サイディングがボロボロになる原因とは?外壁の補修や塗装方法などを解説

サイディングがボロボロになる原因とは

サイディング外壁は、経年劣化や外的要因でボロボロになりやすい部分です。

ひび割れや欠け、塗装の剥がれなどの症状が現れた場合、適切な補修と早めの対応が必要です。DIYで対応できる軽微な補修もありますが、症状や劣化の程度によっては専門業者への依頼が必要です。

本記事では、サイディングがボロボロになる原因や症状別の補修方法など、実践的なノウハウを解説します。

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監修者:藤孝憲

監修者:藤 孝憲
保有資格:宅地建物取引士・SEO検定1級・CFPなど

資格を活かし、中立的な立場で記事の執筆・監修を行っている。常に生活者目線で専門用語もわかりやすく解説し記事を執筆している。

目次

サイディングがボロボロになる主な原因

サイディングがボロボロにな壁

サイディング外壁は、傷やひび割れ、塗膜劣化シーリング劣化などにより浸水し、ボロボロになります。主な原因について、具体的な現象ごとに解説します。

サイディングボードの傷・ひび割れからの水分侵入

サイディングボードは、風雨や紫外線、気温差などにさらされています。徐々に、表面の塗膜や基材に小さな傷やひび割れが生じます。

傷やひび割れ部分から雨水などが侵入し、劣化が進行します。最初は目立たない小さなクラックでも、放置すれば内部の腐食や断熱性能の低下につながります。

シーリング劣化による隙間からの浸水

サイディングボードの継ぎ目には、雨水の侵入を防ぐためにシーリングが施されています。

シーリングは風雨の影響で次第に劣化し、亀裂や剥がれが発生します。劣化したシーリングの隙間から雨水が侵入すると、内部の防水層や構造材にまでダメージが及びます。

塗膜劣化による防水性能の低下

塗膜劣化による防水性能の低下

サイディングの表面は、塗膜によって防水性や美観が保たれています。

紫外線や雨風に長期間さらされると塗膜が劣化し、色褪せやチョーキングが発生します。塗装の劣化を放置すると、ひび割れや剥がれが進行し、外壁全体の寿命が縮みます。

地震などの外的要因によるひび割れ

地震や台風などの自然災害で、サイディングボードにひび割れやズレ、浮きが発生します。

構造的なダメージを放置すると、雨水が侵入し、内部の劣化が急速に進行します。特に釘止め部分や窓周りなどは衝撃に弱く、割れやすいポイントです。

施工不良による早期劣化

サイディングの施工時に、下地処理や釘の留め付けが不適切だった場合、劣化が早まります。

また、シーリングや塗装の施工ミスも、サイディングがボロボロになる原因です。施工不良による隙間やズレから水分が侵入しやすくなり、結果的に基材や構造体の腐食、劣化を招きます。

ボロボロのサイディングが引き起こすリスク

ボロボロのサイディングが引き起こすリスク図解

劣化を放置すると、雨漏り被害や高額な全面改修工事、カビ・害虫の発生など、住宅全体に深刻な被害を及ぼします。ここでは、主なリスクを具体的に解説します。

住宅全体の雨漏り被害が拡大する

サイディングのひび割れやシーリングの劣化を放置すると、外壁から雨水が浸入しやすくなります。

雨水は外壁内部に染み込み、天井や内壁に水染みとして現れます。放置すると、床下や屋根裏まで浸水し、建物全体の構造体にまで被害が拡大します。

外壁からの雨漏りは決して珍しいものではありません。戸建住宅の不具合事象の中でも上位を占めており、早期発見と補修が重要です。

高額な全面改修工事が必要になる

サイディングの劣化を長期間放置すると、部分的な補修では対応できないほど被害が進行します。

腐食やカビ、断熱性能の低下が進むと、外壁だけでなく内部構造にも大規模な修繕が必要です。数百万円単位の、全面改修工事が必要になることも珍しくありません。

カビ・害虫発生による住環境が悪化する

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外壁から浸入した水分は、カビの発生を招きます。カビは健康被害の原因となり、室内の空気環境も悪化させます。

また、湿気が多い環境はシロアリなど害虫の侵入リスクを高め、木材の腐食や建物の耐久性低下にもつながります。雨漏りを放置すると、二次被害が連鎖的に発生するため注意が必要です。

