外壁コーキングの劣化を放置すると、雨漏りや腐食などの原因になります。ですが、正しい手順と道具をそろえれば、初心者でもDIYで補修ができます。そこで本記事では、外壁コーキング補修をDIYするために必要な道具や手順を解説します。失敗しないための注意点もまとめてありますので、ぜひご覧ください。
外壁コーキングとは?

外壁コーキングとは、建物の外壁にある継ぎ目や隙間を埋めるための柔らかいゴム状の素材です。雨水や風の侵入を防ぐ重要な役割があり、定期的なメンテナンスが欠かせません。劣化に気づかず放置すると、雨漏りや外壁材の腐食につながる恐れがあります。
ここでは、外壁コーキングの主な役割や劣化のサイン、耐用年数、補修方法について分かりやすく解説します。
主な役割
外壁コーキングの主な役割は、「防水」と「緩衝」です。見た目は地味ですが、実は快適な住まいを保つために欠かせない役割を果たしています。
- 建物の動きに追従しながら外壁の継ぎ目を密閉して、雨水や汚れの侵入を防ぐ
- 地震や風の揺れを吸収するクッションのような働きも担う
建物は、常に温湿度や風雨などの変化を受けています。コーキングは、建物の寿命を伸ばすために非常に重要な素材です。
劣化のサイン(ひび割れ・剥がれ・硬化)
コーキングが劣化すると、目に見えるさまざまな変化が現れます。代表的な劣化サインは、ひび割れ、剥がれ、硬化です。
- ひび割れ:表面に細かい亀裂が入り、防水性が低下する
- 剥がれ:コーキングが浮いたり、隙間ができてしまい、外壁材との接着が弱くなる
- 硬化:本来の弾力が失われて硬くなり、振動や温度変化に対応できなくなる
以上のサインが見られたら、早めに補修を検討しましょう。
耐用年数の目安
コーキングの耐用年数の目安は、10年前後です。ただし使用するコーキング剤の種類や日当たり・風雨の影響などによって、劣化の速度は異なります。
- 紫外線が強い南側の壁面では、8年ほどで劣化することもある
- 逆に日が当たりにくく湿気の多い北側では、カビやコケによる劣化が進みやすい
定期的に外壁をチェックして必要に応じて部分補修や打ち替えを行うことで、建物全体の寿命を延ばすことができます。
補修方法(打ち替えと打ち増しの違い)
外壁コーキングの補修方法には、「打ち替え」と「打ち増し」の2種類があります。
- 打ち替え:劣化した古いコーキング剤を撤去し、新しいコーキング剤を充填する方法
- 打ち増し:古いコーキングの上から新しいコーキングを重ねて塗る方法
耐久性や効果を重視するなら、基本的に「打ち替え」が推奨されます。しかし下地が安定していて劣化が軽度なら、「打ち増し」でも対応できます。状況に応じて、コーキングの補修方法を検討しましょう。
外壁コーキングの補修はDIYできる!

外壁コーキングの補修は一見ハードルが高そうに思われがちですが、正しい知識と道具があれば初心者でもDIYができます。
ここでは、DIYによる補修のメリット・デメリット、業者に依頼する場合との違い、DIYがおすすめなケース・避けたほうがいいケースを詳しく紹介します。「自分でできるか不安…」という方は、判断材料としてぜひ参考にしてみてください。
DIYするメリット
DIYで外壁コーキングを行うと、次のようなメリットがあります。
- 費用を大きく抑えられる
- 作業日程を自分で調整できる
- 自分で補修することで建物の状態に気づける
業者に依頼すると1m当たり1000円(100mで10万円)前後がかかりますが、DIYなら材料費のみ(数万円程度)で済みます。自分のペースで作業できるのもDIYの魅力です。補修しながら建物の状態をチェックできるのもポイント。費用を節約しながら住まいへの理解も深まるのが、DIYの強みです。
DIYするデメリット
ただし、DIYには次のようなデメリットもあります。
- 失敗するリスクがある
- 作業の負担が大きい
- 高所作業が危険である
慣れていない人が作業すると見た目が悪くなったり、十分な防水効果が得られなかったりするリスクがあります。また作業中に天気が崩れると材料が乾かず、やり直しが必要になることも。結果的に作業の負担が増えてしまいます。そして高所作業には、落下の危険が伴います。準備や段取りに抜けがあるとかえって手間や出費がかさむことも。しっかり計画を立てて進めましょう。
