DIYで解決!外壁のひび割れ補修は自分でできる? 初心者向け徹底ガイド

DIYで解決!外壁のひび割れ補修は自分でできる? 初心者向け徹底ガイド

外壁のひび割れ補修は、幅0.3mm以下の軽微なヘアークラックならDIYでも対応可能です。

まず、ひび割れ内部の汚れや劣化した塗膜をブラシで除去し、清掃・乾燥させます。次にマスキングテープで養生し、プライマーを塗布した後、コーキング材を充填してヘラで平滑に仕上げ、必要に応じて塗装します。

広範囲や深いひび割れは専門業者に依頼するのが安全です。

この記事で分かること
  • DIYで補修可能なひび割れの種類(ヘアークラックなど)
  • 補修に必要な道具と材料の詳細
  • DIYの限界とプロに任せるべきケースの判断基準

結論として、外壁の軽微なひび割れは適切な下地処理と正しい手順でDIY補修が可能ですが、安全面や仕上がり品質、深刻なひび割れには専門業者の対応が望ましいです。DIY補修を行う際は、十分な準備と慎重な作業を心がけましょう。

簡単30秒!あなたに合う塗装業者が探せる

監修者:藤孝憲

監修者:藤 孝憲
保有資格:宅地建物取引士・SEO検定1級・CFPなど

資格を活かし、中立的な立場で記事の執筆・監修を行っている。常に生活者目線で専門用語もわかりやすく解説し記事を執筆している。

目次

外壁ひび割れをDIYで補修できる判断基準と注意点

外壁ひび割れをDIYで補修できる判断基準と注意点図解

DIY可能なのは幅0.3mm以下、深さ4mm以下の塗膜表面の微細なヘアークラックなどで、構造的な問題に発展しにくいひび割れです。

幅が0.3mm以上や深さ5mm超の構造クラックや開口部のクラックはDIYが難しく、専門業者への相談が必要です。

DIYを始める前に補修の可否基準と注意点を理解し、無理のない範囲で挑戦することが重要です。

ひび割れ補修すべきか放置してよいかの見極め方

補修が必要なひび割れは幅や深さが基準を超えるもの、構造クラックや雨漏りの原因となるものです。
軽微なヘアークラックは放置しても直ちに建物内部へ影響は少ないものの、美観上気になる場合は補修を検討してください。

以下の表は補修検討すべきひび割れと放置しても良いひび割れの比較です。補修の判断の参考にしてください。

スクロールできます
補修を検討すべきひび割れ比較的放置しても良いと考えられるひび割れ
幅が0.3mmを超えるひび割れヘアークラック(幅0.3mm以下、深さ4mm以下)※塗膜表面の微細なひび割れなので、すぐに建物内部に影響を与える可能性は低い。ただし、美観を損ねるため、気になる場合は補修を検討しても良い
深さが4mmを超えるひび割れ
構造クラックの可能性のあるひび割れ
雨漏りの原因となっているひび割れ
美観を損ねているひび割れ

DIYのメリットとデメリットとリスク

DIYの最大のメリットは費用を抑えられることと、自分の都合で作業ができる点にあります。しかし、時間や手間、技術的な難しさも伴い、材料選びの失敗は補修の劣化や再発につながるリスクがあります。

DIYのメリット

  • 専門業者に依頼するより材料費だけで済み経済的
  • 自分のペースと都合に合わせ作業可能
  • 補修達成の満足感と住まいへの愛着が増す
  • 細部にまでこだわり丁寧に作業できる
  • 補修知識と技術が身につく

DIYのデメリットとリスク

  • 時間と手間がかかり、技術や知識も必要
  • 専門家と比べ仕上がりの品質や耐久性が劣ることも
  • 高所作業の転落リスクがあるため安全対策必須
  • 材料選びの誤りは剥がれや変色を招く
  • DIYは保証がないためすべて自己責任
  • ひび割れの根本原因が構造的か判断できない恐れがある

プロに頼むべき?専門業者に依頼すべきケース

専門業者に依頼すべきケース図解

DIYでの対応が難しい「構造に関わるひび割れ」や「高所作業」は、迷わず専門業者へ依頼すべきです。無理な修復はかえって建物を傷め、最終的な修繕費用を高額にする恐れがあります。

