長岡市の外壁塗装は、市の「一般住宅リフォーム補助金」の対象工事に含まれています。補助対象工事の一覧に「屋根、外壁の張替え・塗装」がはっきり明記されているためです。
ただし、令和8年度の受付は2026年7月5日消印分をもって終了しました。当初は11月30日までの予定でしたが、予算に達したため早期に締め切られています。
補助額は補助対象工事費の5分の1・上限5万円。対象は平成27年(2015年)12月31日以前に建築された住宅で、長岡市内に本社がある業者へ依頼することが条件です。
令和9年度の実施内容や受付時期は未公表です。受付が終わっている時期でも、外壁と屋根のセット施工で足場代を抑える、自然災害による損害があれば火災保険の補償内容を確認するなど、費用負担を抑える方法はあります。
この記事では、一級建築士監修のもと、長岡市・新潟県・国で外壁塗装に関わる制度を「外壁塗装が対象になるか」まで公式情報で整理し、申請の流れ・注意点、費用相場、そして市内業者の選び方までまとめて解説します。
監修者:山下 昭一

保有資格:一級建築士
早稲田大学理工学部を卒業後、大手設計事務所で腕を磨き独立。 その後、山下建築設計事務所として上場企業など大手企業の設計を担当。都知事登録第63906号を取得。ペイプロでは、一級建築士の視点から、施工主さまの業者選びを助ける情報を発信している。
公式サイト:https://www.elevator-exchange.jp/kaisha_gaiyou/

※本記事の情報は2026年7月時点のものです。補助金の受付状況・要件・金額は変更される場合があります。申請にあたっては、必ず長岡市公式サイトおよび担当窓口で最新の情報をご確認ください。
長岡市の外壁塗装は補助対象だが、令和8年度の受付は終了