業者に依頼する場合との違い(費用と仕上がり)
DIYと業者依頼の大きな違いは、「費用」と「仕上がり」です。
- DIYなら材料費のみ(数万円程度)で済むが、失敗のリスクがある
- 業者に依頼すると1mあたり1,000円前後がかかるが、丁寧な仕上がりになる
業者に外壁全体のコーキング補修を依頼すると工賃や足場代などが加わるため、数十万円かかることもあります。ただし下地処理から仕上げまで丁寧に行うため、耐久性や見た目に優れています。施工保証が付く業者も多いため、安心感は大きいです。費用か仕上がりのどちらを優先するかが、DIYにするか業者に任せるかの判断材料になります。
DIYがおすすめなケース
部分的な補修や低い場所の外壁コーキングであれば、DIYでも安全に取り組みやすくおすすめです。
- 窓枠周辺や1階部分のひび割れ程度であれば、手が届きやすく作業しやすい(初心者でも比較的安全に取り組める)
- 多少ムラが出ても気にならない場所であれば、DIYの練習にちょうど良い
時間に余裕があり丁寧に作業する意欲がある方にとっては、コストを抑えつつ満足度の高い補修が可能です。
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DIYを避けたほうがいいケース
一方で、「外壁全体の補修」や「高所作業が必要な場合」は、DIYを避けたほうが無難です。 また「複数箇所の同時補修」や「雨漏りが発生している場合」も、原因の特定が難しいため専門業者に任せた方が安心です。
- 2階以上の高い位置や劣化が進んでいる箇所では、足場の設置や専門的な技術が必要になる
- 無理に作業を行うと仕上がりが悪くなるだけでなく、事故のリスクが高まる
無理をせず、自分のスキルや状況に合わせて、DIYか業者への依頼かを判断しましょう。
外壁コーキングの補修をDIYするために必要な道具・材料

外壁コーキングの補修をDIYで行うためには、専用の道具と適切な材料を揃えることが必要です。高価な機材は必要ありませんが、最低限の道具と選び方のポイントを押さえておくことで、作業がスムーズに進みます。
ここでは、外壁コーキングの補修をDIYするために必要な道具・材料を紹介します。
最低限必要な道具
DIYでコーキング補修を行うには、以下の道具・材料が最低限必要です。
- カッター:古いコーキングを撤去する際に使用する
- コーキングガン:新しいコーキング剤を押し出す
- マスキングテープ:コーキング剤のはみ出し防止に使う
- ヘラ:コーキングをなめらかに整えるために使う
- プライマーと刷毛:密着性を高め、仕上がりを長持ちさせる
以上の道具を揃えれば、外壁コーキングの基本的な補修作業に対応できます。
100均・ホームセンターで揃うアイテム
実は、外壁コーキングの補修に使える道具や材料の多くは、100均やホームセンターでも手軽に手に入ります。
- 100均で揃うアイテム:マスキングテープやカッター、ヘラ(初心者が始めるには十分なクオリティ)
- ホームセンターで揃うアイテム:コーキングガンやコーキング剤、プライマー(店員さんに聞けば用途に合ったタイプを教えてくれる)
プロ仕様の高価なアイテムを無理に買う必要はありません。身近なお店で揃えた道具でも、美しい仕上がりが目指せます。コストを抑えて始めたい方にとって、100均とホームセンターは強い味方です。
コーキング剤の選び方
コーキング剤を選ぶときには、「用途」と「耐久性」に注目するのがポイントです。
- 外壁用には「変成シリコン系」や「ポリウレタン系」のコーキング剤が適している
- 防水性と柔軟性に優れたタイプを選ぶと、外壁の動きに追従して長持ちする
- 外壁に合わせて色を選べば、目立ちにくく仕上がりもきれいになる
- チューブ型は小規模な補修に、カートリッジ型は広範囲の施工に適している
なお「シリコン系」のコーキング剤は浴室向けで外壁には不向きですので、間違えないように注意しましょう。目的に応じた種類と容量を選ぶことで、無駄を減らし効率よく作業できます。