業者依頼が必要な危険なひび割れ

以下の症状がある場合は、プロによる診断と補修が必須です。

  • 構造クラック:幅0.3mm以上、深さ5mm以上の深いひび割れ。
  • 雨漏りの発生:室内に雨染みがある、カビ臭い場合。
  • 爆裂・欠損:コンクリートやモルタルが剥がれ落ちている場合。 これらは基礎や構造体の劣化を示唆しており、表面的なDIY補修では解決しません。

作業環境と仕上がり重視のケース

技術面や安全面で不安がある場合も依頼対象です。

  • 高所作業:2階以上や足場が必要な場所。梯子での作業は大変危険です。
  • 美観重視:補修跡を目立たせたくない、新築同様に仕上げたい場合。
  • 広範囲な補修:外壁全体にひび割れが広がっている場合。 専門業者に依頼する際は、複数の業者から見積もりを取り、実績や保証内容を比較検討しましょう。

簡単30秒!あなたに合う塗装業者が探せる

簡単30秒!あなたに合う塗装業者が探せる

外壁ひび割れの種類と原因を正しく理解しよう

外壁ひび割れの種類と原因を正しく理解しよう

外壁のひび割れ(クラック)は、発生原因によって「緊急度」が異なります。 

乾燥収縮などの自然現象による軽微なものから、地盤沈下など構造に起因する深刻なものまで様々です。 国土交通省の「既存住宅インスペクション・ガイドライン」でも、ひび割れの有無や幅は劣化事象の重要な検査項目とされており、種類を特定することが適切なメンテナンスへの第一歩です。

(参考)
国土交通省:「既存住宅インスペクション・ガイドライン」

ヘアークラック(塗膜表面の微細なひび割れ)

ヘアークラックは髪の毛ほどの細いひび割れで、塗料の経年劣化や紫外線、急激な温度変化が主な原因です。

浅いため、すぐに建物内部に影響を与える可能性は低いですが、放置すると水分が浸入し塗膜の剥がれやさらなるひび割れの原因となります。

乾燥収縮クラック(モルタル・コンクリートの乾燥収縮)

乾燥収縮クラックはモルタルやコンクリートの水分喪失による収縮過程で発生し、施工直後に多く見られます。

ヘアークラックより幅が広くなることもありますが、一般的には構造的な問題に直結することは少ないです。ただし、幅が広い場合は水の浸入経路となる可能性があります。

構造クラック(基礎や構造の問題による深いひび割れ)

構造クラックは基礎や構造部分の動き、地震、地盤沈下が原因で発生する深いひび割れで、幅が広く深いのが特徴です。

安全性に関わるため、放置すると雨漏りや建物耐久性低下を招きます。早急な専門家による調査と補修が必要です。

開口クラック・縁切れクラック(窓枠や継ぎ目のひび割れ)

開口クラックは窓枠やドア枠の角にできるひび割れで、建物のわずかな動きや応力集中が原因です。

縁切れクラックは外壁材の継ぎ目にでき、素材の収縮に塗料やシーリング材が追従できないことで発生します。これらも放置すると水の浸入を招く恐れがあります。

ひび割れ放置のリスク(雨漏り、耐久性低下)

ひび割れを放置すると雨漏りが生じ、断熱材が濡れてカビや腐食の原因になります。

木材が腐敗し耐久性が著しく低下、鉄筋コンクリートは錆びの原因となり建物の強度を損ねます。適切な補修で建物の寿命を守りましょう。

ひび割れをDIYするために必要な塗料・工具

ひび割れをDIYするために必要な塗料・工具

成功の鍵は、補修箇所に適した「補修材選び」と「専用工具の準備」です。 

シーリング材やパテは用途が異なるため、必ず外壁用を選定してください。また、高所作業を避けるための柄の長いローラーや、安全保護具も忘れずに用意しましょう。

補修材(シーリング材、補修パテ、塗料)の特徴と選び方

外壁のひび割れ補修には主にシーリング材、補修パテ、塗料を使用します。

  • シーリング材:
    柔軟性があり、動きのあるひび割れや継ぎ目に適しています。耐候性・耐久性を考慮して外壁材や補修箇所に合わせて種類を選びます。
  • 補修パテ:
    硬化後の強度が高く、ある程度の深さや幅のひび割れ、欠損部に有効です。セメント系、エポキシ系、アクリル系などがあります。
  • 塗料:
    補修後の美観と保護が目的です。既存の外壁材や色に合わせ、防カビ性などの機能性も検討しましょう。
  • 注入式補修材
    奥深いひび割れに注入して補修。主にエポキシ樹脂を使用します。