長岡市には「一般住宅リフォーム補助金」があり、外壁塗装はその補助対象工事に含まれています。
市が公開している令和8年度のパンフレットには、補助対象工事の例として「屋根、外壁の張替え・塗装」がはっきり記載されています。
塗装が「ついでに認められる」のではなく、はじめから対象として名指しされている制度です。
まずは制度の全体像を、公式パンフレットの記載にそって整理します。
| 項目 | 令和8年度の内容 |
|---|---|
| 制度名 | 長岡市一般住宅リフォーム補助金 |
| 外壁塗装の対象可否 | 対象になる (補助対象工事に「屋根、外壁の張替え・塗装」と明記) |
| 補助額 | 補助対象工事費の5分の1・上限5万円 |
| 最低工事費 | 補助対象工事費が10万円(税込)以上 |
| 対象住宅 | 平成27年(2015年)12月31日以前に建築された住宅 |
| 施工業者 | 市内に本社がある法人、または市内に住民登録がある個人事業主 |
| 令和8年度の受付 | 2026年7月5日消印分で終了(当初は11月30日まで) |
| 窓口 | 長岡市 都市整備部 都市政策課 住宅政策班(0258-39-2265) |
令和8年度は2026年7月5日消印分で受付終了
令和8年度の申請受付は、2026年7月5日の消印分をもって終了しました。
当初の申請期間は令和8年5月11日から11月30日まででしたが、申請が予算額に達したため、期間の途中で締め切られています。
この補助金は郵送の消印日を基準にした先着順で受け付けられるため、申請が集中すると年度の途中で締め切られます。
予算を超過した日付の申請は、予算額を超えない範囲で抽選により交付予定者が決まる仕組みです。
令和9年度の実施は未定です。実施される場合に備えるなら、年度が明ける前から住宅の状態確認と業者比較を進め、募集要項の公表後に条件を確認してください。
| 項目 | 令和8年度のスケジュール |
|---|---|
| 申請期間 | 令和8年5月11日〜11月30日 ※2026年7月5日消印分で受付終了 |
| 申請方法 | 申請書・添付書類を郵送で提出 (当日消印有効) |
| 受付の順序 | 消印日を基準に先着順/ 予算超過日の申請は抽選 |
| 工事期間 | 交付決定日以後〜令和9年1月29日 |
| 報告期限 | 令和9年1月29日(期限厳守) |
補助額は工事費の5分の1・上限5万円
補助額は、補助対象工事費の5分の1で、上限は5万円です。
補助対象工事費が10万円(税込)以上の工事が対象になります。
ここで押さえておきたいのが、工事費が25万円を超えると補助額は上限の5万円で頭打ちになるという点。
外壁塗装は30坪の住宅で70万円以上かかるのが一般的ですから、実際にはほとんどのケースで一律5万円と考えて差し支えありません。
外壁塗装では上限額に達しやすい一方、受付期間内の申請、審査、交付決定後の契約・着工、期限内の実績報告をすべて満たす必要があります。
| 補助対象工事費 | 補助額 (工事費の5分の1・上限5万円) |
|---|---|
| 10万円 | 2万円 |
| 20万円 | 4万円 |
| 25万円 | 5万円 (ここで上限に到達) |
| 70万円 (外壁塗装の目安) | 5万円 |
| 120万円 (外壁+屋根の目安) | 5万円 |
※補助額は千円未満切り捨てなど、市の要綱にもとづいて算定されます。金額はあくまで目安です。
外壁・屋根塗装が対象工事に含まれる
市のパンフレットには、補助対象工事の例として「屋根、外壁の張替え・塗装」が明記されています。
多くの自治体では、外壁塗装は「断熱改修や耐震改修とセットでなければ対象外」という扱いになりがちです。
その点、長岡市の制度は塗装そのものが単独で対象になる、めずらしいタイプといえます。
さらに長岡市らしいのが、雪処理対策工事として「屋根の滑雪能力を高める張替え又は塗装」が挙げられている点。
雪が滑り落ちやすくなる塗装も、補助の対象として想定されているということです。
あわせて雨樋の塗装、ベランダの手すりや屋根の張替え、陸屋根の防水シート張替え・塗装なども対象に含まれます。
| 工事の区分 | 対象になる工事の例 |
|---|---|
| 屋根、外壁の改修 | 屋根、外壁の張替え・塗装 陸屋根防水シートの張替え・塗装 ベランダの床材・手すり・屋根の張替え 雨樋の張替え・塗装 |
| 雪処理対策工事 | 屋根の滑雪能力を高める張替え又は塗装 落雪式屋根構造への改造 屋根融雪装置の設置・改修 雪囲い・風除室、雪止めアングル等の設置 |
| 対象にならない例 | 車庫・カーポート、物置・ウッドデッキの設置 外構工事、壁面の緑化工事 非居住用家屋(車庫・納屋等)の改修 |
対象住宅と申請者の条件
対象になるのは、平成27年(2015年)12月31日以前に建築された住宅です。
築10年ほどが塗り替えの目安とされることを考えると、塗装を検討する時期の住宅は、多くがこの条件を満たします。
申請できるのは住宅の所有者本人のほか、所有者の配偶者や親子で、その住宅に住んでいる(住む予定の)方も含まれます。
共有名義の場合は、名義人のどちらか一方が申請する形です。
見落としやすいのが、過去にこの補助金を受けたことがある方・住宅は対象外という点。一度使うと、同じ住宅では二度目が使えません。
【申請前に確認したい条件】
- 平成27年(2015年)12月31日以前に建築された住宅である
- 専用住宅、併用住宅(住居部分が1/2以上)、分譲マンションの専有部分のいずれか
- 市内に住所があり、その住宅に住んでいる所有者(またはリフォーム後に市内へ住所を移す所有者)
- 所有者との関係が配偶者または親子である居住者・居住予定者も申請できる
- 過去に住宅リフォーム補助金を受けたことがない(申請者・住宅ともに)
- 市税の滞納がない
- 同一工事に対して他の補助金の交付を受けていない
長岡市内に本社がある業者への依頼が必要
施工業者は「市内に本社がある法人」または「市内に住民登録がある個人事業主」に限られます。
この制度の目的のひとつが、市内建築関連業者の受注機会を増やして地域経済を活性化することだからです。
つまり、市外に本社がある業者に依頼した場合、どれだけ工事内容が条件に合っていても補助金は使えません。
「長岡市に対応しています」と広告に書かれていても、本社が新潟市や他県にある業者は要件を満たさないということ。
申請時には見積書の写しを提出しますが、そこには施工業者の所在地が市内であることが確認できる記載が必要です。
さらに交付申請後に施工業者を変更することは原則できません。業者選びは、申請前に済ませておく必要があります。
【業者選びで注意したいこと】
- 「対応エリアに長岡市が入っている」だけでは要件を満たさない。確認すべきは本社の所在地
- 市役所は施工業者のあっせんができないため、業者は自分で探す必要がある
- 交付申請後の業者変更は原則不可(やむを得ない事情がある場合は都市政策課へ相談)
- 建設業を営む方が自分の会社で自宅を改修する場合は対象外
監修 山下昭一長岡市の制度は、外壁塗装が単独で対象になる点で全国的にもめずらしい部類です。
ただし補助額は上限5万円。制度に合わせて業者を妥協するより、まずは市内で信頼できる業者を見つけ、そのうえで使えるタイミングを狙うほうが、結果的に満足度は高くなります。
\補助金の対象になる市内業者か確認したい方へ/
長岡市の外壁塗装助成金を申請する流れと注意点