外壁コーキングの補修をDIYする手順

外壁コーキング補修をDIYで成功させるためには、正しい手順を守ることがとても大切です。自己流で行うと防水効果が不十分になったり、見た目が悪くなったりすることがあります。
ここでは、外壁コーキングの補修をDIYする手順を解説します。
ステップ1:劣化したコーキング剤の撤去
最初に行うべき作業は、劣化したコーキング剤の撤去です。 劣化したコーキング剤を残した状態で打ち増しすると、新しい材料が密着せず、早期に剥がれてしまうリスクがあります。
- カッターや専用のコーキングスクレーパーを使い、端から丁寧に古いコーキングを剥がす
- 力を入れすぎると外壁材を傷つける恐れがあるので、焦らずゆっくり作業する
以上の作業を丁寧に行うことで、補修後の仕上がりに大きく影響します。
ステップ2:マスキングテープで養生
コーキング剤がはみ出さないように、施工箇所の両端をマスキングテープで養生します。養生は、見た目を美しく仕上げるための重要な作業です。
- 真っ直ぐ丁寧に貼ることを意識する
- テープが曲がっていると、コーキングのラインも曲がってしまう
時間が経つと硬化したコーキングと一緒にテープが引っ張られてしまうことがあるため、注意が必要です。補修が終わったら、硬化する前にマスキングテープをゆっくり剥がしましょう。
ステップ3:プライマーの塗布
新しいコーキング剤を外壁に密着させるためには、プライマーの塗布が効果的です。 プライマーは接着剤のような役割を果たし、下地とコーキング剤の密着力を高めてくれます。
- 刷毛を使い、コーキング剤を充填する部分にムラなく塗り広げる
- 塗布後は、製品ごとに決められた乾燥時間を守る
プライマーを省略してしまうと、せっかく補修してもすぐに劣化してしまう恐れがあります。手間を惜しまずに、丁寧に行いましょう。
ステップ4:新しいコーキング剤の充填
プライマーが乾いたら、いよいよコーキング剤を充填します。
- カートリッジをコーキングガンにセットし、均一なスピードで隙間に充填する
- コーキング剤を一気にたくさん出すのではなく、一定のリズムで押し出すことでムラなく仕上がる
- 気泡が入らないように、ノズルを押し当てながら奥から手前へと引くように塗る
角や入り組んだ箇所も丁寧に作業することで、十分な防水効果が得られます。
ステップ5:ヘラによる仕上げと乾燥
コーキングを充填したら、すぐにヘラで表面を整えましょう。ヘラによる仕上げは見た目だけでなく、密着性や防水性を高めるためにも重要です。
- ヘラを軽く押し当てながら、一定の角度と力で滑らせることで、きれいなラインに整えられる
- 仕上げた後は、乾燥時間を確保する(温湿度によるが、基本的に24時間以上触らずに乾かす)
乾燥する前に触れてしまうと、コーキングが変形したり、防水効果が落ちたりする原因になります。
ステップ6:片付けと清掃
最後に、使用した道具や周辺の片付けを行いましょう。
- 固まっていないコーキング剤が残っている場合は、布や中性洗剤を使って拭き取る
- 使用した道具をすぐに洗えば、次回も再利用できる
- マスキングテープは、コーキング剤が硬化する前に剥がす(コーキングに触れないように、ゆっくりと取り除く)
片付けと清掃を行うことで次回の作業がしやすくなり、無駄なく効率的にDIYを続けられます。
外壁コーキングの補修をDIYする際の注意点

外壁コーキングをDIYで補修する際には、作業の手順だけでなく「安全性」や「周囲からの理解」なども大切なポイントです。特に高所での作業や施工環境の変化、近隣への配慮など、注意すべき点がいくつかあります。
ここでは、外壁コーキングの補修をDIYする際の注意点をご紹介します。
高所作業のリスク(安全対策)
外壁のDIY補修で最も注意したいのが、高所での作業による転倒や落下のリスクです。無理に手を伸ばすと、バランスを崩して転倒してしまいます。
- 2階以上の外壁にコーキングを施す場合は、脚立や足場を使う
- 必ず安定した作業場を確保し、必要に応じて安全ベルトを着用する
- 一人での作業は避け、家族や友人などに見守ってもらう(万が一の際にすぐに対応できる)