近隣住宅とのトラブルが発生する

サイディングの剥がれや破損が進行すると、強風時に外壁の破片が飛散し、近隣住宅や通行人に被害を及ぼす危険性があります。

また、外壁の見た目が悪化することで、近隣住民から苦情やクレームが寄せられる原因となります。特に住宅密集地では、こうしたリスクへの配慮が求められます。

住宅の資産価値が大幅に下落する

外壁の劣化や雨漏りのある住宅は、売却時の査定額に大きなマイナス評価がつきます。修繕歴が多い場合や大規模な修繕が必要だと、資産価値が下がり買い手がつきにくくなります。

住宅の資産価値を維持するためにも、外壁の劣化には早期に対応することが重要です。

サイディング補修前の症状チェック

サイディング補修前の症状図解

外壁サイディングの劣化は、見た目だけでなく住宅の防水性や耐久性にも大きな影響を与えます。

補修前に、外壁の状態を正しくチェックしましょう。ここでは、補修前に確認すべき症状の種類や緊急度、セルフチェックの具体的な方法について解説します。

【緊急度:高】すぐ補修が必要な症状

サイディング外壁の劣化症状の中でも、住宅の耐久性や防水性に直結する重大なサインが現れた場合は、迅速な補修対応が不可欠です。

  • サイディングの剥がれや浮き
  • 3mm以上の大きなひび割れ
  • 目地シーリングの大幅な剥離や欠損
  • 明らかな雨染みや変色

これらの症状は、雨水の侵入による内部劣化やカビ、腐食のリスクを高めます。特に大きなひび割れやシーリングの欠陥は、緊急対応が必要です。

【緊急度:中】早めの対処が必要な症状

次に挙げる症状は、放置すれば劣化が進行し、やがて高額な修繕が必要となります。

  • 幅1~3mm程度の細かなひび割れ
  • シーリングの亀裂や縮み
  • 塗装の剥がれや膨れ、色褪せ
  • チョーキング現象(外壁を触ると白い粉が付着する)

上記は主に、塗膜やコーキングの劣化によるものです。防水性能の低下や美観の損失が進行しています。早期に塗り替えや部分的な補修を行い、外壁の寿命を伸ばしましょう。

【緊急度:低】経過観察で対応可能な症状

下記のような軽微な症状は、現時点ですぐに補修が必要なわけではありません。定期的な観察と清掃を心がけ、症状の進行がないかを見守りましょう。

  • 軽微な汚れやカビ
  • 1mm未満の小さな傷
  • 軽度の色褪せ
  • 表面的な劣化

これらは主に、外壁表面の汚れや経年変化によるものです。定期的な洗浄や簡単なメンテナンスで、十分対応可能です。

セルフチェック方法と確認ポイント

自分でできる点検方法を知っておくと、深刻なトラブルを未然に防げます。セルフチェックの具体的な手順やポイントを、分かりやすく解説します。

セルフチェック項目一覧

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チェック内容方法・ポイント頻度・
タイミング
目視点検明るい時間帯に外壁全体を観察。ひび割れ、剥がれ、変色、汚れを確認。窓枠や目地、雨樋周辺も重点的にチェック。年2回、台風や大雨後
触診手で外壁を押して浮きや柔らかい部分がないか確認。外壁をなぞってチョーキングが付くか調べる。ひび割れ部分は指で幅や深さを確かめる。年2回、異常発見時
写真撮影による記録劣化箇所をスマホやカメラで撮影し、日時と場所を記録。定期的に同じ場所を撮影して比較できるようにする。年2回、症状発見時
チェック時期と頻度年2回、台風や地震の後は臨時点検。新築や前回補修から5年以上経過している場合は特に注意。年2回+必要時

セルフチェックは、外壁の状態を把握し、異常を早期発見できます。もしセルフチェックで気になる症状を見つけた場合は、無理な自己判断やDIY補修は避け、専門業者に診断を依頼しましょう。

専門業者による診断が必要なケース

サイディング外壁の不具合によって、専門業者の診断と適切な補修が必要です。

  • 高所部分の状態確認
  • 内部への影響が疑われる場合
  • 築年数による総合的な判断が必要な時
  • 保険適用の可能性がある場合

上記のケースでは、専門業者に相談すると、トラブルを未然に防げます。無理な自己対応は避け、必要に応じてプロの力を活用しましょう。

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ボロボロのサイディングをDIYで補修する方法

ボロボロのサイディングをDIYで補修する方法

サイディング外壁がボロボロの場合でも、症状が軽度であればDIYでの補修が可能です。以下では、補修材や道具の選び方から、DIY時の注意点まで、分かりやすく解説します。