申請は郵送で行い、交付決定を受けてから契約・着工するのが絶対のルールです。
順番をひとつ間違えるだけで、条件を満たしていても補助金が受けられなくなります。
特に外壁塗装は、他の工事にはない「写真」の注意点があります。ここを知らずに進めると、申請そのものが受理されないことも。
申請から受給までの5ステップ
市内業者から見積もりを取り、工事の前に申請するところから始まります。
市の資料によると、申請書の審査は原則3週間以内。工事完了後の報告書の審査も原則3週間以内です。
申請から入金までは、工事期間を含めておよそ3か月前後を見ておくと安心です。
【申請から受給までの流れ】
- 市内業者から見積もりを取り、施工前写真を撮る
見積書は申請者宛て・施工業者の代表者名の記載があり、市内の所在地と工事内容がわかるものを用意します - 交付申請書兼同意書と添付書類を郵送する
氏名は自署、コピーではなく原本を送付。写真はA4用紙で提出します - 交付決定通知を受け取る(原則3週間以内)
この通知が届く前に契約・着工すると対象外になります - 契約・工事着手 → 工事完了 → 実績報告書を郵送する
領収書の写しと施工後写真を添えて、令和9年1月29日までに提出します - 確定通知を受けて請求書を提出し、補助金が振り込まれる
請求書の受領後、原則1か月以内に口座へ振り込まれます
※工事を中止・延期して期限までに実績報告ができない場合は、速やかに中止届の提出が必要です。届け出をしないと、今後同様の補助事業があっても申請対象外になります。
契約・着工は交付決定後
交付決定通知が届く前に契約・着工した工事は、補助の対象になりません。
市の要件にも「市から交付決定があった後に行う工事が対象」とはっきり書かれています。
これは補助金制度で最も多い失敗のひとつ。「先に工事を始めて、後から申請すればいい」は通用しません。
審査には原則3週間かかるため、工事を急いでいる方ほど、この待ち時間を工程に組み込んでおく必要があります。
交付決定通知の前に契約・着工すると、条件をすべて満たしていても補助金は受けられません。
「今なら足場が空いています」と着工を急がせる業者には注意してください。
補助金を使う前提なら、交付決定を待てるスケジュールを組める業者を選ぶことが大切です。
施工前・施工中・施工後写真を残す
外壁塗装では「施工中の写真」の提出を求められる場合があります。
市のパンフレットには、施工中写真が必要な工事例として「施工前後で色・デザインの変化に乏しいクロス張替え、壁や屋根等の塗替え」が挙げられています。
同じ色で塗り替えた場合、完成写真だけでは工事をしたかどうか判断できないためです。
つまり外壁塗装は、施工中写真が必要になりやすい工事の代表格ということ。
施工前写真にも決まりがあり、屋根・外壁工事は施工面をすべて撮影し、方角を書き添える必要があります。
写真が不足していると申請を受理してもらえないことがあるため、工程の写真を撮り慣れている業者かどうかは、想像以上に重要です。
| 写真の種類 | 市の要件 |
|---|---|
| 施工前写真 (申請時) | 補助対象とする施工予定箇所がすべて確認できるもの 屋根・外壁工事は施工面をすべて撮影し、方角を補記 A4用紙で提出 |
| 施工中写真 (実績報告時) | 施工前後で外観の変化が分かりにくい工事が対象 壁や屋根等の塗替えは該当しやすい コーキング・シーリングの打替えなども対象 |
| 施工後写真 (実績報告時) | 前後の比較ができるよう、施工前写真と同じ箇所を撮影 施工後の状態がはっきりわかるよう撮影 |
※不鮮明・暗い・撮影位置が遠いなど状態の確認が難しい写真、逆に寄りすぎて場所が特定できない写真は受理されないことがあります。写真が撮れない場合は、事前に都市政策課へ相談してください。
過去の受給歴・市税滞納・工事変更に注意
過去にこの補助金を受けたことがある方・住宅は、対象外です。
中古住宅を購入した場合など、以前の所有者が使っているかどうかがわからないことも。
その場合は、申請者本人が都市政策課(0258-39-2265)へ電話で照会できます。事業者が代わりに照会する制度も用意されています。
また、交付決定後に工事内容や工事箇所を変更することは原則認められません。
工事費が減額になれば補助金も減額されますが、増額になっても補助金は増えません。
【見落としやすい4つの注意点】
- 過去の受給歴/一度受けた方・住宅は再度使えない。不明なときは本人が都市政策課へ電話照会
- 市税の滞納/滞納があると申請できない
- 工事内容の変更/交付決定後の変更は原則不可。減額すれば補助金も減り、増額しても補助金は増えない
- 期限/実績報告が令和9年1月29日を過ぎると交付決定が取り消される