安定しない状態で作業すると、大変危険です。安全第一で進めることが、DIY成功の第一歩になります。
施工環境の変化(温湿度や天候)
コーキング補修のDIYは天気や温湿度に大きく左右されるため、施工のタイミングがとても重要です。
- 雨が降る直前や湿度が高い日に施工すると乾燥が不十分となり、密着不良や早期劣化の原因になる
- 気温が5℃以下になると、コーキング剤が硬化しにくくなる
- 穏やかな晴天が続く春や秋が理想的
天気予報を確認したうえで、スケジュールを立てましょう。気象条件を無視して施工してしまうとせっかくの補修が台無しになる恐れがあるため、慎重な判断が必要です。
近隣への配慮(臭い・汚れ)
DIYでの外壁コーキング補修では、近隣への配慮を忘れてはいけません。一部のコーキング剤やプライマーには特有の臭いがあり、風向きによっては隣家まで届くことがあるからです。作業中に材料が飛び散ると、車や洗濯物を汚してしまう可能性もあります。
- 作業前には一声かけておくことでトラブルを防げるだけでなく、近隣との関係も良好になる
- 養生シートを使って飛散防止をしたり、強風の日は作業を避けたりする
小さな配慮が、円滑なDIYの秘訣です。
外壁コーキング補修のDIYによくある失敗例と防止策

外壁コーキング補修のDIYは初心者でも挑戦しやすい反面、注意しないと失敗してしまうことがあります。DIYの失敗は見た目だけでなく、防水性にも関わってくるため、事前にありがちな失敗例と防止策を把握しておくことが大切です。
ここでは、外壁コーキング補修のDIYによくある失敗例と防止策をご紹介します。
劣化したコーキングを十分に撤去していない
劣化したコーキング剤をしっかり取り除かないと、新しい材料が密着せずにすぐに剥がれてしまいます。
- 古いコーキング剤の上から重ねて塗るだけでは密着力が不足し、せっかくの補修が短期間で効果を失ってしまう
- 撤去作業は面倒に思えるが、省略すると後々手間が倍増してしまう
カッターや専用工具で丁寧に取り除き、接着面をきれいにすることが重要です。劣化したコーキング剤を撤去して、耐久性と仕上がりの両方を向上させましょう。
道具や養生の準備が不十分で仕上がりが雑になる
作業前の道具や養生の準備が不十分で見た目が雑になると、やり直しが必要になります。
- ヘラがなかったりコーキングガンが使いにくいタイプだったりすると、均一に塗布できずにムラになる
- マスキングテープで養生せずに施工すると、はみ出たコーキング剤を後で拭き取るのが大変になる
あらかじめ必要な道具をリストアップして、確実に準備しておきましょう。見た目も美しくプロ顔負けの仕上がりを目指せます。
プライマーを塗らずに施工してしまう
プライマーを塗らずにコーキングを行うと、密着力が不足して早く剥がれてしまう可能性があります。
- 下地処理にプライマーを使わない場合、コーキング剤と外壁の接着力が高まらない
- 製品情報の指示通りに乾燥時間を守らないと、密着力が低下する
- 特にサイディング外壁などの補修にプライマーを塗布しないと、仕上がりが悪くなる
下地にしっかりと塗布することで、水の浸入を防ぎ、補修の効果を長く保てます。手間に感じるかもしれませんが、刷毛で簡単に塗れるため確実に行いましょう。
温湿度や天候を無視して作業してしまう
気温が低い日や雨天時に施工すると、コーキングの乾燥不良や密着不良が起こりやすくなります。
- 気温が5℃以下ではコーキング剤の硬化が遅く、湿度が高いと表面に水分が残って密着しない
- 作業中に突然雨が降ると、せっかくの施工が水で流れてしまう
天気予報を確認し、晴れていて風の弱い日を選ぶのが理想です。DIYを成功させるために、外気の状態に合わせてタイミングを見計らいましょう。
コーキング剤を押し出す量やスピードが不適切になる
押し出す量やスピードにムラがあると、コーキング剤の仕上がりが凸凹になり、密着も不均一になってしまいます。
- コーキングガンを一定の速度と圧力で動かさないと、均一な厚みと美しいラインが保てない
- 初心者は最初はゆっくりだが途中から急いでしまうため、不安定な作業になる