サイディング補修材と道具の準備

DIY補修を始める前に、必要な補修材や道具を揃えましょう。症状や補修範囲によって使うものが異なるため、下記の表を参考にしてください。

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症状・用途主な補修材・道具例備考
欠け・穴サイディング用パテ、ヘラ、サンドペーパーパテは窯業系専用を推奨
ひび割れ補修用シーリング材、コーキングガンひび割れ幅に注意
シーリングの劣化シーリング材、ヘラ、マスキングテープノンブリードタイプが無難
塗装剥がれ補修塗料、刷毛またはローラー既存色に近いものを選択
安全対策保護手袋、ゴーグル、脚立高所作業は特に注意

補修材は「サイディング 外壁 補修材」や「サイディング 補修塗料」と記載されているものを選ぶと安心です。ホームセンターやネット通販で手軽に入手可能です。

欠け補修に使うパテの選び方と使い方

サイディングの欠けや小さな穴には、パテを使った補修が効果的です。パテにも種類があるので、用途に応じて選びましょう。

【主なパテの種類と特徴】

パテの種類特徴適した用途
窯業系サイディング用パテ耐水性や耐候性が高い外壁の欠け補修に最適
エポキシ系パテ硬化後の強度が高い大きめの欠けや穴にも対応
アクリル系パテ小さな傷や浅い欠け向け、乾燥が早い小さな傷や浅い欠けの補修

【使い方の手順】

  1. 欠け部分の汚れや浮いた塗膜を落とす
  2. パテをヘラでしっかり埋め込む
  3. 表面を平らに整える
  4. 乾燥後、サンドペーパーで滑らかに仕上げる

軽微なひび割れの補修手順

サイディングの表面にできた細いひび割れは、DIYで簡単に補修できます。以下のステップで作業しましょう。

【補修手順】

  1. ひび割れ周辺の汚れをブラシや雑巾で除去
  2. マスキングテープで作業範囲を養生
  3. シーリング材またはパテをひび割れに充填
  4. ヘラで表面をならし、余分な補修材を除去
  5. 乾燥後、必要に応じてサンドペーパーで仕上げる
  6. 補修箇所を塗装して完了

シーリングの部分補修方法

目地やサイディング板の継ぎ目のシーリングが劣化している場合も、DIYで部分補修が可能です。

【補修手順】

  1. 劣化したシーリング材をカッターで取り除く
  2. 目地の両側にマスキングテープを貼る
  3. プライマー(下塗り材)を塗布し、乾燥させる
  4. 新しいシーリング材をコーキングガンで充填
  5. ヘラで表面を平らに整える
  6. マスキングテープを剥がし、完全に乾燥させる

塗装剥がれの応急処置

塗膜の剥がれや色褪せも、DIYで応急処置が可能です。補修材や塗料は、既存の外壁色にできるだけ近いものを選びましょう。

【補修手順】

  1. 剥がれた塗膜や汚れをサンドペーパーで除去
  2. 必要に応じて下地をパテで補修
  3. 補修箇所を乾燥させる
  4. マスキングテープで塗装範囲を養生
  5. 補修塗料を刷毛やローラーで塗布
  6. 乾燥後、養生を外して仕上がりを確認

家の外壁修理を自分で行う際の注意点と安全対策

DIYで外壁補修を行う際は、事故や失敗を防ぐため、以下のポイントを必ず守りましょう。

【注意点と安全対策】

  • 高所作業は無理をせず、必ず安定した脚立や足場を使う
  • 作業時は保護手袋とゴーグルを着用し、ケガや粉塵から身を守る
  • 補修材や塗料の注意書きをよく読み、正しく使う
  • 雨天や強風の日は作業を避ける
  • 大きなひび割れや広範囲の劣化はDIYでは対応できないため、専門業者に相談する

DIY補修は、正しい知識と準備があれば十分に可能ですが、無理をせず安全第一で作業しましょう。少しでも不安な場合や症状が重い場合は、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。