補助金を使うなら、写真の段取りができる業者かどうかが分かれ目になります。
施工中の写真は、工事が進んでしまえば二度と撮り直せません。見積もりの段階で「補助金を使いたい」と伝え、写真を残してもらえるか確認しておいてください。
補助金を待つべき?雪害・雨漏りがあるなら修繕を優先
令和9年度の実施は決まっていないため、上限5万円の補助金を前提に工事を先延ばしにするのは避けましょう。特に長岡市では、雪や凍結による外壁・屋根・雨樋の損傷を放置すると、下地まで傷んで補修費が増えることがあります。
| 住宅の状態 | 考え方 |
|---|---|
| 色あせ・軽いチョーキング | 雨漏りや下地の傷みがなければ、点検と相見積もりを進めながら次年度の情報を待つ選択肢があります。 |
| ひび割れ・シーリング破断・金属部の錆 | 雪解け水が入る前に専門業者へ診断を依頼し、補助金より修繕時期を優先します。 |
| 雨漏り・外壁の浮き・雪で雨樋が破損 | 被害が広がるおそれがあります。早急に点検と応急処置を相談してください。自然災害による損害なら、契約前に火災保険の補償内容も確認します。 |
訪問業者から損傷を指摘されても、その場で契約する必要はありません。写真と診断内容を受け取り、工事項目・塗装面積・塗料名・塗布回数・下地補修・保証内容を2〜3社で比較しましょう。
\今すぐ修繕が必要か判断できない方へ/
長岡市・新潟県・国の関連制度と併用して使える?


結論から言えば、長岡市・新潟県・国の関連制度は、どれも外壁塗装“単体”には使えません。
克雪すまいづくり支援事業も、木造住宅耐震改修費助成も、みらいエコ住宅2026事業も、それぞれ目的が別にある制度だからです。
新潟県にも「雪国型ZEH等導入促進補助金」がありますが、こちらは雪国型ZEHの新築や太陽光発電設備などの導入が対象で、塗装は含まれません。
つまり長岡市で外壁塗装に使えるのは、一般住宅リフォーム補助金がほぼ唯一の選択肢ということ。
とはいえ、耐震改修や断熱改修をあわせて検討している方には関係してきます。まずは対象可否を一覧で整理します。
| 制度名 | 外壁塗装の対象可否 | 補助額 | 令和8年度の状況 |
|---|---|---|---|
| 長岡市 一般住宅リフォーム補助金 | 対象 | 工事費の 1/5・ 上限5万円 | 7月5日 消印分で 受付終了 |
| 長岡市 克雪すまいづくり支援事業 | 対象外 (克雪住宅への改修が対象) | 融雪式 上限44万円 落雪式・耐雪式 上限33万円 | 受付 終了 |
| 長岡市 木造住宅耐震改修費助成 | 対象外 (耐震改修工事が対象) | 工事費の1/2・上限140万円 | 申込は10月30日まで |
| 新潟県 雪国型ZEH等導入促進補助金 | 対象外 (新築・設備導入が対象) | 雪国型ZEH 65万円 ほか | ZEH枠は 7月9日で受付終了 |
| 国 みらいエコ住宅 2026事業 | 条件付 (外壁の断熱改修は対象/塗装のみは対象外) | 最大100万円/戸 目安 | 実施中 |
克雪すまいづくり支援事業