焦らず練習用の板などで感覚をつかんでからリズムよく本番に臨むと、失敗を防げます。
必要以上にコーキング剤を使ってしまう
コーキング剤を多く出しすぎると、はみ出しや乾燥不良の原因となり、無駄も増えてしまいます。
- 必要な厚みは5〜10mm程度が目安で、厚すぎても薄すぎても防水効果が下がる
- 初めてだと「たっぷり塗った方が安心」と思ってしまいがち
コーキング剤を使用する際には、適量を守ることが大切です。少しずつ丁寧に押し出すことで見た目が整い、材料の無駄が減ります。補修作業の前に、製品ごとの使用量の目安を確認しておくと安心です。
ヘラでの仕上げが上手くいかず見た目が悪い
仕上げの段階でヘラの使い方を誤ると、ラインがガタついて美観を損ねてしまいます。
- 強く押しすぎるとコーキング剤がはみ出し、逆に弱すぎると表面が波打ったようになる
仕上げやすくするために、ヘラには水や中性洗剤を少しつけておくと滑りが良くなります。ヘラを軽く押し当てながら、一定の角度と力で滑らせてください。見た目の美しさは「最後のひと手間」で決まるので、丁寧に仕上げましょう。
乾燥時間を守らない(すぐに水に濡らしてしまう)
完全にコーキング剤が乾くまで時間がかかるため、作業後すぐに雨に打たれると性能が落ちてしまいます。
- 表面が乾いていても、中はまだ固まっていない場合がある
- 乾燥中に触れてしまうと表面が崩れたり、指の跡が残ったりする
- 施工箇所が濡れないように養生しておく
多くの製品には、24時間以上の乾燥時間が必要とされています。最後まで気を抜かず乾燥させることが、長持ちするコーキング補修の決め手です。天気予報を確認したうえで、補修作業日を選びましょう。
外壁コーキング補修のDIYによくある質問(FAQ)
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外壁コーキング補修のDIYに挑戦する際に、多くの方が疑問に思うポイントがあります。特に、「寿命」「雨の日の作業」「ひび割れへの対応」などです。
ここでは、外壁コーキング補修のDIYによくある質問にお答えします。作業前に不安を解消できるように、ぜひお役立てください。
コーキングの寿命はどれくらいですか?
コーキング剤の寿命は、一般的に10年前後が目安です。ただし使用するコーキング剤の材質や施工環境(紫外線や風雨など)によって前後します。
- 南向きで日差しが強い箇所は劣化が早い(8年前後で補修が必要になる)
- 北側や日陰の部分は、比較的長持ちする
ただし目視でひび割れや剥がれが確認できたら、たとえ10年経っていなくても早めの補修が推奨されます。定期的に外壁のコーキングをチェックし、劣化の兆候を見逃さないようにしましょう。
雨の日に作業しても大丈夫ですか?
結論から伝えると、雨の日のコーキング作業は避けるべきです。コーキング剤は水分に弱いため、施工中や乾燥中に雨が当たると密着不良や乾燥不良の原因になります。
- 施工後にすぐ雨が降ると、コーキングが流れ出てしまう
- 施工から24時間以上は雨に当たらない晴天の続く期間を選ぶ
天気予報を確認し、安定した気候の下で作業するのがベストです。
ひび割れだけなら上から塗っても良いですか?
小さなひび割れだけであれば、上からコーキングを塗る「打ち増し」で対応可能なケースもあります。ただし施工済みのコーキングがまだ弾力を保っており、外壁に密着していることが条件です。
- すでに硬化していたり、剥がれが見られる場合は、上塗りしてもすぐに剥がれてしまう
- 見極めが難しい場合は、少し手間でも古いコーキングを撤去してから「打ち替え」する
補修したコーキングを確実に長持ちさせたいなら、下地処理から丁寧に行いましょう。
まとめ:無理してDIYをしないで業者への依頼も検討しよう!

外壁コーキング補修のDIYは、正しい準備や手順を守れば初心者でも可能です。ただし安全対策や施工環境の変化、近隣への配慮などに注意しなければなりません。少しでも不安がある場合は、無理をしないで業者への依頼も検討しましょう。
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