必須工具と使い方(ヘラ・カッター・マスキングテープ等)

外壁のDIY補修には、いくつかの基本的な工具が不可欠です。

スクロールできます
必須工具使い方
ヘラ(パテベラ)シーリング材やパテの塗布・均し、余分な材料の除去に使用。幅や硬さの異なるものを揃えると便利。
カッターナイフシーリング材ノズルのカット、マスキングテープの剥がしに使用。
マスキングテープ塗料やシーリング材の不要な付着を防ぐ。直線には紙製、曲線にはビニール製が適している。
コーキングガンカートリッジ式シーリング材の使用に必須。トリガーで材料を押し出す。
刷毛、ローラー塗料の塗布に使用。刷毛は細部や隅に、ローラーは広い面に適している。
養生シート塗料や補修材が周囲に飛び散らないよう、地面や壁の周辺を保護する目的で使用。
サンドペーパー補修前に古い塗膜や浮き・汚れを削り落とす際に使用。番手は120〜240番程度が使いやすく、下地荒らしと仕上げで使い分けると良い。
洗浄用ブラシ、雑巾ひび割れ周辺のホコリ・コケ・チョーキング(粉状劣化)などを除去。
脚立安定性の高いアルミ製の脚立を使用し、地面が傾いていない場所に設置することが安全確保の基本。
安全ゴーグル・作業用手袋サンドペーパー使用時の粉じん、シーリング材や溶剤飛散から目を保護。手袋はシーリング材や塗料の皮膚への付着を防ぎ、手荒れやケガも防止。

DIY作業の注意点

DIYで外壁のひび割れ補修を行う際は、以下の点に注意しましょう。

スクロールできます
注意点詳細
安全対策高所作業時は脚立の安定確認と転落防止策を徹底。ヘルメット、安全帯も検討。有機溶剤を含む材料使用時は換気をしっかり行い、保護メガネ、手袋を着用。
天候雨天、強風時の作業は避ける。極端な温度下での作業も避ける。
下地処理補修箇所の汚れ、ゴミ、古い塗膜を丁寧に除去。
養生周囲への養生をしっかり行い、飛散を防ぐ。近隣への配慮も忘れずに。
材料取扱説明書を必ず読み、使用方法、乾燥時間を守る。
作業無理のない範囲で、適度に休憩を取りながら行う。
確認目立たない場所で試し塗りを推奨。作業前後の写真を記録しておくと良い。

これらの注意点を守り、慎重に作業を進めることが成功の鍵です。

外壁のひび割れをDIY補修するための具体的な手順

外壁のひび割れをDIY補修するための具体的な手順

DIY補修の基本フローは「1.下地処理」「2.充填」「3.仕上げ」の3ステップです。

 いきなり補修材を塗るのではなく、清掃やプライマー塗布といった下準備を丁寧に行うことが、長持ちする補修の秘訣です。

事前準備(清掃・下地処理・養生)

補修箇所の清掃、古い塗膜やゴミの除去、周囲の保護は欠かせません。これにより作業が安全かつ効果的になります。

ひび割れ幅・深さの測定と補修材の選び方

正確な幅・深さの測定で、適材適所の補修材を選びます。0.3mm以下のヘアークラックは浸透性塗料や微弾性フィラー、0.3〜0.5mmはシーリング材や補修パテ、0.5mm超えは注入式やVカット処理後の補修が必要です。

幅・深さ別の補修手順

ひび割れの幅や深さによって、具体的な補修手順は異なります。

スクロールできます
ひび割れの種類補修手順
ヘアークラック清掃後、浸透性塗料を刷毛で塗布。微弾性フィラー使用時はヘラで薄く塗り、乾燥後に塗装。
0.3mm〜0.5mm程度のひび割れ清掃後、シーリング材を充填しヘラで均す。補修パテ使用時はヘラで埋め込み、乾燥後サンドペーパーで平らにし塗装。
0.5mmを超える深いひび割れVカット処理後、清掃しシーリング材や注入式補修材を充填。Vカットしない場合は、奥までしっかり充填。