この制度が対象にしているのは、融雪式・落雪式・耐雪式といった克雪住宅の新築・増改築・改良・購入だからです。
雪下ろしの負担や危険を減らすことが目的で、美観を保つための塗装とは目的がまったく異なります。
補助額は融雪式住宅で上限44万円、落雪式・耐雪式住宅で上限33万円。高齢者世帯やひとり親世帯などの要援護世帯は、それぞれ55万円・44万円に上がります。
なお令和8年度の受付はすでに終了しています。
屋根を落雪式の構造につくり替えるような工事を考えているなら選択肢に入りますが、塗り替えだけを考えている方には関係のない制度と考えて問題ありません。
| 対象工事 | 克雪住宅(融雪式・落雪式・耐雪式)の新築・増改築・改良・購入 ※外壁塗装は対象外 |
|---|---|
| 補助額 | 融雪式住宅:上限44万円 (要援護世帯 55万円) 落雪式・耐雪式住宅:上限33万円(要援護世帯 44万円) |
| 対象地域 | 長岡・越路・山古志・小国・栃尾・川口の各地域 |
| 申請期間 | 令和8年4月1日〜10月30日 ※令和8年度の受付は終了 |
| その他 | 市税の滞納がないこと/過去に補助金を受けた方・住宅は対象外 【フラット35】地域連携型の対象 |
木造住宅耐震改修費助成


対象は昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅で、耐震診断の総合評点が1.0未満と判定されたもの。
そのうえで、基礎や壁を補強して評点を1.0以上にする耐震改修工事が助成の対象です。
塗装は建物の耐震性能を上げる工事ではないため、この助成では対象になりません。
ただし耐震改修を考えているなら、外壁の足場を組むタイミングを合わせる価値はあります。
一般住宅リフォーム補助金の対象工事にも「外壁や内壁の改修に合わせて、筋交いや耐力壁等を有効に設置し、耐震性を高める部分補強」が挙げられています。
なお、こちらの助成は令和8年10月30日まで申込を受付中です(予算に達し次第締切)。
| 工事の区分 | 助成額 |
|---|---|
| 耐震改修工事 基礎や壁等を補強し評点を1.0以上にする | 工事費の1/2 (上限140万円) |
| 部分補強工事 1階就寝室を中心に補強し1階の評点を1.0以上にする | 工事費の1/2 (上限100万円) |
| 防災ベッド・耐震シェルター等設置 | 工事費の1/2 (上限40万円) |
※部分補強工事・防災ベッド等の設置は、65歳以上の方を含む世帯または障害者を含む世帯に限られます。工事着手前の申請が必要で、令和9年1月20日までに工事を終える必要があります。
みらいエコ住宅2026事業


みらいエコ住宅2026事業は、外壁の断熱改修なら対象になりますが、塗装だけでは対象外です。
この事業は、2026年1月に受付を終えた「子育てグリーン住宅支援事業」の後継にあたる国の制度。
環境省・国土交通省・経済産業省の3省が連携して実施しています。
補助の対象になるのは、床・壁・天井などの躯体の断熱改修です。
外壁に断熱材を入れる、断熱パネルを施工するといった工事なら対象になり得ますが、一般的な塗り替え塗装は対象になりません。
遮熱塗料を使った場合も、断熱改修とは扱いが異なります。
原則として平成28年(2016年)12月31日以前に新築された住宅が対象で、申請は登録事業者が行う仕組みです。
【外壁塗装との関係を整理すると】
- 外壁の断熱改修(断熱材の設置など)→ 対象になり得る
- 一般的な塗り替え塗装のみ → 対象外
- 遮熱塗料を使った塗装 → 断熱改修とは別扱い
- 断熱改修とあわせるなら、長岡市の補助金と工事箇所を分けて申請する必要がある
同じ工事への重複受給はできない
同じ箇所の工事に対して、複数の補助金を受け取ることはできません。
市の資料には「一つの窓工事に対し、国の補助金と市の補助金を同時に受け取ることはできません」という例が示されています。
ただし、一つの家で、まったく別の工事に対してそれぞれ補助を受けることは可能です。
市の例では「窓工事は国の補助金、屋根工事は市の補助金」という組み合わせが認められています。
この場合、見積書でそれぞれの補助金の対象工事を明記しておく必要があります。
外壁塗装と断熱改修を同時に行うようなケースでは、見積書を工事箇所ごとに分けて作ってもらえるかどうかが実務上の分かれ目になります。
補助金の申請に慣れた業者であれば、この分け方を前提に見積書を用意してくれます。
| ケース | 可否 |
|---|---|
| 同じ窓の工事に、国と市の補助金を両方使う | できない |
| 窓工事は国の補助金、屋根工事は市の補助金を使う | できる ※見積書で対象工事を明記すること |
| 同じ外壁塗装に、市の補助金と他の補助金を重ねる | できない |



