・火災保険の3つで負担を抑えます。
空き家活用支援補助金を使う場合も、補助の上限を踏まえて工事の範囲を決めることが費用の差につながります。
廿日市市の施工事例では下地補修の範囲が費用を左右する
外壁塗装の金額は、塗る面積に、使う塗料と下地の補修方法の単価を掛け合わせて決まります。廿日市市の公開事例を見ると、下地の状態が工事の中身をどれだけ変えるかがわかります。
| 建物 | 戸建て・サイディングの外壁・2階建て・築15年 |
|---|---|
| 延床面積 | 101〜150㎡(31〜45坪) |
| 工事内容 | 屋根と外壁の塗装 |
| 下地の状態 | サイディングの継ぎ目がパテで埋められ、硬い吹付け塗装の上にひび割れが多数 |
| 下地補修 | ひび割れをU字にカットし、補修材とグラスファイバー製のメッシュテープで継ぎ目すべてを補修 |
| 使用塗料 | 下塗り:アクレスフィラーダンセイ 外壁上塗り:スーパーセランフレックス 屋根:スーパーセランソフィア (いずれもシーカ・ジャパン) |
| 公開価格 | 110万〜130万円(事例ページの「相場価格」) |
※ヌルぞう公式サイトの施工事例(廿日市市 M様邸)をもとに作成。個別の事例であり、同じ金額で施工できることを示すものではありません。費用は地域・建物の条件により異なります。
この事例では、継ぎ目の補修をすべての箇所に行い、下塗りも凹凸を埋める厚塗りの工法を選んでいます。
同じ坪数でも、ひび割れの少ない家なら補修の手間は減り、金額も変わります。
見積もりを受け取ったら、下地補修にどの方法を使い、どこまで行うのかが書かれているかを見ておきましょう。
外壁と屋根は1回の足場と1回の補助申請にまとめる
外壁と屋根の塗装を別々の年に行うと、そのたびに足場を組み直す費用がかかります。どちらも数年のうちに塗り替えが必要なら、1回の足場でまとめるほうが総額を抑えられます。
空き家活用支援補助金を使う場合は、まとめる理由がもう1つあります。
補助を受けられるのは区分ごとに1つの物件で1回までのため、改修を2回に分けると、2回目は補助を受けられません。
改修の補助は工事費の2分の1で上限40万円なので、工事費が80万円を超えると補助額はそれ以上増えません。
外壁・屋根に加えて水回りや内装も直す予定があるなら、どの工事をこの1回に入れるかを見積もりの段階で整理しておきましょう。
屋根の塗膜にまだ余力がある場合は、外壁に合わせて塗り替える必要はありません。
どちらを先にするかは、屋根の写真を見せてもらってから決めましょう。
塗料の製品名と面積の出し方をそろえて2〜3社を比べる
相見積もりの金額を正しく比べるには、塗料の製品名・塗装面積・塗る工程の3つが各社でそろっている必要があります。
ペイプロ編集部の取材で、廿日市市の塗装業者ヌルぞうの代表は、他社の見積書に「シリコン塗料」とだけ書かれ、製品名がないものがいまだに多いと話していました。
製品名がわからないと、同じ「シリコン」でも性能や価格の違う塗料を比べることになります。
塗装面積も、業者によって出し方が違います。
延床面積から係数を掛けて概算する方法のほか、図面から実際に塗る面積を拾う方法もあり、同じ家でも面積の数字がずれることがあります。
2〜3社に依頼するときは、1社目の見積書に書かれた製品名と面積を伝えて、同じ条件で出してもらうと比べやすくなります。
台風や大雪による破損は火災保険の補償内容を確認する
台風や強風、大雪で外壁や屋根が壊れた場合は、加入している火災保険の風災・雪災の補償で修理費が支払われることがあります。
廿日市市では、令和5年の大雪で古民家の屋根が破損し、修繕と塗装を依頼した事例がヌルぞうの公式サイトで紹介されています。
山あいの地域では、雪による被害も補償の対象になりうるか確認しておきたいところです。
一方で、年数がたって色があせた、触ると白い粉がつくといった経年劣化は、保険の対象になりません。
保険金が支払われるかどうかを判断するのは保険会社なので、「保険で無料になる」と契約を急がせる業者には注意してください。
被害に気づいたら日付がわかる写真を残し、保険会社か代理店に連絡しましょう。
見積書で確認したい5項目
見積書を受け取ったら、塗料の製品名・塗装面積と単価・下地補修の方法・付帯部の範囲・保証の内容の5つが書かれているかを確認します。
【見積書のチェック項目】
- 下塗り・上塗りの塗料が、メーカー名と製品名で書かれているか
- 外壁と屋根の塗装面積(㎡)と、それぞれの単価が分かれているか
- ひび割れやシーリングの補修を、どの方法でどこまで行うか書かれているか
- 雨どい・軒天・破風など、外壁以外に塗る部分が明記されているか
- 保証の年数と対象(塗膜のはがれなど)、保証書を発行するかが書かれているか
保証には、塗料メーカーが出すものと施工した業者が出すものがあり、年数や対象が違うことがあります。
口頭で説明を受けた内容は、見積書か契約書に書いてもらいましょう。
\坪数・工事内容から費用の目安を確認/
廿日市市で外壁塗装を相談できる「ヌルぞう」