ボロボロなサイディングを補修する際の費用相場

ボロボロなサイディングを補修の費用相場

サイディング外壁の補修費用は、症状や補修方法によって大きく異なります。

以下の表は、主な補修内容ごとの一般的な費用相場です。実際の費用は建物の状況や地域、業者によって変動しますので、あくまで目安として参考にしてください。

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補修内容費用相場(目安)備考・補足
ひび割れ補修(軽微)5,000円~10,000円/箇所ヘアクラックや小さなひび割れの補修
ひび割れ注入工法2,000円~10,000円/㎥エポキシ樹脂やシーリング材の注入
欠けや破損部のパテ補修10,000円~30,000円/箇所欠損部のパテ成形+再塗装まで含む
シーリング補修1,000円~1,500円/㎥増し打ち:1,000円/㎥打ち替え:1,500円/㎥
部分塗装3,000円~10,000円/㎡範囲や状態により変動。1ヵ所あたり1万~5万円の場合も
サイディング部分張り替え50,000円~60,000円/枚劣化したボードのみ交換
サイディング全面塗装700,000円~1,000,000円/30坪外壁全体の塗装
サイディング全面張り替え2,000,000円~2,600,000円/30坪全面リフォーム、大規模工事
カバー工法(重ね張り)1,200,000円~2,000,000円/30坪既存の上に新しい外壁材を重ねる工法

※足場設置費用や養生費、処分費などは別途必要になる場合があります。

サイディングの補修業者の選び方

サイディングの補修業者の選び方

サイディング補修は専門性が高く、業者選びを誤ると施工不良や追加費用などのトラブルにつながります見積内容の確認方法や、悪徳業者の手口を事前に把握しておきましょう。以下では、信頼できる業者の見極めポイントなど、失敗しないためのチェック方法を解説します。

信頼できる業者の見極めポイント

信頼できるサイディング補修業者を選ぶためには、いくつかの重要なチェックポイントがあります。

下記の表に、主な見極めポイントとその説明をまとめました。これらを参考に、安心して依頼できる業者を選びましょう。

見極めポイント内容・説明
補修実績が豊富サイディング補修の施工事例や実績が多い業者は技術力と提案力が高く、安心して任せられる。
有資格者が在籍外壁診断士やリフォーム関連資格など、専門資格を持つスタッフがいると信頼性が高い。
口コミ・評判が良いネットや地域の口コミ、過去の利用者の評価が高い業者はトラブルが少ない。
見積もり・現地調査が丁寧無料で現地調査を行い、詳細な見積もりや工事内容を分かりやすく説明してくれる。
保証・アフターサービス補修後の保証やアフターサービスが明記されている業者は、施工後も安心できる。
会社情報が明確会社の所在地や連絡先、設立年数などが公式サイト等で明示されている。
質問への対応が誠実工事内容や費用、材料についての質問に丁寧に答えてくれる業者は信頼できる。

上記のポイントを複数チェックすると、信頼できる業者を見極めやすくなります。特に実績や口コミ、保証内容は重視しましょう。

見積もり依頼時のチェック項目

  1. 現地調査の実施を依頼
    • 必ず現地で状態を確認してもらう。
  2. 補修範囲と施工方法の説明を受ける
    • どの部分をどのように直すのか、写真や図面で説明してもらう。
  3. 使用する材料や工法を明示してもらう
    • 使う補修材や塗料、工法について具体的に確認。
  4. 見積もりの内訳を細かくチェック
    • 材料費、施工費、足場費、諸経費など、費用の明細を確認。
  5. 保証内容やアフターサービスの有無を確認
    • 保証期間や内容、アフターサービスの範囲を事前に確認。
  6. 他社との比較も忘れずに
    • 1社だけでなく、必ず複数社から見積もりを取り、内容を比較検討する

悪質業者の手口と回避方法

サイディング補修には悪質業者も存在します。以下のような手口には注意が必要です。

【よくある悪質業者の手口】

  • 電話や訪問だけで見積もりや契約を迫る
  • 補修範囲や工事内容が曖昧なまま契約を急がせる
  • 異常に安い見積もりを出し、後から追加費用を請求する
  • 保証やアフターサービスについて説明がない
  • 施工実績や会社情報が不明確

【回避ポイント】

  • 必ず現地調査を受け、見積もりや工事内容を明確にしてもらう
  • その場で契約せず、複数社の見積もりを比較する
  • 保証やアフターサービスの有無を事前に確認する
  • 会社の所在地や連絡先、実績をしっかり調べる

修繕を急がせる業者には注意が必要です。悪質な手口にかからないためにも、余裕を持って修繕計画を立てましょう。

契約前に確認すべき保証・アフターサービス

必ずしも納得のいく修繕になるとは限りません。工事をしたあとのアフターサービスもチェックしておくことが大切です。

  • 保証書の発行があるか
  • 保証期間とその内容(例:ひび割れ再発時の無償補修など)
  • アフターサービスの内容(定期点検や緊急対応など)
  • 自然災害時の対応や保険適用のサポート
  • 施工後のトラブル時の連絡窓口や対応フロー