制度を組み合わせたいときほど、見積書の作り方が重要になります。
工事箇所ごとに金額が分かれていない見積書だと、どの工事にいくらかかったのか市が判断できません。補助金を使う予定があるなら、その旨を最初に伝えて見積書を作ってもらってください。
長岡市の市内業者要件を満たす塗装店「株式会社ペイント・サイトウ」


補助金を使うなら、長岡市内に本社がある業者から選ぶ必要があります。
その条件を満たす市内の塗装店のひとつが、長岡市に本社を置く株式会社ペイント・サイトウです。
長岡市に本社があり制度要件を満たしている
本社は長岡市下柳、事務所は長岡市福道町にあります。
一般住宅リフォーム補助金の「市内に本社がある法人」という要件を満たす業者です。
ペイプロの掲載情報では、対応サービスとして助成金対応が挙げられています。
補助金を使いたい場合は、補助対象の箇所を分けた見積書を作ってもらえるか、施工前・施工中・施工後の写真を残してもらえるかを、見積もりの段階で相談してみてください。
この2点は、申請が受理されるかどうかを左右する実務的なポイントです。
年間180棟以上・自社職人による施工
姉妹店の有限会社斎藤塗装店を含めたグループ全体で、年間180棟以上の施工実績があります。
斎藤塗装店は公共事業にも携わってきた会社で、個人住宅を専門に手がけるために設立されたのがペイント・サイトウです。
職人を自社で雇用しているため、下請けに出す場合の中間マージンがかかりません。
一級塗装技能士のほか、有機溶剤作業主任者・足場組立作業主任者・石綿作業主任者などの資格保有者が在籍しています。
最長10年保証・診断サービスに対応
工事内容に応じて最長10年の保証を用意し、保証書を発行しています。
塗料メーカーの品質保証はシリコン塗料で8年、フッ素系塗料で10年。アステックペイント・日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研などの製品を扱っています。
ドローン診断・劣化診断・カラーシミュレーションにも対応し、ショールームもあります。
塗装後に気になる箇所が出たときも、地域密着だからこそ点検・補修にすぐ動ける体制です。
| 会社名 | 株式会社ペイント・サイトウ |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役 斎藤 正安 |
| 所在地 | 〒940-2013 新潟県長岡市下柳2丁目6-8 (事務所)〒940-2053 新潟県長岡市福道町725番地 |
| 電話番号 | 0258-86-7915 |
| 創立 | 1988年8月 |
| 従業員数 | 16名(2026年2月現在) |
| 許可番号 | 新潟県知事(般-3)第42512号 |
| 保有資格 | 一級塗装技能士/二級塗装技能士/有機溶剤作業主任者 足場組立作業主任者/石綿(アスベスト)作業主任者 |
| 営業時間 | 7:30〜17:30(定休日:日曜日) |
| 対応エリア | 長岡市を中心に中越エリア (三条市/柏崎市/小千谷市/加茂市/十日町市/見附市/魚沼市/南魚沼市 ほか) |
| 加盟組合 | 一般社団法人 日本塗装工業会 会員 一般社団法人 エコ・ウレックス工業会 正会員 長岡塗装組合 組合員 |
| 公式サイト | https://www.painting-saito.jp/ |
私が取材しました!



ペイント・サイトウさんは長岡市に本社があるので、補助金の市内業者要件をそのまま満たせます。
自社の職人さんが施工していて、資格保有者も在籍。補助金を使いたいことを最初に伝えておけば、見積書や写真の段取りも相談しやすいはずです!
\住宅の状態と見積もりを相談/
長岡市の外壁塗装費用の相場とできるだけ安く抑える方法