ヌルぞうは、廿日市市玖島(佐伯地域)に本社を置き、福面にショールームを構える外壁・屋根塗装の業者です。
現地調査では、ドローンの撮影と赤外線診断で屋根や外壁の状態を確かめ、「今すぐ必要な工事と、まだ急がなくてよい工事」を分けて伝えると案内しています。
調査と見積もりは無料で、見積書はCAD図面から施工面積を積算して作成。
ペイプロ編集部の取材では、代表が「見積書には最低でも外壁・屋根・上塗りの塗料名を必ず書く」と回答しています。
塗料の製品名がわかる見積書は、他社と比べるときにも、補助の対象になる工事と対象外の工事を分けるときにも役立ちます。
また、空き家の改修では外壁塗装と水回りや内装の工事を一緒に頼むことが多くなります。
外回りと内装をまとめて相談できる業者なら、空き家活用支援補助金の申請に使う見積書を1社で整えやすくなるでしょう。
※会社情報は、ヌルぞうの公式サイトとペイプロ編集部の独自取材をもとに掲載しています(2026年9月24日確認)。
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廿日市市の外壁塗装助成金に関するよくある質問


まとめ|廿日市市の外壁塗装は空き家の改修か断熱・耐震改修との組み合わせを確認しよう


- 今住んでいる家の外壁塗装だけに使える助成金は、廿日市市にはない
- 佐伯・吉和・宮島地域や市街化区域外の空き家を、空き家バンクなどを通じて活用するなら、空き家活用支援補助金で外壁の塗装を含む改修費の2分の1(上限40万円、若年・子育て世帯は60万円)の補助を受けられる。申請は工事に着手する前
- 耐震化・定住促進の市の補助や、窓と外壁の断熱改修に使える県・国の補助で外壁工事が対象になるかは、制度ごとに窓口への確認が必要
住んでいる家を塗り替えるだけなら、補助に頼らず、工事の時期と見積もりの中身で費用を抑えることになります。
空き家の活用や断熱・耐震の工事を考えているなら、どの制度に当てはまるかを先に確かめてから業者に相談しましょう。
【依頼する前に済ませておきたい3つのこと】
- 塗り替える家が「住んでいる家」か「活用予定の空き家」か、どの地域にあるかを確認する
- 空き家なら住宅政策課に、今年度の受付状況と対象になるかを問い合わせる
- 塗料の製品名と塗装面積が書かれた見積もりを、2〜3社に依頼する
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正直なところ、外壁塗装の業者選びってすごく難しいですよね。
「見積もりをもらっても金額がバラバラで、何が正しいのかわからない」
「ネットの口コミも本当かどうか判断できない。かといって適当に決めて100万円以上を払うのは怖い」
ペイプロは、そんな方のための無料の業者紹介サービスです。
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- 一括見積もりサイトのように、知らない業者から一斉に電話がかかってくることはありません
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※制度の内容は2026年9月24日の確認時点のものです。受付の状況や申請の期限は変わる場合があるため、申請の前に廿日市市の担当窓口、広島県または国の公式サイトで必ずお確かめください。