信頼できる業者を選ぶことが、サイディング補修を成功させる最大のポイントです。焦らず複数社を比較し、納得できる内容と保証がある業者を選びましょう。

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劣化を防ぐ予防メンテナンス

劣化を防ぐ予防メンテナンス

定期的な点検と、水洗いや雨樋の清掃などを行うことで劣化の進行を遅らせられます。劣化を未然に防ぐための、具体的な予防策や長持ちさせるコツを解説します。

定期点検のスケジュールと確認項目

サイディング外壁の定期点検は、下記のような時期と内容で行うのが一般的です。

点検時期主な点検内容
入居時外壁全体の初期状態確認、施工ミスや初期不良の有無
1年目塗膜の剥がれ、色あせ、シーリングの浮き、剥離、ひび割れ、反りや浮き
3年目チョーキング、カビや藻の発生、シーリング目地の劣化、釘とねじ周辺の点検
5年目塗膜の劣化、シーリングの打ち替え要否、クラック、反り、うねり
10年目再塗装やシーリング全面打ち替えの検討、下地の劣化診断、部分張り替えの要否
以降5年ごと前回メンテナンス内容の再点検、全面リフォーム、カバー工法の検討

定期点検は、住宅会社や専門業者のメンテナンススケジュールに沿って行いましょう。特に塗膜のチョーキング現象やシーリングの剥離、サイディングの反り、ひび割れは、劣化のサインです。

異常が見つかった場合は、早めに補修を検討してください。

日常的にできる簡単なメンテナンス

  • 外壁の水洗い
    • 年1~2回、ホースや柔らかいブラシで表面の汚れやカビを落とす。高圧洗浄は塗膜を傷めるので避ける。
  • 目視点検
    • 月1回程度、外壁全体をぐるりと見て、ひび割れ、剥がれ、色あせ、シーリングの隙間がないか確認。
  • 雨樋や排水口の掃除
    • 落ち葉やゴミ詰まりを定期的に除去し、雨水が外壁を伝わないようにする。
  • カビ・藻の早期除去
    • カビや藻を見つけたら、家庭用中性洗剤とブラシでやさしくこすり落とす。
  • バルコニー・窓周辺の点検
    • 雨漏りや水たまりがないか、サイディングの浮きや反りがないか確認。

築年数別メンテナンス計画

築年数推奨メンテナンス内容費用目安(参考)
1~5年定期点検、部分補修、洗浄0~3万円/回
6~10年塗装の再塗装、シーリング打ち替え80~150万円/30坪
11~20年部分張り替え、再塗装、下地診断20~60万円/部分補修
20年以上全面張り替え、カバー工法、大規模リフォーム200~300万円/30坪

※費用は目安であり、外壁の面積や劣化状況、地域によって変動します。

サイディングを長持ちさせるコツ

サイディング外壁を長く美しく保つためには、日々の小さなケアと定期的なプロの点検が欠かせません。

重要ポイント

  • 劣化のサイン(チョーキング、ひび割れ、シーリングの剥離、反りや浮き)を見逃さない
  • 異常を発見したら早めに専門業者に相談する
  • 定期的な洗浄や掃除で汚れやカビを蓄積させない
  • 塗装やシーリング工事は必ず信頼できる業者に依頼する
  • 台風や地震後は必ず外壁の状態をチェックする

日常的なメンテナンスと早めの対応が、サイディングの耐久性と美観を守る最大の秘訣です。

ボロボロのサイディングを補修するなら症状に適した業者を選ぼう

まとめ

サイディングの劣化症状は放置せず、状態に合った補修方法を選ぶことが大切です。

特に広範囲の劣化や構造に関わるトラブルは、実績豊富で信頼できる業者に相談しましょう。業者選びでは、施工実績や保証内容、口コミ評価などをしっかり確認し、複数社で比較検討することが失敗を防ぐポイントです。

サイディングの補修を検討されている方は、ぜひペイプロをご利用ください。ペイプロは、外壁塗装の専門業者を比較し紹介してくれる無料のマッチングサービスです。

厳選された優良な外壁塗装業者を紹介しているため、サイディングの補修に対応している業者も揃っています。ご相談は無料で行っておりますので、お気軽にお問い合わせください!

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