長岡市の外壁塗装は、30坪の住宅でおよそ70〜120万円が目安です。
補助金の上限が5万円であることを考えると、費用を左右するのは制度より業者選びと工事の組み立て方だとわかります。
特に長岡は雪と湿気の影響を受けるため、他の地域にはない費用の変動要因もあります。
外壁塗装の費用目安
塗料のグレードによって、30坪で70万円台から150万円前後まで幅があります。
塗料代そのものは工事全体の2割程度。残りは足場代・人件費・下地処理などが占めます。
そのため「安い塗料に変えれば大幅に安くなる」わけではありません。
| 塗料のグレード | 費用目安 (30坪・外壁) | 耐用年数の目安 |
|---|---|---|
| ウレタン系 | 約60〜80万円 | 約8〜10年 |
| シリコン系 | 約70〜90万円 | 約10〜15年 |
| ラジカル制御型 | 約80〜100万円 | 約12〜15年 |
| フッ素系 | 約100〜130万円 | 約15〜20年 |
| 無機系 | 約120〜150万円 | 約20〜25年 |
※地域・建物の状態・足場の掛けやすさなどの条件により異なります。実際の金額は必ず現地調査のうえ見積もりで確認してください。
参考までに、市内業者の実際の価格帯も見ておきます。
ペイント・サイトウが公開している塗料別プランは、32坪・140㎡が目安で、破風・足場・水切り・軒・樋といった付帯工事をすべて含んだ金額です。
| プラン | 価格目安(税別・140㎡) | 使用塗料と期待耐用年数 |
|---|---|---|
| 外壁バリュープラン | 69.8万円〜 | シリコンREVO1000/13〜16年 |
| 外壁ハイグレードプラン (同社の標準プラン) | 76.8万円〜 | 超低汚染リファイン1000Si-IR/15〜18年 |
| 外壁プレミアムプラン | 90.4万円〜 | 超低汚染リファイン1000MF-IR/20〜24年 |
| 外壁超耐候性無機プラン | 96.4万円〜 | 超低汚染リファイン1000無機-IR/25〜28年 |
雪害・凍害・金属部補修で費用が変わる
長岡の外壁塗装で費用が上振れしやすいのは、雪と水分が原因の傷みを直す工程です。
気象庁の平年値を見ると、長岡の気候が塗装にとってどれだけ過酷かがはっきりします。
| 項目 | 長岡 | 参考:横浜 |
|---|---|---|
| 年間降水量 | 2,349.3mm | 1,730.8mm |
| 年間日照時間 | 1,493.9時間 | 2,018.3時間 |
| 年間降雪量の合計 | 477cm | - |
| 最深積雪 | 89cm | - |
| 年平均気温 | 13.3℃ (最寒1月 1.6℃/最暖8月 26.2℃) | 16.2℃ |
降水量は横浜の1.4倍近くあり、日照時間は4分の3ほどしかありません。
濡れている時間が長く、乾きにくい。これが長岡の外壁が置かれている環境です。
そのうえで冬は最寒月の平均気温が1.6℃まで下がり、年間の降雪量は477cmに達します。
外壁材やひび割れに入り込んだ水分が凍って膨張し、溶けてまた凍る。この繰り返しが凍害で、塗膜の剥がれや外壁材の欠けにつながります。
雪の重みや落雪で、雨樋・雪止め・幕板といった金属部が傷んだり錆びたりするのも雪国特有です。
こうした補修が必要になると、その分の費用が上乗せされます。逆にいえば、見積もりを比べるときは下地補修や金属部の錆止めがきちんと項目に入っているかが確認ポイントになります。
【長岡で費用が変わりやすいポイント】
- 凍害による下地補修/ひび割れ・欠け・剥がれの補修が増えるほど費用が上がる
- 金属部の錆補修/雨樋・雪止め・幕板の交換や錆止めが必要になることがある
- コケ・カビの除去/日照が少なく湿気がこもる面ほど発生しやすく、洗浄の手間が増える
- 施工時期/気温5℃未満・湿度85%以上・雨天は塗装ができず、冬季は工期が延びやすい
外壁と屋根を同時施工する
外壁と屋根をまとめて塗ると、足場代を1回分に抑えられます。
足場代は20万円前後かかるのが一般的で、工事費の中でも大きな割合を占めます。
別々の時期に工事をすれば、その都度足場を組むことになり、二重に払うことに。
長岡の場合、屋根は雪の影響を直接受けるため、外壁より先に傷んでいることも多いです。
外壁の塗り替えを考えるタイミングで、屋根の状態もあわせて診てもらってください。
市の補助対象工事にも「屋根、外壁の張替え・塗装」と両方が挙げられているので、同時に行っても補助の対象から外れることはありません。
耐用年数と総費用で塗料を比較する
塗料は「1回の金額」ではなく「1年あたりの費用」で比べると判断しやすくなります。
安い塗料は初期費用を抑えられますが、そのぶん塗り替えの回数が増えます。
塗り替えのたびに足場代がかかることを考えると、長い目では高耐久の塗料のほうが安くつくケースも。
| 塗料 | 費用の目安 | 耐用年数 | 1年あたりの費用 |
|---|---|---|---|
| ウレタン系 | 約70万円 | 約8〜10年 | 約7.0〜8.8万円 |
| シリコン系 | 約80万円 | 約10〜15年 | 約5.3〜8.0万円 |
| フッ素系 | 約115万円 | 約15〜20年 | 約5.8〜7.7万円 |
| 無機系 | 約135万円 | 約20〜25年 | 約5.4〜6.8万円 |
※費用目安を耐用年数で割った参考値です。実際は建物の状態・立地・メンテナンスの有無により変わります。
長岡のように塗装できる季節が限られる地域では、塗り替えの回数を減らせること自体にも価値があります。
汚れが付きにくい低汚染タイプの塗料は、雨が多く日照が少ない環境では特に効果を実感しやすい選択肢です。
自然災害による損害は火災保険の対象になる場合がある
雪や風による損害であれば、火災保険が使える場合があります。
多くの火災保険には風災・雪災の補償が含まれており、長岡のような豪雪地では現実的な選択肢です。
雪の重みで雨樋が壊れた、落雪で外壁や雨戸が破損した、強風で屋根材がめくれた。こうしたケースが該当します。
ただし、経年劣化による色あせやチョーキングは対象外です。
「保険で無料になります」と断言して契約を迫る業者には注意してください。保険が下りるかどうかを決めるのは保険会社です。
【火災保険を使うときの確認事項】
- 対象は自然災害(風災・雪災など)による損害。経年劣化は対象外
- 損害を受けたら、修理前に写真を撮って記録しておく
- 保険証券で風災・雪災の補償内容と免責金額を確認する
- 申請の期限は損害発生から3年以内が一般的
- 「必ず保険が下りる」と断言する業者、高額な手数料を求める業者には注意する