外壁のひび割れ補修をDIYで綺麗に仕上げるための重要ポイント

外壁のひび割れ補修をDIYで綺麗に仕上げるための重要ポイント

DIYでもプロ並みに仕上げるためには、「下地処理」と「養生」へのこだわりが不可欠です。 汚れや油分が残っているとすぐに剥がれてしまうため、見た目の美しさだけでなく、耐久性を高めるためのコツを押さえましょう。

下地処理

補修材や塗料の密着に影響するため、汚れ・油分・剥がれかけた塗膜は丁寧に除去する必要があります。

清掃は念入りに行い、表面はやすりで平滑にし、脱脂剤で油分を拭き取ります。これにより耐久性と美観が向上します。

シーリング材・パテ塗布のテクニック

均一な厚みかつ気泡を入れない丁寧な充填が重要です。

シーリング材はノズルを適切にカットし一定速度で押し出し、指やヘラで滑らかに均しますが、均しすぎに注意します。パテは垂直にヘラを動かし厚塗り回避で複数回薄塗りするのがコツです。

塗料選びと美しい塗装のコツ

適合する耐候性・防水性の塗料を薄く均一に塗ることが基本です。

重ね塗りは乾燥を十分に待ち、下塗り材で密着性を高めることも重要です。

マスキングと養生の重要性

補修以外の部分を守るために、マスキングテープはしっかり貼り付け、塗料が半乾きの時に剥がし、養生シートは広範囲を固定し飛散防止します。

DIY後のメンテナンスと再発防止策

定期点検で異常を早期発見し、原因改善や撥水塗料使用が再発抑制につながります。

これらのメンテナンスが美しい状態を長く保ちます。

簡単30秒!あなたに合う塗装業者が探せる

外壁のひび割れ補修DIYでよくある失敗と対策

外壁のひび割れ補修DIYでよくある失敗と対策

DIYでの外壁ひび割れ補修は、下地処理の不備や材料の選択ミスが主な失敗原因です。汚れや油分をしっかり落とし、適切なシーリング材を使うことで剥がれを防止します。

作業中は天候や安全面に注意し、材料・工具は余裕を持って準備することが重要です。
また、脚立の安定確認、保護メガネ・手袋の着用、換気や作業環境の安全確認を必ず行い、疲労時は休憩を取ることが重要です。
これらの対策で、スムーズで質の高いDIY補修が実現します。

シーリング材が剥がれる

補修したシーリング材が早期に剥がれる最大の原因は下地処理の不備です。

汚れや油分が残ったままでは密着不良となり剥がれやすくなります。

【対策】補修箇所の清掃と脱脂を丁寧に行うこと。

また、外壁材や動きの大きさに適したシーリング材を選び、プライマーを使って密着性を高めましょう。均一に充填し、気泡を入れないことも重要です。

塗装のムラ

ムラは塗料の量と均一さが影響します。

刷毛やローラーには適量の塗料を薄く塗るのが基本で、厚塗りは乾燥遅延とムラの原因となります。

【対策】重ね塗りは下塗りが完全に乾いてから行うこと。
ローラーは一定方向に軽く転がし、粘度調整はメーカー指示に従いましょう。

仕上がりが悪くなる

下地処理不足、マスキング不適切、補修材の均し方が悪い場合があります。

【修正方法】問題を特定して必要に応じ補修材や塗料を剥がし、再度下地処理をし直したり、乾燥後にカッターで塗料はみ出しを削り取ります。表面の凸凹は研磨とパテ塗りで平滑にします。

DIY中の予期せぬトラブルへの対処法

材料不足、天候急変、工具故障などが考えられます。

【対策】材料は余裕を持って準備し、天気予報を確認、予備工具を用意してください。

簡単30秒!あなたに合う塗装業者が探せる

まとめ:困ったときはプロに相談を

まとめ:困ったときはプロに相談を

外壁のひび割れ補修をDIYで行う場合、費用を抑え自分のペースで進められるメリットがある一方、技術や知識、安全面での配慮も必要です。

ご自身の技術レベルや補修箇所の状態を慎重に見極めて、無理のない範囲でDIYに挑戦してください。

もしひび割れの種類が判断できない、補修範囲が広い、高所作業が伴う、または不安がある場合は専門業者に相談することが最適です。

なぜなら、プロの技術によって確実で安心な補修を期待でき、大切な住まいを守る適切な判断と行動につながるからです。

簡単30秒!あなたに合う塗装業者が探せる

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次