相場はあくまで目安です。同じ30坪でも、下地の傷み具合や足場の掛けやすさで金額は変わります。
大切なのは、複数社の見積もりを「金額」ではなく「工事の中身」で見比べること。特に長岡では、下地補修と金属部の錆止めが項目に入っているかを必ず確認してください。
長岡市の外壁塗装助成金に関するよくある質問


最後に、長岡市の外壁塗装助成金について、検討中の方からよく寄せられる質問をまとめました。



補助金の話を持ちかけて契約を急がせる業者には、特に気をつけてください。
制度を正しく理解している業者なら、交付決定を待つ必要があることを最初に説明してくれます。逆に「すぐ着工できます」と言いながら補助金も使えると話す業者は、制度を理解していない可能性があります。


まとめ|長岡市の外壁塗装は「補助金の要件確認+市内業者選び」で賢く


長岡市の外壁塗装は、市の一般住宅リフォーム補助金で工事費の5分の1・上限5万円の助成を受けられます。
補助対象工事に「屋根、外壁の張替え・塗装」が明記されており、塗装単体で使える点は全国的にもめずらしい制度です。
ただし令和8年度の受付は、2026年7月5日消印分で終了しました。令和9年度の実施は未定ですが、募集に備えるなら年度が明ける前から点検と業者比較を進めると余裕を持って判断できます。
そして忘れてはいけないのが、施工業者は長岡市内に本社がある業者に限られるという条件。
「対応エリアに長岡市が入っている」だけでは要件を満たしません。
年間降水量2,349.3mm、年間降雪量477cmという長岡の環境では、下地の傷みや金属部の錆が費用を左右します。
制度の5万円より、工事の中身を見比べることのほうが、結果的に大きな差になります。
【この記事のまとめ】
- 長岡市一般住宅リフォーム補助金は外壁塗装が対象。補助額は工事費の5分の1・上限5万円
- 令和8年度は2026年7月5日消印分で受付終了。令和9年度の実施内容・受付時期は未定
- 対象は平成27年12月31日以前に建築された住宅。過去に受給した方・住宅は対象外
- 施工業者は市内に本社がある法人等に限られる。交付申請後の業者変更は原則不可
- 契約・着工は交付決定後。塗装は施工中写真が必要になりやすい
- 克雪すまいづくり・耐震改修助成・みらいエコ住宅2026事業は、いずれも塗装単体には使えない
【今日からできる3ステップ】
- 外壁の状態を写真で記録する
ひび割れ・剥がれ・コケの箇所を撮っておくと、見積もりの相談がスムーズです - 火災保険の証券を確認する
風災・雪災の補償が付いているか、免責金額はいくらかを見ておきましょう - 市内業者2〜3社に現地調査を依頼する
補助金を使いたい旨を伝え、対象箇所を分けた見積書を出してもらいます
\長岡市の地元塗装店へ直接相談/


※本記事の情報は2026年7月時点のものです。補助金の受付状況・要件・金額は変更される場合があります。申請にあたっては、必ず長岡市公式サイトおよび担当窓口(都市政策課 住宅政策班 0258-39-2265)で最新の情報をご確認ください。








